普及指導員が現場で活躍する日々をレポート
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島根県
長妻武宏

小豆の機械化体系による栽培研修会

2018.08.24

-平成30年度全国農業システム化研究会実証圃場(宍道湖西岸地区)-


 出雲市の宍道湖西岸地区において、全国農業システム化研究会の研修会を開催しました。
 昨年度につづき、今年度も(株)クボタの一発耕起播種機「トリプルエコロジー」を使って小豆栽培に取り組みます。
 昨年は大雨で研修会が延期になりましたが、今年は晴天、猛暑の中での研修会で、参加者も100名を大幅に超えました。今年度の取り組みを成功させ、それをステップに来年度以降、面積拡大に取り組む計画です。


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 今回、平田高校の地域密着型カリキュラムの一環として、実証圃場の一角で小豆の手播が行われました。今後、地域一体の取り組みに発展していくことを期待しています。


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 出雲地方では、正月に小豆雑煮を食べる風習があります。
 私の実家では、元旦と2日は十六島(うっぽるい)海苔を使った雑煮で、3日が小豆雑煮でした。小豆雑煮はゆでた小豆の汁に餅が入った状態の雑煮で、各自が好みに応じて砂糖を入れて食べます。大さじ2杯の砂糖でも小豆に甘さがしみこまず甘くならなかったため、子供の頃はあまり好きではありませんでした。


 宍道湖の東岸、松江市は、日本三大菓子処として地元産の小豆ニーズはありますが、これまで小豆生産は零細な栽培が中心で、地元産の小豆はほとんどない状態です。今後、地域の特産品となるよう支援をおこなっていきます。

長妻武宏

島根県の長妻です。畜産が専門の普及員ですが、過去には、イノシシの研究などもしていました。島根農業の応援団員としてになりたいと思っています。

島根県
長妻武宏

畜産担当普及員向けの研修会を開催しました

2018.08.20

 今回は、前回に引き続き採用2年目までの技師3名に、1名研究員を加えた4名を肥育研修の一環として、スキャナーの実習と子牛導入時の注意点などについての座学を行いました。


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新人研修座学の様子


 ここでいうスキャナーとは、音波を画像に変える機械で、皮下脂肪の厚さやロースに入るサシなどを見ることができます(病院で、お腹の中の赤ちゃんの画像を撮る時などに使う機械と同様です)。
 画像の診断については、経験が必要となりますが、牛のどの部分を撮影すれば良いかなど、基礎的なことについて理解してもらえたと思います。


 午後からは、上記の4名に加え県内畜産担当普及員全員を対象としたWCS用稲の栽培研修会を開催しました。作物担当の革新専門員からは、稲の栽培について、自分は収穫調整の問題点や生産費などについて説明しました。
 座学の後は研究員から、農業技術センターの圃場で栽培されているWCS用稲の品種特性などの説明を受けました。


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圃場での学習


 こういった研修の後には、受講者から「研修評価表」を出してもらいます。
 新人の研修では、「勉強になった」とか「現場の指導に役立てたい」などの評価表が返ってきますが、全員を対象とした研修会では辛口な評価表もあるので、実は結構へこみます。

長妻武宏

島根県の長妻です。畜産が専門の普及員ですが、過去には、イノシシの研究などもしていました。島根農業の応援団員としてになりたいと思っています。

富山県
井上徹彦

認定新規就農者の現地巡回指導

2018.08.16

 高岡農林振興センター管内では、『次世代人材投資資金(開始型)』や『農の雇用事業』を活用して、近年では毎年で20人前後の新規就農者が誕生しています。
 その中には、お盆時期前後に出荷ピークとなる小ギクや日本なしの生産者がいることから、8月9日に経営支援班長と園芸振興班長とともに現地巡回を行い、今年の作柄や今後の作業の段取りなどの確認をしてきました。


 最初に巡回したのは、就農3年目のSさんのほ場。Sさんは、小ギク栽培3年目であるにもかかわらず、毎年市内で一番品質のいい切花を出荷しています。
 昨年は、残念ながら開花時期がお盆に間に合わず、6割以上を出荷することができませんでした。そこで、今年から、赤色LEDを活用した電照栽培に取り組みました。
 今のところ、ほ場の9割がお盆までに咲く予定です。


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キクほ場を見る経営支援班長(高岡市)


 次に、就農2年目の日本なし生産者のSさん。なし園が2市にまたがっており、毎日忙しそうです。
 富山には『呉羽なし』としてブランド化しているなし産地があり、『幸水』の出荷が8日から始まっています。
 Sさんのほ場でも成園のほとんどが幸水ですが、今年は猛暑と水不足のためまだ果実が小さく、出荷も13日の週からの予定です。
 なお、Sさんはジョイント栽培にも取り組んでおり、早期の成園化で経営の安定化を目指しています。


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S氏の現況を聞き取る経営支援班長と園芸支援班長(射水市)


 最後に、今年から射水市で小ギクとトマトなどを生産しているOさん。やや切り遅れの花がありましたが、病害虫はなく、ひと安心。
 また、Sさんと同じく赤色LEDを活用した電照栽培に取り組んでおり、8月10日には全量が出荷されました。
     

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O氏のほ場は、95%以上が出荷済み(射水市)


 今回訪問した3名はいずれも独立自営就農の方々で、みなさん早期の経営安定を目指して、基本技術の徹底に熱心に取り組んでいらっしゃいます。

 今後も、主穀作や園芸(ハウスイチゴ、ナガイモ、レタス及びモモなど)そして酪農など、独立自営就農から年数の浅い生産者のみなさんの経営を、ほ場での技術指導と決算時期を中心とした経営指導でバックアップしていく予定です。

井上徹彦

富山県高岡農林振興センターで、担い手と経営指導の担当をしています。
ただし本来は花きが専門なので、時々現地で花き栽培についての指導をすることも♪

富山県
井上徹彦

「れんげの会」研修会

2018.08. 8

 高岡農林振興センター管内(高岡市、射水市、氷見市、小矢部市)の若い女性農業者で構成する「れんげの会」は、農業への参画意欲を高め、仲間づくりを進めるために、毎年研修会を開催しています。

 今回の研修はメンバーなど12人が参加し、管内の農業女子が取り組んでいるハーブ畑の見学と、ハーブの効能についての学習、そしてハーブを使ったリース作りを体験しました。


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ちょうど花盛りだった"マーシュマロウ"。以前は、お菓子のマシュマロの原料として使われていました。【効能】消化器系の炎症や呼吸器系の不調に効果あり


 ハーブガーデン平田の園主である金丸さんは、自分がハーブで心身ともに元気になった体験から、ハーブを通してたくさんの人を元気にしたいと一念発起し、亡くなられた祖母の田んぼを借りてハーブ農家になりました。
 現在は100種類以上のハーブを、農薬や化学肥料を使わない地球にやさしい農法で栽培しています。
 また、平田さんは農林水産省の農業女子プロジェクトに参加して、他県のメンバーとともに「女子の視点」からミニ耕耘機の改良などにも携わっています。
 

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ピンクの服と揃いの帽子が、園主の金丸さん


 ハーブ園では、その効能を学ぶだけでなくそれぞれの葉の香りをかぐなどし、参加したメンバーは興味津々の様子でした。


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オレガノの香りをかぐ参加者


 ハーブ園の見学後は、ハーブやトウガラシ、松ぼっくりなどを使い、それぞれのセンスでハーブリース作りを体験しました。
     

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左 :ハーブティを飲みながら、グルーガンと針金を使ってリースを作成しました 
右 :子どもには、白とピンクと青のグラデーションがきれいな"コモンマロウ"カルピスをプレゼント♪

                       

 1時間足らずで、みんな素敵なリースを完成させました。お疲れ様でした。


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井上徹彦

富山県高岡農林振興センターで、担い手と経営指導の担当をしています。
ただし本来は花きが専門なので、時々現地で花き栽培についての指導をすることも♪

大分県
塩崎洋一

どうせ見るなら、1番のところ

2018.08. 6

 昨年採用されたMくんは管内で花の担当をしています。いくつか受け持っていますが、その一つにホオズキがありました。
 管内に隣接する私の前任地は、県内屈指のホオズキ産地。大分県産ホオズキは全国的にも有名です。(2年前に掲載しています)


 そこでMくんに、
「Mくんよい、ホオズキなら、あそこには行ったことがあるんかな?」
「ないです」
「なら、一回、行って見るか。山超えてすぐじゃ、どうせ見るなら1番のところじゃ」と、去年からの話で、ようやく最近、都合がついた次第です。


 当然ですが、ホオズキを今の時期に見なくては、意味はありません。前任地の担当Uさんに連絡して、段取りしました。もちろん「農家さんは忙しいだろうから、担当者案内でいいよ」という具合です。


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懇切丁寧なUさんの説明に聞き入るMくん


 「この農家さんは、とにかく無駄がないんです」とUさん。果たしてMくん、「無駄がない」の一言で、どれだけ農場の流れをイメージできたやら。今後に期待するところです。

塩崎洋一

大分県豊肥振興局で経営全般の普及活動を展開中です。大分県臼杵市生まれ、九州東海大学卒。昭和63年に畜産普及員で採用されました。実家は平成6年まで肥育農家でした。

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