千里の道も一歩から
2022.12.12
普及指導の中で、"経営"は重要な観点です。私の管内では、生産者が独自で作る簿記の勉強グループがあります。その会に参加し、それぞれの経営の課題を聞きとり、改善の取組に繋げるようにしています。昨年より引き続き、経費の増加がみなさんの経営を悩ませています。
今回は、簿記グループから『インボイス制度』について学びたいと要望があり、普及1年生が資料と図を用いながら説明を行いました。
1年生は自分も簿記の基礎研修を受けている最中です。その時の講師の先生の話し方や内容を一生懸命聞き取って、整理し、みなさんの前で話しをしました。
結果は、「わかりやすかった」、「やっと(インボイス制度が)わかった」、「(今回の内容を踏まえ)取引先に確認してみる」と大変好評でした。
まずは、生産者からの要望に丁寧に応えるところから信用が生まれ、信頼関係がつくっていけると考えています。このことを改めて、技術と普及12月号の『普及方法とは何か(P49~53)』を読みながらも感じています。
今回の経験が1年生の自信にも繋がると、日頃の研修にもいっそう力が入ると想像しています。蛇足として、1年生の説明の後の私の説明がわかりにくかったこと(わからんと感想いただきました)を書き残します。先輩も勉強しつづけます。