2022.11.21
農林水産省は、令和3年5月に食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現する「みどりの食料システム戦略」を策定し、その実現に向けて令和4年7月に「みどりの食料システム法」を施行しました。この法律に基づき、環境負荷の低減に取り組む農業者や関連事業者の計画を認定し、税制・融資等の支援措置を行っています。
本技術カタログ紹介では、環境負荷の低減に取り組む農業者の皆様に役立つ技術を毎月ご紹介していきます!
今回ご紹介するのは、「直線作業アシスト装置(GPSを使わない安価なトラクタの自動操舵装置)」です。
スマート農業機器は高価なものが多く、導入コストが高いことが普及上の課題になっています。
本装置は、GPSの代わりにカメラを使用することで低価格化を実現しました。既存のトラクタ(写真①)に必要機器(写真②-④)を後付け装着する構成で、前方の風景と地面を単眼カメラ1台で撮像し、その画像を画像処理ユニットで解析して、最適な操舵角を計算し、ステアリングを自動制御します。
また、操作パネルのスイッチを押すだけで、自動操舵が簡単に開始でき、習熟も容易となっています。
商品名「スマートアイドライブ」として販売中で、費用は40万円台です。
みどりの食料システム戦略」技術カタログは、11月8日に「Ver.2.0」へ更新しました。Ver.2.0では、これまで公開していた近年開発された技術(167件)に、近い将来利用可能となる開発中の技術(81件)を追加しています。
農林水産省
「みどりの食料システム戦略」技術カタログ紹介:生分解性マルチのご紹介
この記事は、農林水産省政策情報APIを利用して取得した情報をもとに作成していますが
サービスの内容は農林水産省によって保証されたものではありません。