佐伯栄養専門学校の「食育祭」に参加
2008.12.11
10月5日(日)に佐伯栄養専門学校(東京都大田区)で「食育祭」が開催され、参加しました。
この「食育祭」は、「食」をテーマに日頃の成果を発表する場で、学生さんが企画・運営をしています。佐伯バザー、食品加工体験、料理講習会、栄養相談コーナー、有機野菜販売、学生展示コーナーなどに、3回目となる今年は、約1000人が来場しました。
平成5年の大冷害の年から「お米」の産直を行ってきましたが、そのお客さんに、東京都の小・中学校の栄養士さんや調理師さんが、たくさんおられました。その縁から、佐伯栄養専門学校の直井和子校長先生とのお付き合いが始まりました。
それまでは愛媛県の地域法人や長野県のリンゴ農家と連携があったそうですが、そこに小田農場が「お米」と野菜で加わり、「食育祭」には当初から参加することになりました。
トラックが都心へ入れないため、今年はライトバンに米、野菜、白根特産の「しろねポーク」を満載して、前日に夫婦で上京しました。
「食育祭」の名物は「佐伯鍋」。屋外に大きな鍋を設置し調理しました(写真右上)。1時間足らずであっという間になくなりましたが、この材料は、味噌等を除き、野菜も「しろねポーク」も、小田農場から持ってきたものです。
豚汁の材料の他には、特栽米のコシヒカリともち米、米粉、ジャガイモ、さつまいも、長ねぎ、レタス、玉ねぎ、大根菜、かぶ、かぼちゃ、ホウレンソウなどの野菜、「しろねポーク」のこまぎれ、珍しいものでは川がになどを運び込み、学生と一緒になって販売したり、試食用のおにぎりを配ったりしました。
佐伯特製健康弁当や来賓の昼食にも、小田農場の材料が多く入っています。
食育祭では、ハロウィーンかぼちゃの人面づくりで子供たちとふれあい、学生さんと農業や食べ物について意見を交わしました。
写真
左 :
ハロ-ウインの人面づくりをしました (この日のためにハローウインパンプキンを栽培しました)。子供さんたちが真剣に見ています (背景は果物とお米、野菜の販売ブースです)
中 :完成作品です
右 :お米、野菜の販売風景
大田区の公報もあり、「食育祭」には年々参加者が増えています。
ただ、これまでのふれあいを通じて、消費者サイドは、お米や野菜の知識、有機栽培の実態などについて、とてもあいまいで、調理法についても多様性がないことを感じます。生産サイドからは、消費者への理解を得るPR活動がまだまだ足りないと痛感しました。
食育祭の写真は、佐伯栄養専門学校の有機野菜担当の長谷川吉美様のご協力によるものです