普及指導員が現場で活躍する日々をレポート
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大分県
塩崎洋一

普及職員協議会の支部別研修会

2020.08.12

 普及員の資質向上、スキルアップを目指しての研修は、どこでもされていることと思います。
 わが県でも、例年の各支部別(所属別)研修が行われました。
 今年度、自分が県の事務局を受けているからではありませんが、わが所属では、いつもと違うやり方(自分ではそう思っている)でやってみました。


 まず普及活動上の問題点を挙げて、それを「どうするか」という流れはやりませんでした。他の所属では、ほとんどがそうした指向でした。若手の悩みとか、ベテランと若手に別れてどうこうとか・・・
 それを否定はしないし、全く問題はないと思いますが、単に、それでは自分が物足りないだけだったからかもしれません。


 当事務所では、班分けして、司会進行とりまとめは若手にやってもらいました。これは、現場に出た際に、農家さんの組織作りや産地や組織の合意形成に役立つように、との思いからです。そして、テーマは「産地確立やブランド確立に向けて普及員は何をやるか」です。これを各部門でやってもらいました。米、肉、野菜、花、などなどです。時間の関係上、こちらが思うところまでは到達しなかった感じもありますが、おおよそ、普及が何するか、までは行き着いたようです。


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8割を超える参加でした。司会進行とりまとめをする若手には、何でも良いから自分の気になるブランドについて、なぜブランドになったのか、歴史や背景を事前に調べてもらい、なぜ自分がこれを気に入っているのかも出してもらいました。そして自分の関わる産品のブランド化、産地確立などをどうすればできるかを見ていく流れでした


 問題はここからです。何をするのか、机上では出そろいましたが、実際にそれをどのように、だれがやるのか。やった結果どうなるのか。やるべきことをやれば、その結果として目指すところに近づいていく、目的を達成する方向へ状況が変わっていくはずです。
 もし、そうした状況変化が生じないとすれば、目的そのものが現実的でないか、目的達成のためにやっていくこと、目の前の目標や行動が乖離しているのです。これをどのように進捗管理して積み重ねていくのか、など、具体的対策が出てくるはずです。この普及活動の進行管理はどうなっているのか、と。
 ある参加者の、「若手どころか、ベテランもスキルアップしなければならない」という意見に繋がって行きそうです。


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班ごとに温度差はありますが、やっぱり、こうやると、意見は出やすい。自分たちが研修している手法を、現場でもやってみよう!

塩崎洋一

大分県豊肥振興局で経営全般の普及活動を展開中です。大分県臼杵市生まれ、九州東海大学卒。昭和63年に畜産普及員で採用されました。実家は平成6年まで肥育農家でした。

徳島県
清水昇

新人普及員頑張る!

2020.07.20

 今回は、普及指導員をめざす入庁2年目の普及職員、片矢未来さんの活動を紹介します。
 美波農業支援センターは、近年管内出身の職員が多く、4年続けて地元に配置されています。
 「地元愛」のもと、農業振興をめざして毎日頑張っていること、先輩普及指導員として微笑ましい限りです。
 その成果が、地元新聞に掲載されました。
 内容は、「トレーニングファーム」という方法で、ベテラン農家ほ場の隣りに新規就農者のほ場を設置し、農業特有の「経験と感」による技術を、わかりやすく言うと「見よう見まね」の方式で、新規就農者を成功に導くといった感じです。


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オクラほ場。片矢さん(右)と農家さん(中央2名)


 新人2年目の片矢さんは今回、このように新規就農者を成功に導くことができました。
 徳島県においては、残念ながら現場(普及)にいられる期間は2年とされていますが、このように短い実践期間でも、効果的な手法をもって、農家に「ありがとう」と言われるような成果を経験させられたことを嬉しく思います。

清水昇

徳島県南部総合県民局美波農業支援センターで、特産品キュウリを核とした担い手育成を中心としたプロジェクト活動を展開中です。キュウリを担当していますが本当の専門は花きです。実家は徳島県特産のスダチや全国的に有名な「木頭ゆず」を栽培しています。

島根県
長妻武宏

「食べられるバラ」が有機JAS認証取得

2020.07.15

 島根県大田市で食用の薔薇を生産している「有限会社奥出雲薔薇園」が有機JAS認証を取得しました。


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 有機JAS認証の調査の時には、研修として調査に同行しても良いということだったので、同行させてもらいました。
 書類の記録確認から始まり、ほ場や倉庫の状況調査がありました。ドリフトの調査などGAPの審査と同様な部分もありますが、機械の潤滑油の扱いなどは、有機独特な視点だと思いました。無農薬で生産する薔薇なので、農薬の保管や廃棄の検討も必要ありませんでした。


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 (有)奥出雲薔薇園では、これまでも、有機栽培に取り組んでいましたが、認定取得のきっかけは、取引会社のニーズだそうです。エディブルフラワーや加工食品の原料のほか香料や化粧品などの原料としても出荷しているそうです。
 調査当日、バラサイダーを試飲しましたが、これまでに経験のない新鮮な味と香りでした。


長妻武宏

島根県の長妻です。畜産が専門の普及員ですが、過去には、イノシシの研究などもしていました。島根農業の応援団員としてになりたいと思っています。

岩手県
菅野千聖

久慈地方のご紹介

2020.06.22

 はじめまして! 岩手県久慈農業改良普及センターの菅野(かんの)と申します。
 今回は第1回目の投稿ということで、私が勤務する久慈地方を簡単にご紹介します!

 久慈地方は岩手県の沿岸北部に位置し、久慈市、洋野町、野田村、普代村の4市町村から構成されており、かつてNHK朝ドラ「あまちゃん」の舞台として一躍有名になりました。


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久慈地方の位置


 梅雨頃から夏にかけて吹く北東風「やませ」の影響で、8月の平均気温は21.8℃と涼しく、冬は雪が少なく日照時間が比較的長いことが特徴です。

 久慈地方では、夏季冷涼な気象条件を生かし、ほうれんそうや菌床しいたけ栽培が盛んで、生産量は県内トップクラス! また、酪農や短角牛をはじめとする肉用牛、養豚、養鶏等の畜産も有数の生産地となっています。さらに、特徴ある農産物としてヤマブドウの産地としても知られています。


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久慈地方の主力農産物(左から、ヤマブドウ、菌床しいたけ、短角牛、ほうれんそう)


 久慈農業改良普及センターでは「"収益アップ"で"幸福度アップ"!久慈地域の農業・農村をもっと元気に!」をキャッチフレーズに、職員が一丸となって日々業務に励んでいます。
 次回からは、久慈農業改良普及センターについて詳しくご紹介します!


▼久慈農業改良普及センターでは、Facebookでの情報発信も行っております!

菅野千聖

岩手県久慈農業改良普及センター経営指導課の菅野千聖(かんのちさと)と申します。園芸経営体の経営発展支援と地域特産果樹(ヤマブドウ)の担当をしております。県職員歴は8年目、普及員としては5年目となりました。
本県の農業の現状や久慈地方の良さを皆様にわかりやすくお伝えできるよう頑張りますので、よろしくお願いします!

大分県
塩崎洋一

会社作って経営立て直し

2020.06.10

 一昨年紹介したかもしれませんが「会社がやばい」との相談があってV字回復を目指したH社です。

 今期から管内の高原地帯で別会社設立、夏作の生産体制を強化し、さらなる経営の展開を目指しています。
 一昨年から昨年にかけては、H社の資金繰り、金融対策で対応していましたが、白ネギの冬作がメインで、前期は10haの作付けでした。夏作はピーマンなどをやってましたが、昨年の地域的な病気発生により大打撃。


 そこで、私が頭の中でSWOT分析をやった結果、「夏も高原地帯で白ネギ、やりましょう。会社の強みは白ネギです、どう考えてもそうです。冬作10haやってるんで、夏作も10haやる絵を描いても不自然じゃない。それも隣の市だから、そっちで新法人作って県の事業使えば、補助金使って、例のやつも買えますよ」と、昨年度にトントン拍子で法人設立。二つの会社でヒト・モノ・カネを回してやってきたところです。


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高原地帯の畑でただいま定植(作業はもちろん機械)中です。ここはK社でやってます。冬作メインのH社があるエリアよりも約400m高いところ。ここの他に、もう100m高いところにもあります


 で、で、そんな矢先にコロナの嵐。今年の春先には相場下落でやばかったのですが、さまざまな経済対策が飛び出してきたところ、これまた会社を2つ持っているメリットも出てきたのです。
 この夏作を軌道に乗せて、両社の経営も安定、としたいところです。

塩崎洋一

大分県豊肥振興局で経営全般の普及活動を展開中です。大分県臼杵市生まれ、九州東海大学卒。昭和63年に畜産普及員で採用されました。実家は平成6年まで肥育農家でした。

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