イネ栽培を中心に、小田農場(新潟市南区)の日常や地域の 出来事をお伝えします。

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◆2009年3月

これからの米作りと若者への期待

2009.03.30

 米の世界は非常に厳しい状況にあります。これからは、むしろ切なさが加わってくるのではないでしょうか。「食育」や米粉、エタノール米などへの期待もありますが、その一部分だけが広がり過ぎて、問題点と弱さが表れているのではと思われます。

小田農場の米づくりと経営について語る


 基本的には、米そのものを、米づくりというものを、どうアピールしていくかにあり、生き様としての農業と、商売(生業)としてのスタンスを、どう取り戻していくかにかかっています。
 いい時もあれば、悪い時もありますが、そのスタンスを取り戻した時に、お米にも明るい世界が見えてくるのではないでしょうか。特に、今の若い人達は、この生き様というものを何となく感じているのでは。そのような若い人たちに期待しています。


 消費者の方々とは、これからもまじめで粘り強いお付き合いをし、直接支持してくださる消費者との接点を大事にしていきながら、米づくりと農場の経営に取り組んでいきたいと考えています。

  


 昨年の4月から「小田農場の米作り イネ栽培ブログ」をお届けしてきましたが、今日で最後となりました。名残り惜しい気がします。
 皆さんにブログをお届けすることで、私自身も米づくりを見直すことが出来た貴重な一年となりました。本当にありがとうございました。


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いよいよ種子の準備~今年の米作り始まる

2009.03.27

 3月23日(月)に水稲種子の消毒を行いました。また新たな米づくりの1年が始まります。
 今回は、種子消毒から田植えまでの一連の作業予定を追ってみます。

 3月22日(土)にクリーンな種籾を8kgずつ計量し、袋に入れて準備をしました。
 用意したのは、コシヒカリが23袋、こしいぶきが4袋、酒米の五百万石が5袋、モチのわたぼうしが5袋の計37袋です。

種子を8kgずつ袋にいれる  消毒した種子を取り出す
左 :種子を8kgずつ袋にいれる / 右 :消毒した種子を取り出す


 3月23日(月)の作業は、塩水選(比重選)。浮き上がってきた籾を取り除き、再び袋に入れ、テクリードCフロアブルの200倍液に浸種しました。
 3月24日(火)は、WBCの決勝で日本が韓国に競り勝った試合に酔いしれました。
 

 3月25日(水)午前に、タンクから袋を取り出し、2日間ほど風乾しました。
 4月11日の夕方か12日の朝に、催芽(芽出し)を予定しています。生物薬剤の「モミホープ」を使用し、28℃で24時間浸漬します。これを半日ほど乾燥させ、4月14日に播種する予定です。
 田植えは、例年どおり、5月3日頃からとなります。

2日間ほど風乾する  春耕を待つほ場 この田ではコシヒカリを減農薬減化学肥料で栽培する
左 :2日間ほど風乾する / 右 :春耕を待つほ場 この田ではコシヒカリを減農薬減化学肥料で栽培する


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ひなまつりコンサート

2009.03.12

 春の彼岸の前後にコシヒカリの種子消毒を行う予定です。いよいよ今年の米づくりが始まろうとしています。この様子は後日お伝えしますが、今日は楽しい話題を。

 新潟市南区白根の小林地域コミュニティ協議会の一員として、安全で安心できる地域づくりの活動に参加しています。この小林コミュ協が、3月8日(日)に「第2回春待ちわびて 小林コミュ協 ひなまつりコンサート」を開きました。

第2回春待ちわびて 小林コミュ協 ひなまつりコンサート 開宴のことばと司会を担当しました
左 :第2回春待ちわびて 小林コミュ協 ひなまつりコンサート / 右 :開宴のことばと司会を担当しました


 昨年初めての開催が大好評で、入りきれなかったので、今年は広い会場を借りました。
 この日は快晴で、とても暖かい日となり、150人の方がコンサートを楽しんでくれました。

都山流尺八本曲「岩清水」を演奏する朝倉劫山さん  琴と三味線、尺八で源氏物語「夕顔」の巻を弾き語る
左 :都山流尺八本曲「岩清水」を演奏する朝倉劫山さん / 右 :琴と三味線、尺八で源氏物語「夕顔」の巻を弾き語る


 演奏したのは、「グループにいがた」という和楽器のメンバーの4人の方々です。
 リーダーの朝倉刧山さんはお寺の住職さんで、尺八とお話の担当。3人の女性演奏者は、三味線・17絃・琴と楽器を取り換えながらの演奏でした。いずれもお弟子さんがおられるような方ばかりです。


4人揃って豪華に「十和田の秋」を演奏  帰りに桃の花が贈られました
左 :4人揃って豪華に「十和田の秋」を演奏 / 右 :帰りに桃の花が贈られました


 コンサートは、皆さんご存じの名曲や源氏物語「夕顔」の巻の弾き語り、冬のソナタの挿入歌、和楽器によるジャズの演奏など趣向を凝らし、華やかな夢のようなひとときでした。
 ひなまつりとあって、参加の8割は女性の方々。受付では菓子袋がブレゼントされ、帰りには桃の花が贈られました。


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