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淡路島でのカーネーション栽培のようすや、日々の出来事をお伝えします ▼プロフィールはこちら
実験中
2024.07.18
さて、定植を終えたハウスの中ですが、例年とは違う様相を呈している場所があります。
それはLEDの補光よる実証実験です。
今は日照時間が長いのですが、1年を通して1日16時間の日照時間をキープすることによって、品質収量が向上すると言われています。
菊において開花時期を調整する電照栽培とは、少し理由が違います。
昔は、いわゆる裸電球やナトリウム灯のようなもので補光を行っていたのですが...数十年前の文献やレポート等を見る限りでは、カーネーションでは、あまり効果が現れてるようには思えませんでした。
ところが近年、光の波長に注目し、遠赤外線や近赤外線を効果的に当てることによって、栽培に好影響を与えるということが、実証実験の中で明らかになってきました。
カーネーションにおいても、数年前からこういった取り組みの実験が行われており、かなり注目されています。
以前、愛知県の農業試験場に見学に行った中でも取り上げていましたが、あちらの施設でも、LEDを用いた実証実験を行っておられました。
今回の実証実験において、品質向上また増収の効果が見られることを期待しております。
イニシャルコスト・ランニングコストと合わせて計算し、増収増益の効果が見込めることが明らかになれば、結構な負担ではあるのですが、全室への導入も考えたいと思っております。