【宮城県東松島市】KSASを使って調査をしています
2017年05月09日
宮城県東松島市の取り組み(平成29、30年度)
ICT(KSAS)の実証調査について
全国農業システム化研究会では、平成26年度から、ICT技術(KSAS)の活用により、大規模稲作経営体における新たな経営支援システムを構築し、圃場管理の効率化や蓄積データを活用し、これら大規模経営支援システムの構築と経営改善への有効活用方策に関する検討を行っています。ここでは、宮城県の実証内容について紹介します。
調査の目的とねらい
担当農家は、100ha規模の経営体であり、規模拡大に伴い、ほ場管理やほ場毎の特性を踏まえた栽培や作業計画の作成が難しくなっている。また、農産物に付加価値を取り込むため、農産加工処理施設を建設し、自社生産の農産物を加工・販売しているが、このうち小麦については、ほ場や地域毎の収量と品質にばらつきがあり、その安定化が課題となっている。
そこで、ICTを活用したほ場管理システムと収量食味計機能付きコンバインの導入により、作業の効率化と小麦の収量・品質の安定化を目指す。
①2年3作体系の水稲作と3年4作体系の子実トウモロコシ作後の小麦栽培における収量とタンパク含有率を比較し、子実トウモロコシ導入による収量・品質の向上効果を検討する。
②小麦ほ場毎の収量とタンパク含有率を把握し、翌年以降の施肥設計や栽培計画を作成し、収量・品質を向上させる。
調査内容
●平成29年度
生育調査、作業時間、使用薬剤、施肥量、収量・品質等
ICT導入による作業の効率化の検証
●平成30年度
生育調査、作業時間、使用薬剤、施肥量、収量・品質等
・ICT導入による作付改善の検証
・ICT導入によるほ場特性の把握
・前作の違いによる収量・品質向上効果の検証
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