直売所にダリアを
2008.12.10
700万人を越す県民が住む埼玉県。消費者が農業者と隣接している状態であるため、直売による地産地消が盛んです。農業者にすれば市場に出すほどの量がなくても自分で値段を付けて売ることができ、消費者にすれば新鮮な農産物が安価で入手できると双方にメリットがあるからです。
来年度、新座市に新たに直売所ができることになりました。
市内で切り花を生産する橋田氏から、「今度ダリアを導入して生産品目を増やしたい、ついてはダリアを生産している様子を見て勉強したいのでどこか紹介して欲しい。」との問い合わせがありました。そこで川口市内で大規模にダリアを作っている藤波氏を紹介しました。
左 :次々に花が上がるダリアほ場 / 右 :ピンチの位置を説明
藤波氏は県農業大学校を卒業後、東京の市場に2年勤めました。就農して3年目の25才です。
母校である大学校の研修生受け入れ農家に立候補するなど積極性があり、農業に熱心に取り組んでいます。お父さんとともにダリア、ユリ、ボケ、キンギョソウなどを作っていますが主力はダリアで、市場で高く評価されています。
訪れた橋田氏に、球根を植え付ける間隔からピンチ(枝を増やすため摘心する)の仕方、球根の分け方、切り前(どのぐらい咲いたときに収穫すればよいか)など丁寧に説明してくれました。
川口市、さいたま市の特産であるダリアが新座市でも楽しめるようになりそうです。
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