省エネ・環境負荷低減のニーズに応えるトラクタを新発売
2010年07月15日
(株)クボタはこのたび、省エネ、環境負荷低減のニーズに応える大規模担い手農家向けの「ニュースーパーシナジーシリーズ」と、トラクタユーザーの中核層向けの「キングウェルアール シリーズ」を発売します。
また、創業120周年を記念した特別仕様車も同時発売いたします。
- 【商品名】
- クボタ乗用トラクタ
・「ニュースーパーシナジー シリーズ」(80~95馬力、6型式)
・ 「キングウェルアール シリーズ」(24~34馬力、13型式)
・「特別仕様車 ブルスターエクストラ」(17馬力、1型式)
- 【発売日】
- 平成22年7月1日
- 【開発の狙い】
- ○近年、国内では食料自給率、食の安全・安心、環境保全などへの関心が高まっており、トラクタをはじめとする農業機械にも作業効率・精度の向上、省力化だけでなく、燃油代の高騰や環境意識の高まりを背景とした省エネ、環境負荷低減などのニーズが強くなっています。
- ○これらのニーズに応えるために、オペレーターの省エネ運転をサポートする機能を新たに採用しました。 また、パワクロ※を改良したことで、高能率且つ高精度のパワクロのメリットを発揮しつつ、走行騒音、振動を低減し快適性を高めました。 ※後輪がクローラ形式のトラクタで、広い接地面積による高いグリップ力で安定感があり、優れた牽引力で効率的で精度の高い作業ができます。また、接地圧が低く土を踏み固めないので良い土を作れるなどの利点を備えつつ、4輪ホイル機と同等の軽快さと操作性、走行性能を有しています。
- 【主な特長】
- <ニュースーパーシナジー シリーズ、キングウェルアール シリーズ共通>
- ○エネ運転サポート機能を新採用
- (ニュースーパーシナジー シリーズ))
・瞬間燃費、平均燃費、燃料総消費量を表示できる「燃費計」を採用。これまで経験や勘に頼っていた省エネ運転を見える化し、実数値をもとに状態を確認しながら作業ができます。
・設定したいエンジン回転数にスイッチ1つでセットできる「エンジン回転メモリ」や、旋回時、作業機を上昇させると回転数が自動で下がり、作業機を下降させると元の回転数に戻る「eアシスト旋回」、エンジン回転の上限をダイヤル1つで簡単に設定できる「エンジン回転上限設定」を採用。エンジン回転数のコントロールで、省エネ運転をサポートします。 - (キングウェルアール シリーズ)
・エンジン出力の余裕度と燃料消費状況をメーターパネルに表示し、より省エネ運転できることを知らせる「eガイド機能」を新採用しました。
・燃料1リットル当りの作業可能距離を燃費グラフ(eマーク)と数値で表示することにより、今まで感覚に頼っていた省エネ運転を見える化し、燃料の節約、作業効率の向上ができます。 - ○新改良のパワクロで快適な乗り心地と高効率・高精度な作業を実現
クローラとスプロケット(※1)の金属部分が接触しない駆動構造と上下振動を低減するラグパターン(※2)に変更したことにより、走行騒音、振動を大幅に低減。快適な乗り心地を実現しました。
※1 スプロケット:動力を伝える歯車
※2 ラグパターン:クローラ表面の凸部の形状
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