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島根県
長妻武宏

「角太郎」現場後代検定のためのオークション

2024.01.25

 松江市にある島根中央家畜市場で、次世代種雄牛づくりの第一歩となる、現場後代検定のための子牛を購入する肥育農家を決めるオークションが開催されました。


 ここに至るまでに、直接検定が実施されます。
 島根県では、県内で生産された子牛の能力(育種価やゲノム)・血統・体型などの条件で選抜された子牛を畜産技術センターで飼養して、その中から選ばれたのが、今回の種雄牛「角太郎」です。
 この角太郎を父親とし、県内の繁殖農家が約1年半かけて生産した子牛の中から18頭が選抜されます。その後、県内の肥育農家等が子牛を購入し、約20か月飼養して出荷されます。一般販売された枝肉の成績や評価、人気などにより、「角太郎」の繋養される期間が決まっていきます。


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牛の下見


 浜田管内では、2戸の繁殖農家から1頭ずつ子牛が出品され、それぞれ県の畜産技術センターと出雲市の肥育農家に販売されました。


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出雲市の肥育農家に販売が決まった子牛


 島根県では通常のセリではなく、評価額を決めて入札(重複した時には抽選)となるので「オークション」と呼んでいますが、正式には「後代検定調査牛導入調整」です。

長妻武宏

島根県の長妻です。畜産が専門の普及員ですが、過去には、イノシシの研究などもしていました。島根農業の応援団員になりたいと思っています。

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