栽培のポイント
●連作を嫌います。排水のよいところを選びましょう
●酸性の土を嫌うので、石灰質肥料を十分施します
●リン酸・カリ肥料を多く施用しましょう
●茎葉に充分光が当たるようにします
●生育が進み過ぎた株は耐寒性が弱く、厳寒期に枯死する場合があります。特にスナップエンドウは絹さやよりも寒さに弱いので、注意が必要です
品種
●絹さやエンドウ :成駒三十日、あづみ野30、兵庫絹莢、絹小町、スジナイン など
●スナップエンドウ :グルメ、ジャッキー、スナック、スナック753 など
栽培ごよみ
(中間地)
畑の準備
タネまき
タネは1㎡あたり3~5mlほど準備します。
株間30cmおきに、1穴に4~5粒ずつ点まきし、2~3cmの厚さに土をかけます。
すじまきの場合は、タネを5cmおきにまき、土をかけます。
土寄せ
1回目は12月中旬ころ、除草を兼ねて5cm程度の高さに土寄せします。
2回目は3月上旬ころ、やや高く土寄せします。
仮支柱
強風対策として、草丈5~7cmくらいになったら仮支柱を立て、さらにワラや防虫ネットなどで囲みます。
間引き
3月中旬ころに、生育の悪い株を株元で切断して、2本立てにします。
支柱立て・整枝・誘引
3月中旬ころの気温上昇に伴い、草丈が伸び始めたら、ベッドの両側に支柱を立てます。ロープを張り、倒伏を防止します。

生育が進むにつれて、分けつして側枝の発生が多くなります。
そのままにしておくと風通しと日当たりが悪くなるので、遅くでてきた枝は適宜取り除きます。
追肥
1回目の追肥は、4月の開花直前から開花初めに、2回目は開花の盛りに、有機化成肥料を1㎡あたり100gほど株の周辺に施します。
収穫
4月下旬から収穫でき、5月上旬頃が盛りです。実が大きくならないうちに収穫します。
一般に、開花後20日前後で収穫できます。
スナップエンドウは甘くて柔らかく、収穫量が多いので、家庭菜園向きです。