イネ栽培を中心に、小田農場(新潟市南区)の日常や地域の 出来事をお伝えします。

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◆2008年9月

コシヒカリの稲刈りを始めました

2008.09.17

 朝、ブタを出荷した後、11時30分頃からコシヒカリの刈り取りを始めました。
 小田農場の周りの田でも、一斉に稲刈りが始まっています。

刈り取り前の稲  4条刈りコンバインによる刈り取り
写真 左:刈り取り前の稲 / 右:4条刈りコンバインによる刈り取り


 稲の刈り取りは、出穂期の翌日からの平均気温の積算温度1000℃を目標としています。天候にもよりますが、この時期の平均気温はほぼ25度前後なので、40日が目途になります。出穂期が8月8日から数えて、この日は39日目でした。


 今年は、出穂期が平年より3日遅れた上に、4節、5節が伸び、稈長が長くなりました。穂も長くなったため、全体では昨年より10cmほど長くなりました。心配していたとおり、8月末の雨でかなり倒伏しましたが、その後は好天が続き、完全に倒れてはいないので、品質にはそう響かないと見ています。


刈り取り後のほ場    刈り取った籾を搬送する
写真 左:刈り取り後のほ場 / 右:刈り取った籾を搬送する
    

 刈り取りは、4条刈り36馬力のコンバインで、40aの圃場で約2時間かかります。順調にいけば、9月28日頃までに終わる予定で、収量は、昨年並みの540kgを見込んでいます。
 乾燥は、2基の乾燥機(1.で2ha分)を使い、仕上げ水分15%を目途として行います。

 乾燥後は、2基のタンクに貯留(合わせて3ha分、2日分で満タンとなる)した後、1.90mmのふるい目を用いて、調製作業を行います。

 当日は天気がよく、生籾の水分率は22.5%でした。乾燥温度を45℃とし、午後6時頃から乾燥を始めました。仕上がりは、翌朝の午前7時頃です。


運搬車から乾燥機に籾を張り付ける(乾燥機に入れる)   調製した玄米を袋詰をする(「こしいぶき」の調製)
写真 左:運搬車から乾燥機に籾を張り付ける(乾燥機に入れる) / 右:調製した玄米を袋詰をする(「こしいぶき」の調製)


積み上げた「こしいぶき」の玄米(30kg袋) 
写真 :積み上げた「こしいぶき」の玄米(30kg袋)


 その他の品種は、五百万石は、9月7日と8日に刈り取り。収量は、例年よりやや少ない520kgと見られます。
 わたぼうしは、9日から11日に刈り取り。例年600kgは取れるところ、いもち病の被害があり、540から550kgの見込み。
 こしいぶきは、12日から一昨日の15日まで刈り取り。出穂がやや遅れたが、粒数があり実りがよかったため、600kgが見込めます。


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