普及指導員が現場で活躍する日々をレポート
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島根県
長妻武宏

アジサイの品質向上勉強会

2023.10. 3

 島根県アジサイ研究会は、現在15戸17名が会員となり、母の日出荷を中心に、生産に取り組んでいます。
 島根県西部地区では、研究会に参加する栽培農家が5戸あります。戸々の農家は離れていますが、毎月集まり、技術向上の勉強会が開催されています。


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研究会(検討)


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検討会(現地)


 近年は、戸々の農家が組織的に技術向上に取り組む品目が少ないという状況ですが、県アジサイ研究会は、島根県オリジナルアジサイのお墨付き栽培者ということもあって、栽培技術の向上にたいへん熱心な組織です。
 現在研修中の夫妻もおられ、西部の栽培戸数も増える予定です。


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万華鏡(青)


 課内では、今年度の新人が担当することになり、その指導もかねて、一緒に勉強会等に出席しています。
 私の専門の畜産とは共通する部分がほとんどなく新しいことばかりなので、なかなか頭に入ってこない感があります。


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一番新しい品種「月うさぎ」


 県品種としては6品種あり、来年度からは一番新しい6番目の品種の「月うさぎ」の出荷量も多くなっていくと思われます。


▼島根県アジサイ研究会 公式サイト

長妻武宏

島根県の長妻です。畜産が専門の普及員ですが、過去には、イノシシの研究などもしていました。島根農業の応援団員になりたいと思っています。

blog_hukyu_katano_f.jpg 秋田県
片野英樹

たまねぎの取り組みについて

2023.09.29

 秋田県由利地域振興局農業振興普及課の片野です。
 9月の下旬になってようやく暑さが和らいだと思ったところ、急に気温が下がって肌寒く感じております。


 当管内では、令和5年3月に大手商社と地域の法人・個人が出資し、たまねぎ生産法人を設立しました。たまねぎの取り組みが盛り上がっており、まだまだ面積は小さいものの、数年後には40haを目指しております。


 猛暑の夏、たまねぎの乾燥調製施設の稼働状況を調査してきました。
 同法人は全国のたまねぎ産地を視察し、様々な機器を検討してきた結果、吸引式の乾燥機を導入することに決めました。この乾燥機の性能が生産者も驚くほど高性能で2日もあれば十分乾燥できるようです。

 乾燥施設内は32℃程度でしたが、湿度が低い分涼しく感じられ、音はかなりうるさいですが中から出るのが億劫になりました。
 1回の乾燥で26t処理できるのですから、調製作業は大変です。ケルセチン入り飲料を摂取しなくても十分痩せそうだなと、別の観点から感心しました。


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吸引式の乾燥施設


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調製作業の風景


 来年度、他の地区にも乾燥調製施設を導入する予定ですが、法人ではこの処理能力から、施設規模を縮小しても目標面積を達成できると試算しています。
 常にコスト計算しながら、状況に応じて投資額を修正できる法人はそんなに多くないと思います。よりよい経営を行ってもらいたいと、ケルセチン入り飲料を飲みながら思いました。

片野英樹

秋田県で平成4年度採用から普及指導員ほぼ一筋で30年経ちました。主に水稲・大豆担当でしたが、一時期集落営農や法人育成にも携わりました。現在は裏方として、水稲新品種「サキホコレ」の普及に取り組んでいます。

島根県
長妻武宏

邑南町でタマネギの育苗が始まっています

2023.09.27

 9月に入りタマネギの播種が始まりました。
 島根県では9月に播種、11月に移植、5月中旬~6月中旬収穫という、9か月間の栽培が始まったところです。
 管内ではタマネギ栽培が増えてきており、JAしまね島根おおちが県西部地域のタマネギ育苗の大部分を受け持っています。


 先日は、島根県立農林大学校の学生10人が、播種・育苗の研修に来ました。
 播種はJAが実施し、育苗は契約農家が栽培する形をとっているため、まずJAで播種作業を体験し、その後育苗を担当する農家を訪問。土が少なく水やりのタイミングが重要になるなどの育苗についての説明を真剣に聞いていました。


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播種


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育苗農家へ


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育苗の説明を受ける農大性


 また、隣接する白ネギの調製施設見学では、試してみたいという学生もいて、機械調整に挑戦しました。


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白ネギ調整作業を体験


 皮むきでは、1本目から目にしみて痛がる学生もいて、思わず笑ってしまいました。

長妻武宏

島根県の長妻です。畜産が専門の普及員ですが、過去には、イノシシの研究などもしていました。島根農業の応援団員になりたいと思っています。

島根県
長妻武宏

「いわみ中央和牛改良組合」研修会開催

2023.08. 9

 昨年5月に、管内6和牛改良組合がまとまり認定を受けた「いわみ中央和牛改良組合」の研修会が、浜田市弥栄町で開催されました。コロナ禍の影響もあり、改良組合設立後、初めての研修会です。

 研修会場となった佐々木牧場は、昨年開催された全国和牛能力共進会7区で主席となった、肥育牛(素牛)の供卵牛を飼養する牧場です。直前に開催された、令和5年度第1回島根県農業協同組合肉牛枝肉共進会でも、最優秀牛の素牛生産者となりました。


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 近年、飼養戸数の減少など、県内の和牛改良組合が抱えている問題は多いですが、昨年度は20代の新規就農者もありました。
 研修会は同農場の視察と、育成牛5頭について、全国和牛登録協会島根県支部長からの各牛の美点・欠点や今後の改良などのレクチャーを受けました。
 研修後には、バーベキューも開催されました。


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 今回の研修会開催は、コロナで中断していた生産者の親睦など、今後の和牛生産拡大に弾みがついたことと思います。

長妻武宏

島根県の長妻です。畜産が専門の普及員ですが、過去には、イノシシの研究などもしていました。島根農業の応援団員になりたいと思っています。

blog_hukyu_katano_f.jpg 秋田県
片野英樹

秋田県農業士交流研究会に参加して

2023.08. 2

 秋田県由利地域振興局農業振興普及課の片野です。他県の方に笑われるかもしれませんが、毎日蒸し暑いです。今年も肌が褐変しています。


 先日、秋田県農業士(普及指導協力委員)交流研究会が開催され、全県から農業士24名が参加しました。
 私が農業士を担当していた時代は全県から50名近くが参加したものでしたが、集落型農業法人等の増加に伴い農業士の認定数も減少傾向にあり、時代の流れとはいえ寂しいものです。

 が! しかし、人数は少ないものの参加者の熱量は半端ありません。懇親会に近づくにつれてボルテージがあがり、2次会は深夜まで及んだそうです(私は途中でドロップアウト、「不休飲(ふきゅういん)」失格です)。


 当日は2コースに分かれて、大規模園芸団地や6次産業への取り組み、きのこ栽培、北限のいちじく産地について視察し、講演会では先進的な事例の発表など、内容の濃い研究会でした。


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大規模園芸団地の視察


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きのこ栽培に取り組む法人の視察


 15年ほど付き合いのある指導農業士とも再会し、互いの近況や健康状況を確認しましたが、年月の流れの速さと昔ほど生産者を訪問できていないなぁと感じた一日でした。

片野英樹

秋田県で平成4年度採用から普及指導員ほぼ一筋で30年経ちました。主に水稲・大豆担当でしたが、一時期集落営農や法人育成にも携わりました。現在は裏方として、水稲新品種「サキホコレ」の普及に取り組んでいます。

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