普及指導員が現場で活躍する日々をレポート
   普及指導員とは・・・こちら

RSS

島根県
長妻武宏

耕種農家と畜産農家の稲WCS意見交換会

2019.01.15

 津和野町では、平成12年頃から稲WCSの取り組みを始めています。
 町では近年、集落営農がダイレクトカットの機械を購入し、稲WCSを生産して畜産農家へ供給していますが、これまで耕種農家と畜産農家の意見交換は行われておらず、今回が初めての意見交換会でした。


blog_nagatsuma33_0.jpg


 畜産農家(和牛繁殖)からは、稲WCSの品質向上について、きちんと水分調整をしないため、飼料として使えない物がたくさんある、という意見が出ました。繁殖牛としては、籾部分の堅さなどにはあまりこだわらない、という意見も。


 サイレージづくりには水分調整が重要です。機械の中で一気にロールまで行う場合は、刈り取り時の水分が70%以下になるよう、刈り取り前から水を切りますが、昨年は雨などが降って、飼料に向かないものも多くできたと聞いています。
 今年度は比較的天候に恵まれたため、昨年のような悪いものは少ないと思いますが、耕種農家からは、どうすれば水分が把握できるか? 高いときの対処は? などの質問が出ました。

 稲の水分70%の見極め方法などを説明しましたが、現物を見ながらではないので、耕種農家にはわかりづらかったと思います。


 一番良いのは、使用する機械に水分の判別や乾燥などの機能があることで、これがあれば品質は上がると思います。
 また、今後は茎葉部分が長い品種の利用が見込まれるので、高刈りしなくてもよい方法なども必要になってくると思われます。

長妻武宏

島根県農業技術センター技術普及部畜産技術普及課の長妻です。課の名前のとおり畜産が専門の普及員ですが、過去には、イノシシの研究などもしていました。島根農業の応援団員として力になりたいと思っています。

大分県
塩崎洋一

研修内容を正しく伝達できるか

2019.01.10

 「普及活動の効率化」は以前から言われています。
 たとえば何かの研修会があって、これに参加したした人は、必要によりその内容を所内に徹底する。これは、全員がその研修会に参加するのではないので、当然「効率化」となります。が、問題は、研修会の内容を所内により正しく伝えられるかどうか、でしょう。


 この日は全体会議の中で、来秋予定されている消費税率変更に関連する研修会受講者からの伝達がありました。参加したYくん(左から3人目)とMさんからの説明に、みんなが納得できたか否か・・・・。


blog_shiosaki119_1.jpg
みなさん、しっかりと聞いていますが、きっと「現場でどうしようか」と考えていると思います


 「8%と10%の場合が出てきます。農家さんから『簡易課税と原則課税のどちらが得か』と聞かれるかもしれませんが、法律上、普及員の立場では回答はできないので注意してください。ですが、そもそも、損か得かではなくて、頂いた消費税は預かってるものです。この点、そもそも論が解っていないから損得になってしまうのです・・・・」と補足しました。

塩崎洋一

大分県豊肥振興局で経営全般の普及活動を展開中です。大分県臼杵市生まれ、九州東海大学卒。昭和63年に畜産普及員で採用されました。実家は平成6年まで肥育農家でした。

島根県
長妻武宏

平成30年度第2回島根県肉牛枝肉共進会

2019.01. 8

 今年度の第2回島根県肉牛枝肉共進会が、大田市にある島根県食肉公社で開催されました。
 第1回と同じく16農場から去勢牛21頭、雌牛3頭合計24頭が出品され、最優秀賞はJAしまねの安来肥育センターから出品された去勢牛「久隆」に決定。枝肉重量579kgロース芯面積120㎠、BMS12、A5というボリュームのある仕上がりとなりました。
 また、優秀賞1席には、(有)藤増の去勢牛が入賞しました。


blog_nagatsuma32_1.jpg  blog_nagatsuma32_3.jpg
最優秀賞の去勢牛「久隆」と、そのロース面(右)


blog_nagatsuma32_2.jpg
こちらは優秀賞1席


 島根県の枝肉共進会では、第1回と第2回をあわせて順位を決めるグランドチャンピオン的な「中国四国農政局長賞」があります。今回は「久隆」が選ばれました。

 全国和牛能力共進会(※)で2度日本一となっている「しまね和牛」ですが、肥育農家戸数は、残念ながら減少傾向にあります。


全国和牛能力共進会 :5年に1回開催される日本最大の和牛共進会。次回(2022年)第12回は鹿児島県で開催

長妻武宏

島根県農業技術センター技術普及部畜産技術普及課の長妻です。課の名前のとおり畜産が専門の普及員ですが、過去には、イノシシの研究などもしていました。島根農業の応援団員として力になりたいと思っています。

島根県
長妻武宏

平成30年度しまね和牛種雄牛展示会

2018.12.28

 しまね和牛の種雄牛展示会が雲南市の島根県畜産技術センターのしまね和牛改良科で開催されました。


blog_nagatsuma31_1.jpg  blog_nagatsuma31_2.jpg


 以前紹介した「久茂福」号は現在も健在で、精液が製造されています。また、この久茂福号を父とする「蔵久」号も、今回新たに紹介されました。


 種雄牛の名号は似たような名前が多く、覚えるのが大変ですが、しまねの種雄牛くらいはと、血統などを記憶しています。ただ、年齢とともに忘れることも多くなり、すぐに名号が出てこないこともあるので、名簿を持ち歩かないとだめかと思う、今日この頃です。
 この日は、例年実施されている牛肉の食べ比べもあわせて行われました。

長妻武宏

島根県農業技術センター技術普及部畜産技術普及課の長妻です。課の名前のとおり畜産が専門の普及員ですが、過去には、イノシシの研究などもしていました。島根農業の応援団員として力になりたいと思っています。

富山県
井上徹彦

こまつな入りネパール餃子「モモ」発売決定

2018.12.26

 射水市のこまつな農家、ダルマ・ラマさんが、自ら栽培するこまつなを使った「こまつな入りネパール餃子『モモ』」を考案して、12月8日に新商品の試食会がありました。


 ネパール出身のダルマさんは、2005年に県内の女性との結婚を機に来日し、こまつな農場の「はっぴーファーム(射水市)」を知人を介して知りました。日本での就農に関心が出たため、はっぴーファームでの短期パートや研修を重ねたことで経営者の信頼を得、はっぴーファームを第三者継承で譲り受け、昨年7月から新規就農者として毎日真摯に農業に取り組んでいます。

 第三者継承では、ハウスなどの施設・機械やパート従業員のほか、販路や商号などの無形資産も引き継いだことから、経営1年目にもかかわらず、通常の独立自営の新規就農者では実現できない規模の経営を行っています。
 そんなダルマさんが作るこまつなは、あくが少なく生でも食べられると評判で、射水市の徳永食品(株)の『小松菜餃子』に材料提供を行っており、その餃子は射水市のふるさと納税の返礼品にもなっています。


 今回ダルマさんは、母国ネパールで祭りの際などに食べられている餃子「モモ」に注目し、モモを徳永食品(株)に委託製造してもらい、はっぴーファームで販売するという企画を考えました。その試食会にあわせ、2日前の12月6日にも新聞取材があったので、同席してきました。


blog_inoue10-1.jpg  blog_inoue10-2.jpg
左 :取材を受けるダルマさん
右 :揚げ餃子(左)と蒸し餃子(右)


 日本の餃子と違い、餡にはシナモンやクローブなどのスパイスが入っています。試食会にはチリソースのようなエスニック味のものとエゴマソースの2種類が用意されており、なかでもエゴマソースの方は餃子に穴をあけてソースを注ぎ込んで食べるという形式だったことが特徴的でした。これらソースのレシピを付けて、2019年3月から冷凍食品として一般販売(予定価格:10個入り300円)するとのことです。

 また、「富山ネパール文化交流協会」の会長でもあるダルマさんは、県内をはじめ全国のネパール料理店にモモを提供するとともに、そこで一般客に向けて委託販売をしてもらうことも考えているそうです。


 このように、こまつな農家として頑張っているダルマさんですが、実は仏教画であるマンダラの絵師でもあり、これまで多くの作品を制作・販売したほか、富山や金沢でマンダラ教室を開催していました。
 ただ、現在はこまつな農家として忙しく、なかなか制作に取りかかれないことが悩みのタネだということです。


blog_inoue10-3.jpg  blog_inoue10-4.jpg
収穫中のダルマさん(左)とダルマさん作のマンダラ

井上徹彦

富山県高岡農林振興センターで、担い手と経営指導の担当をしています。
ただし本来は花きが専門なので、時々現地で花き栽培についての指導をすることも♪

前の5件 1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11

上へ戻る

カレンダー

loading ...

みんなの農業広場に戻る