作物担当の研修に参加して
2025.06.26
秋田県水田総合利用課の片野です。4年ぶりに作物担当の研修会に参加してきました。20人ほどの参加があり、この半分以上が若手普及職員でした。
秋田県では、センシング技術を用いた簡便な測定方法による水稲の生育状況の把握と、新たな生育指標の作成に向けて動き始めました。これに活用する機器の使用方法について研修会があり、若手に紛れて聞いてきました。
今は、決まった期日に草丈・茎数・葉数・葉色等を測定し、指導に活用していますが、調査のおかげで私を含め腰痛を患っている職員がけっこういます。この機器を使うことで腰痛から解放される可能性が出てきました。そんなことより、調査時間が大幅に短縮されるとともに、講習会の会場でもサッと測定し、活用できる可能性の方が重要ですね。
機器については、いろいろあって公表できませんが、写真と文面から「あぁ、あれね!」と推測できると思います。
実際、この機器がどれくらいの効果を発揮するかは未知数です。私が、ようやく歩ける程度のおじいさんになる頃には、若い普及指導員がこれを持って、「数値が○○だから、減数分裂期に窒素成分で1kg/10a追肥しましょう!」という時代になっているかもしれません(そもそも技術の進歩で追肥という概念すらないかもしれませんが...)。
時代と世間に取り残されないよう、アップデートしつづけます。