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寺戸久美子

寺戸久美子

長野県上伊那農業改良普及センター駒ヶ根支所で、中川村を担当しています。 村における集落営農のしくみづくりや新規就農者の育成支援を行っています。

お客様に選ばれる商品とは?

2009.03.16

プロの方からデザイン技術ではなく、思いや対象者を明確にすることが一番重要と学びました
 長野県上伊那農業改良普及センター駒ヶ根支所で中川村を担当している寺戸と申します。私が担当している中川村は、県南部の上伊那地域の中でも最南端に位置し、村の中央を南北に天竜川が流れる「日本で最も美しい村」連合に加盟している村です。


 「直売所にたくさんあるりんごジュースの中から、うちのジュースを選んでもらうにはどうすればいいかなぁ?」
 「ラベルや宅配に入れるチラシをもうちょっとうまく作りたい」
など、村を担当して以来、そんな悩みを農家の方からよく聞きます。お客様が商品を選ぶ際には、品質が良いことはもちろん、商品の魅力を高めるためのパッケージデザインが重要なポイントとなります。

 そこで、村では昨年11月から「農産物のパッケージデザインセミナー」というセミナーを開催しています。

ワークショップで受講者の課題を出し合いました


 セミナーでは、「自分が買ってもらいたいもの」が「お客様の欲しいもの」になっているか? といったことを考えたり、魅力的なラベルやチラシを集めて研究したり、自分の悩みをワークショップで話し合いながら、解決策を考えたりしています。また、プロの方からアドバイスを受け、デザインの基本的なことも学んでいます。


 現在、セミナーも終盤になり、我が家の新しいラベル・チラシづくりに向けて、自分の思いや、対象とするお客様、自分の商品の強みや、どのポジションを狙うか、などをまとめています。受講者の皆さんの頭の中は、商品に対する熱い思いがいっぱい詰まっていて、なかなか難しいようです。

 新年度から、村では直売所の移転や、新しい加工施設の建設が始まる予定で、これらにもうまく活用できればと思います。
写真 
右上 :プロの方からデザイン技術ではなく、思いや対象者を明確にすることが一番重要と学びました / 
左下 :ワークショップで受講者の課題を出し合いました

(文中の画像をクリックすると大きく表示されます)

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