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島根県
長妻武宏

長妻武宏

島根県の長妻です。畜産が専門の普及員ですが、過去には、イノシシの研究などもしていました。島根農業の応援団員としてになりたいと思っています。

水田の排水対策研修会

2018.04. 4

 水田転作における排水対策に関する研修会が、当技術センターの花振興棟で開催されました。
 島根県の水田転作がなかなか進まない原因の一つとして、排水対策がうまくできていないということがあります。
 平成28年度に全国農業システム化研究会で水田での飼料作物栽培の排水対策に取り組み、カットドレーンやサブソイラ、溝堀機械を使った実証を行い、平成29年度には、キャベツ栽培の排水対策に取り組みました。平成28年度に飼料作物排水対策に取り組んだことから、県内では水田の農業機械による排水対策への関心が高まったと思います。


 今回の研修会では、(株)クボタの寺井技術顧問を招いて、普及員や研究員や市、JA、農業者などが水田の排水対策について学びました。(株)中四国クボタ担い手推進部からは、排水対策用機械の情報提供を受けました。また、今年度、全国農業システム化研究会で取り組んだ、キャベツの排水対策2課題についての発表もあわせて実施しました。


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研修会の様子(左)と講師の寺井技術顧問(右)


 島根県では、水田を利用した放牧の排水対策も始まったところです。今後、さまざまな品目で、農業機械を利用した排水対策の取り組みが始まることと思います。

平成29年度普及活動・試験研究成果発表会

2018.03.31

 普及員活動を普及職員や関係者、農家など広く紹介するため発表会が開催されました。
 今年度は、「未来へつなげる中山間地農業を目指して~普及現場の今~」と題して、全体会・分科会をあわせて普及からは12課題、研究から3課題、合計15課題の発表がありました。そのほか、ポスターでの発表や島根県立農林大学校の紹介などがありました。

 当課からは、「早期肥育技術の確立に向けた肥育現地実証の取り組み」と題して、ポスター発表をしました。
 子牛の生産から肥育までを追いかけた実証成果で、子牛価格の上昇に伴い、今後も取り組んでいく必要がある課題だと考えています。


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 基調講演では、今年度開催された第5回農業普及活動高度化研究大会において、全国農業改良普及職員協議会長賞を受賞された京都府南丹農業改良普及センターの小林俊博主査から『亀岡市における「丹波大納言小豆」機械収穫技術の確立と普及』について講演をいただきました。
 今回、普及から発表のあった12課題の中から1題は、県代表として高度化発表会へ出場することになると思います。

JGAP指導員・基礎研修を受講しました

2018.03.30

 昨年11月に、大阪市のドーンホールで開催された、JGAP(家畜・畜産物)指導員・基礎研修を受講しました。
 日程は2日間でしたが、島根県からの参加では前泊が必要で2泊3日の研修でした。
 受講者は、各県の畜産関係者。グループワーキングの顔ぶれは、普及員と家畜保健衛生所の獣医師でした。


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 JGAPでは、アニマルウェルフェアや自給飼料栽培周辺のほ場情報など、日頃の指導の中ではあまり対応していない部分がありました。
 鶏や豚など自給飼料の生産がない場合は、農場の中の管理が中心なので、取得も比較的スムーズにできると思います。しかしながら、自給飼料を生産する場合は、栽培ほ場に隣接するほ場の農薬散布状況などを確認する必要があり、地域との連携が必要となるため、島根県内だと農産や集落営農担当普及員との連携も必要になってくるのかな? と思いました。


 JGAP(青果物・穀物)については、2009年に基礎研修を受けていますが、有効期限が切れています。
 島根県のGAPに準ずる認証制度では、「美味しまね認証」があります。
 当時、島根県の普及員でJGAPの基礎研修を受講した人は少なく、青ネギの美味しまね認証指導をした経験があります。私は畜産の指導員なので、青ネギについての詳しい知識はなかったのですが、基準書に基づいて指導していけば、全体が見えてくるということに気づきました。


 現在はまだ、畜産関係者がJGAP(家畜・畜産物)指導員・基礎研修を受講している状況にありますが、畜産以外の普及員についても、畜産JGAPを理解しておく必要があると思います。
 「美味しまね認証」制度にも畜産がありますが、JGAPに先行して開始されているため、アニマルウェルフェアなどの項目がありません。隠岐の担当をしていた時、隠岐牛の生産法人の「美味しまね認証」の指導をした関係で先日、場長に会った時にJGAPの話をしましたが、「美味しまね認証を維持するのも大変なのに・・・」と、やる気と手間を両てんびんにかけているような状況でした。

日本フラワービジネス大賞2017受賞

2018.03.22

 島根県農業技術センターが、「日本フラワービジネス大賞2017(育種・生産部門)」を受賞しました。


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 島根県の花といえばボタン。国内外に出荷され、中海に浮かぶ大根島が産地として名前が通っていますが、今回受賞したのはアジサイです。


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島根のボタン


 島根県農業技術センターで作出したアジサイ「万華鏡」が、花き新品種コンテストで最高賞となる「2012~2013フラワー・オブ・ザ・イヤー」鉢花部門を受賞。
 その後作出されたアジサイ新品種「銀河」では、「2016F&Gジャパンセレクション」新花コンテストで第一席、そしてグランプリ、「2016~2017フラワー・オブ・ザ・イヤー」(鉢花部門)と、地方研究機関としては、これまでにない成績を収めてきました。


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受賞品種の展示


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万華鏡(左)と銀河(右)


 今回の日本フラワービジネス大賞では、新品種の開発に加えて、活用や普及について、貢献や先駆的な役割が評価されました。育種・生産・販売体制を構築した生産者グループの活動と、県の研究部門と普及部門の両方をもつ島根県農業技術センターとの連携が受賞につながりました。

稲WCS生産研修会に参加して

2018.03. 3

 JAしまね出雲WCS協議会の定期総会に合わせて開催された、「稲WCS生産研修会」に参加しました。
 研修会では、協議会のメンバーが生産したロールを開封して、品質を検討しました。耕畜連携の場合、稲WCS生産者が直接利用することなく販売している状況が多々あるので、自分たちが生産した農産物を確認し、今後の品質向上に役立てるための、よい機会だと思いました。


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稲WCSを開封して確認


 初めて出雲市内に、ダイレクトカットの稲WCS収穫調製機械が導入された時には、出雲普及部で畜産を担当していました。当時は、いかに栽培面積を増やすかが最大の課題でした。品質の向上については、耕種農家と畜産農家との意見交換会などを開催していましたが、生産した稲WCSの確認などの機会をつくるということまでは考えつきませんでした。


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どれが良好か確認


 研修会には、当課から古瀬専門農業普及員が講師として参加していたので、県内の農産、畜産担当普及員へも参加の呼びかけを行いました。
 開催までの期間が短かったためか、参加者はかなり少なく残念でしたが、若い普及員(技師)の出席はあったので、よかったと思います。8個のロールを一度に開封して比較することは、普及の現場ではなかなかないことなので、よい研修となりました。

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