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blog_hukyu_katano_f.jpg秋田県
片野英樹

農産物審査のあれこれ

2024.11. 6

 秋田県由利地域振興局農業振興普及課の片野です。11月に入り日々の寒暖差が大きくなって老体に堪える季節になりました。

 11月1~5日まで、秋田県最大の農業の祭典「第147回秋田県種苗交換会」が鹿角市で開催されました。全県から優れた農産品が出され今年も大盛況でした。全県規模のイベントもあれば、地元地域で開催される産業祭でも農作物の出品があり、普及職員が審査を行っています。
 10月下旬には、由利本荘市の矢島地区と鳥海地区で産業祭の審査を行ってきました。地域の特色あふれる農産物が出品されており、俵米からサイレージまで様々です(写真1)。俵米は3点でしたので、全力で審査するも一瞬で終わりました(写真2)。大変なのは、果樹です。約20点出品され、りんごだけでも品種は数種類。だが、さすが普及指導員! 1時間かけてじっくり上位を選定していました(試食したかったな...)。


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写真1:特色ある出品物


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写真2:真剣に審査する筆者


 数十年前は、地域の産業祭でも100点を超える出品があり、面白い形の珍品コーナーもありました。振り返るといろいろなことを経験しました。小豆の審査をしていると、小さい動くモノがたくさんいたので、何かと思ったらアズキゾウムシの大群がわらわらと出てきたり(いつの小豆だったんだろう)、加工品では不思議な粉末を試食させられ、ただただ苦いだけだったこともありました。農産物審査終了後、引き続き地元のど自慢大会の審査もお願いされたこともあります。今となっては、楽しい思い出です。
 来年度は、もっと出品してもらえるよう現地指導に力を入れようと、ジャンボカボチャを見ながら決心を新たにしました。

片野英樹

秋田県で平成4年度採用から普及指導員ほぼ一筋で30年経ちました。主に水稲・大豆担当でしたが、一時期集落営農や法人育成にも携わりました。現在は裏方として、水稲新品種「サキホコレ」の普及に取り組んでいます。

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