普及指導員が現場で活躍する日々をレポート
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長妻武宏

長妻武宏

島根県の長妻です。畜産が専門の普及員ですが、過去には、イノシシの研究などもしていました。島根農業の応援団員としてになりたいと思っています。

稲WCS生産研修会に参加して

2018.03. 3

 JAしまね出雲WCS協議会の定期総会に合わせて開催された、「稲WCS生産研修会」に参加しました。
 研修会では、協議会のメンバーが生産したロールを開封して、品質を検討しました。耕畜連携の場合、稲WCS生産者が直接利用することなく販売している状況が多々あるので、自分たちが生産した農産物を確認し、今後の品質向上に役立てるための、よい機会だと思いました。


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稲WCSを開封して確認


 初めて出雲市内に、ダイレクトカットの稲WCS収穫調製機械が導入された時には、出雲普及部で畜産を担当していました。当時は、いかに栽培面積を増やすかが最大の課題でした。品質の向上については、耕種農家と畜産農家との意見交換会などを開催していましたが、生産した稲WCSの確認などの機会をつくるということまでは考えつきませんでした。


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どれが良好か確認


 研修会には、当課から古瀬専門農業普及員が講師として参加していたので、県内の農産、畜産担当普及員へも参加の呼びかけを行いました。
 開催までの期間が短かったためか、参加者はかなり少なく残念でしたが、若い普及員(技師)の出席はあったので、よかったと思います。8個のロールを一度に開封して比較することは、普及の現場ではなかなかないことなので、よい研修となりました。

平成29年度第2回島根県肉牛枝肉共進会

2018.02.19

 島根県では、夏と年末の年2回共進会が行われます。
 先日、今年度第2回島根県肉牛枝肉共進会が開催され、19農場から去勢牛30頭、雌牛2頭合計32頭が出品されました。
 最優秀賞となる島根県知事賞は、やすぎ肥育センター(JAしまね)が受賞しました。安来市生まれ安来市育ちの出品牛で、3代祖(血統)は、美津百合-安茂勝-勝忠平でした。


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左 :島根県知事賞を受賞した「やすぎ肥育センター」/ 右 :枝肉観覧の様子


 32頭の内訳は、5等級10頭、4等級18頭、3等級4頭で、上物率(4・5等級率)は、87.5%でした。
 当課は、各農場への出品牛希望調査に基づいて、各農場で肥育牛の外貌や体測値を確認したうえで出品牛を割り当てていくこと、いわゆる「選抜」がおもな活動となるので、上物率は気になります。目標を85%以上にしていたので、なんとかクリアすることができました。

 選抜に関わっていると、共進会に選んだ牛よりも、一般出荷に回した牛の方が良かったりすることがあります。精進、精進・・・


しまね和牛の種牛展示会

2018.02.13

 しまね和牛の種雄牛展示会が、雲南市の島根県畜産技術センター育種改良部で開催されました。
 畜産の普及員をしていると、農家から「この牛に何付けたらいい?」と尋ねられることが多いわけですが、バシっと! 直球で受け答えできる普及員は少ないと思います。

 血統や肉質、体型などさまざまな要因があって、決めづらいというのが本音です。しかし、島根の(畜産)普及員が島根の種雄牛を知らないでは、ちょっと恥ずかしい。そこで、この展示会を普及員の研修会に位置づけして「種雄牛をみて、説明を聞く」勉強会としました。一度で覚えることは無理ですが、覚えるきっかけになって欲しいと思います。


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左 :観覧の様子 / 右 :久茂福号の展示


 10年ほど前に、育種改良部の職員として雄牛の選抜に関わっていましたが、当時選抜した牛はすべていなくなっていました。名牛を発掘できなかったということです。それにしても、最近、種雄牛の名前を忘れることが多くなりました。
 現在県内では、優秀な種雄牛として「久茂福」号の利用が増加中ですが、県外へも、事業団から販売されています。

「中間検討会」でキャベツの排水対策を検討

2018.02. 8

 私が所属する技術普及部で、中間検討会が開催されました。
 普及計画について、年度の中間に検討する会なので「中間」と銘打っていますが、県内9カ所の地域普及部(支所)の検討会が10月に開催されるため、当部の検討会は例年11月になります。


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栽培状況を説明する宮崎専門普及員


 検討会では、全国農業システム化研究会で取り組んでいる「水田でのキャベツ生産における排水対策」も、課題として取り上げられました。
 昨年度は湿害で、商品としては、ほとんど収穫ができなかったキャベツですが、今年度はなんとか売り物になるキャベツができそうだという内容でした。


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穿孔暗渠機カットドレーン(左)と 排水対策をしたキャベツほ場(右)


 年明けにほ場に行ってみると、キャベツが順調に生育していました。
 島根県では、排水の問題が解消すれば、野菜作りがうまくいく農地が多くあるため、この技術に期待が寄せられています。
 そして、もうひとつの問題として、労働力不足があげられます。労働力が年々弱体化しているため、さまざまな農産物生産において、機械化が望まれています。


第23回隠岐産素牛枝肉研究会

2018.02. 6

 大田市の島根県食肉公社において、隠岐で生産された和牛子牛を素畜として肥育された和牛枝肉の研究会が開催されました。


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隠岐素牛枝肉


 最優秀賞は、出雲市の(有)藤増から出品された枝肉が受賞しました。また、その素牛を生産した隠岐郡海士町の(有)隠岐潮風ファームが表彰を受けました。


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表彰式の様子。(有)藤増(左)と (有)隠岐潮風ファーム(右)


 隠岐潮風ファームは、「隠岐牛」の生産者として有名ですが、隠岐牛は雌牛に限られているため、生まれてきた雄子牛は、去勢牛として市場で販売されます。


 「隠岐産素牛」というちょっと珍しい名称の研究会(共進会)。第1回の開催の頃は、子牛価格が低迷していた時期でしたので、隠岐の子牛をもっと買ってもらおうという意図がありました。
 隠岐には当時、肥育農家が1戸しかなく、その牛を有利販売につなげたいという気持ちもありました(統計上は、隠岐の闘牛「突き牛」を飼養している農家も肥育農家にカウントされてますが・・・)。


 平成4年頃から育種価の公表が始まりましたが、2年たっても隠岐の繁殖雌牛の判明率が低かったため、技術的に、少しでも多くのデータを集めたいという気持ちもありました。現在では、一般出荷した隠岐産素牛の枝肉成績も、育種価分析用にデータを提供してもらっており、隠岐の雌牛の改良に大きく役立っています。

 

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