●秋まき夏秋どり :春扇、羽緑、夏扇、ホワイトスター、関羽、夏一心、吉蔵、東京夏黒など
●春まき秋冬どり :冬扇、ホワイトスター、金長、元蔵、東京冬黒、宏太郎、十国、石倉など
その他、晩ネギでは5~6本に分けつする「春川おく太」、汐止晩生葱など
●葉ネギ :夏っこ、冬っこ、九条太、小夏、小春、剣舞、黒千本など
●根深ネギ
育苗箱か発泡スチロールの空き箱に培土を入れ、そこにばらまきするか、10cm間隔に条まきします。
タネが見えなくなる程度に薄く土をかけ、その上を軽くおさえて、目の細かいジョウロでかん水し、乾燥を防ぐために、濡れ新聞紙をかけておきます。
タネまき後、10日もすると発芽します。本葉1~2枚になったら、0.5cm~1.0cm間隔に間引きます。
●葉ネギ
10~15日間隔で、畑に直接条まきしておくと、収穫が途切れず、楽しめます。
苗の草丈が20~30cm程度になったら、深さ15cm、幅20cm程の溝を切り、株間3cm間隔に植え付けます。
株元に軽く土をかけて、倒れないように抑えます。
活着したら、少量の肥料を植え溝に施します。
ネギは肥やけを起こしやすいので、肥料を一度にたくさん施すのは禁物です。
例えば、根深ネギは4回ほど追肥をします。最初は根づいた後、1㎡当たり60gほどの肥料を肩の部分にまき、土と軽く混ぜ込み、土寄せします。
その後も1か月ごとに同量を施し、そのつど土寄せをします。
土寄せは6~7cm程度で、最後は葉のつけ根まで高く土寄せして、軟白をすすめます。
軟白に要する日数は、8月どりで20日程度、11月以降は40日くらいです。収穫時期から逆算して土寄せします。
●主な害虫
ネギアブラムシ、ネギアザミウマ、ネギコガ、ネギハモグリバエ、シロイチモジヨトウ、ネダニ類、ヨトウムシ
●主な病害
べと病、黒斑病、さび病、萎縮病
左から上から ネギアブラムシ / アザミウマ (左右とも 提供 :梶原敏宏氏)
さび病 (提供 :梶原敏宏氏)