普及指導員が現場で活躍する日々をレポート
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大分県
塩崎洋一

久しぶりに農業祭で後継者対応

2018.11. 9

 先日、毎年恒例の県農業祭が開催されました。
 管内からも農業青年グループが出店。今年は新しいアイテムが登場しました。
 看板は「もも焼き」だけですが、その横では「もも揚げ」もやっています。ハーブ塩で下味して米粉をまぶして揚げていましたが、ぱりっとして美味い・・・・。色々と試して、米粉になったそうです。


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2日間の出店でした。新しい顔ぶれが少しでも増えると、うれしいところです・・・・

 
 今から10数年前、県の農業後継者組織の事務局をしていましたが、その時に役員をしていたメンバーが、県内各地でがんばっています。管内にも何人かいますが、皆さん、私の普及活動の空気感を知っているので、ある意味で助かります。

 先日の定例会でも、「来年は、こんなことやってみろうや、予算はなんとかするで」の一言で、産地の全体的な課題解決に向けたテストをやることになりました。
 普及活動の肝心は、農家さんと現場課題の共有をすることと、その課題解決に向けた動機づけにあることを再認識した場面でした。

塩崎洋一

大分県豊肥振興局で経営全般の普及活動を展開中です。大分県臼杵市生まれ、九州東海大学卒。昭和63年に畜産普及員で採用されました。実家は平成6年まで肥育農家でした。

富山県
井上徹彦

山本研究員による第三者継承研修と現地調査

2018.11. 2

 農業従事者の高齢化と後継者不足が言われ始めてから、かなりの年数が経過しました。
 政府は2017年の成長戦略の中で、『40代以下の農業従事者を現在の約20万人から10年後には40万人に倍増させる』という目標を掲げ、これに先立ち2000年から『青年就農給付金』を、2012年から『農の雇用事業』が始まりました。
 その効果もあり、高岡農林振興センター管内では45歳以下の新規就農者が、毎年20人前後誕生しています(ほとんどは農の雇用を活用した雇用就農)。
 一方、施設やほ場などの「有形資産」及び、栽培技術や販売ルートなどの「無形資産」が十分あるのに、経営内(親族内)の後継者不在によって離農につながるケースがあり、県農業経営課のアンケート調査によって、数年以内に第三者に経営委譲を検討している経営体が、当センター管内にも複数あることが明らかとなっています。


 農研機構では以前より第三者継承の調査を続けてきたとのことで、研究を担当している山本研究員が、高岡管内の2事例について調査するために11月1日から2日にかけて来県されました。
(農研機構では、今年度末に新たな経営継承マニュアルを作成するとのこと)


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居抜きによる第三者継承例(酪農)


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合同会社設立による第三者継承例(主穀作+チューリップ球根)


 そこで、山本研究員が来県された機会を利用して、当センターの職員に対する「事例を中心とした第三者継承の現状と課題」について講義していただきました。


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第三者継承研修会の様子


 支援チームによるコーディネートで移譲者と継承者のマッチングがうまくいっても、その後継承まで至らない場合が多いこと、第三者継承がうまくいくためには「並走期間」を長くし過ぎないことなどが重要であると分かりました。


 現在、当センターでは経営継承に悩んでいる経営体をいくつか抱えていますが、それらは今回調査した事例やその他の管内事例とは異なった条件にあり、そのまま参考にはできません。
 そこで、それらの事例が移譲者と継承者の双方が喜べる成功事例となるよう、作成中の農研機構のマニュアルを参考にするとともに、今年度中に県外調査を行って、成功事例と失敗事例を学んでくる予定です。

井上徹彦

富山県高岡農林振興センターで、担い手と経営指導の担当をしています。
ただし本来は花きが専門なので、時々現地で花き栽培についての指導をすることも♪

大分県
塩崎洋一

若手普及指導能力向上研修会

2018.11. 2

 農業経営担当をしていると、普及方法の話で盛り上がる場面が、多々発生します。その時の話の終わりは、おおよそが「最近の若手は・・・・」になります。


 いつのテレビ番組かは忘れましたが、数千年前のメソポタミアの遺跡でしたか、その石板には「最近の若い者は・・・・」というボヤキが刻まれていたそうです。
 そうです、つまり私たち普及指導員の業界では、きっと、この普及方法に関する議論は、未来永劫続くことなのかもしれません。時代が変われば変わったなりに、議論が続くのでしょう。


 ということで、この日は県下全域の若手から中堅までが集まって、普及方法研修会が開催されました。
 今回は、若手が中堅に質問をバンバン投げかける、中堅はそれにしっかりと答える、ということが柱でした。
 投げかける、というよりは、投げつける、になっている元気者もいたようです。中には一緒にいる中堅が聞き手に回っている様子もありました・・・・。


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鍛えられるのは、若手だけでしょうか・・・・


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笑いの絶えない楽しい時間でした。そうでなくては、身につきません

塩崎洋一

大分県豊肥振興局で経営全般の普及活動を展開中です。大分県臼杵市生まれ、九州東海大学卒。昭和63年に畜産普及員で採用されました。実家は平成6年まで肥育農家でした。

富山県
井上徹彦

キャベツの品種比較試験

2018.10. 3

 富山県では、2010年からJAの園芸作の取組みを支援し、野菜等の大規模産地づくりを加速するため、県単の補助事業である「1億円産地づくり支援事業」を新たに開始しました。
 『メルヘンの街おやべ』として有名な小矢部市と隣接する高岡市福岡町をエリアとするJAいなばでは、2010年から加工業者に卸すキャベツの栽培を始めました。生産者と指導者が一丸となって栽培に取り組んだ結果、2017年度は約20ha、今年度は約24haと、作付面積は年々拡大しています。


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7月に定植した秋どりキャベツほ場(8月23日)


 加工用キャベツは単価を抑えるため、良い悪いを選ばずに一斉に収穫するなど収穫作業の省力化を図る必要があります。また実需者側からは、加工時の歩留まりや作業性向上のため、市場出荷用のM・Lサイズ(1.0~1.6kg)よりも大きいサイズが求められています。つまり、生育ムラがなくて大きくなるキャベツ品種がいいということです。

 そこで、今年新規採用された当センターの技師が『一人一課題(※)』として、小矢部市の気候や土壌条件に合った加工用キャベツの品種選定を目的に、8月23日に7品種の秋冬どりキャベツを定植しました(今回、井上はそのお手伝いです)。

関係機関等との密接な連携により地域の課題(技術・経営・普及方法)を解決することで、現場での課題解決能力の向上を図る調査研究


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新規採用職員が、メルヘンな建物をバックに機械植えした試験区を手直し中


 定植から6週間経過しましたが、7品種中育苗時の生育不良で活着が悪かった1品種を除いて、6品種は概ね順調に生育しています。
 この中から、より良い品種が見つかることと合わせ、技術指導による品質・単収の向上により、管内主穀作経営体へのキャベツ栽培の定着と経営安定につながることを、経営支援班の一員として私も心から願っています。


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10月3日の様子(植え付け6週間後)

井上徹彦

富山県高岡農林振興センターで、担い手と経営指導の担当をしています。
ただし本来は花きが専門なので、時々現地で花き栽培についての指導をすることも♪

島根県
奥野かおり

イチゴ花芽検鏡実習

2018.09.24

 9月上中旬は、イチゴの花芽分化状況を確認し、定植時期を決める大事な時期です。県内では各地域でイチゴの栽培が行われているため、この時期は生産者・JAから苗が持ち込まれ、普及員は花芽検鏡を行って定植時期や当面の管理についてアドバイスすることを求められます。


 このたび、経験年数の短い普及員に技術を習得してもらうため、栽培研究部野菜科の協力を得て、イチゴ花芽検鏡の実習を行いました。
 参加者はイチゴ担当の研究員から今年の苗の生育状況について、ほ場を見ながら説明を受けた(写真1)後、検鏡の手順について解説を受けながらテレビ画面で確認し(写真2)、実際の作業に取り組みました(写真3)


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写真1:野菜科 金森専門研究員の案内で、育苗ほ場で苗の生育を確認します


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写真2:検鏡の手順について、実際の作業を見ながら解説を受けます


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写真3:最後に実習。実体顕微鏡を見ながら、生長点を包んでいる葉を1枚1枚取り除いていきます


 皆さん最初はおそるおそるでしたが、数をこなすうちに徐々に作業に慣れていきました。今回の検鏡では、すべての株でまだ花芽分化していなかったため、生長点も小さく難しい作業だったと思われますが、上手に最後まで葉を取り除くことができた参加者もいました!
 研修の後、参加者からは、今後の普及活動の参考になった、数多く練習をできてよかったとの感想をもらいました。

 引き続き研究部門の協力も得ながら、若手普及員の技術習得の手助けをしていきます。

奥野かおり

島根県農業技術センター技術普及部野菜技術普及課の奥野です。主にアスパラガス、メロンを担当しています。地域の技術的な課題解決、研究部門の開発した技術の橋渡しができるよう日々励みます。

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