鳥獣研修会
2024.01.17
浜田市三隅町は、海岸線からすぐに山に向かっていく地形です。まとまった平地が少ないということもあり、柿が約20ha栽培されています。
イノシシ被害も多く、電気柵やワイヤーメッシュで農地を囲むのは当たり前の地域ですが、西中国山地個体群として保護されているツキノワグマも生息しています。これが柿農家にとっては厄介な存在で、出会わないようにすることも大切ですが、農地への侵入を防止するために、ワイヤーメッシュの上に電気柵を設置するなどの方法で対応しています。しかし、農地へのクマ侵入を完全に防ぐという状況には到達できていません。
そこで、今年度の実証として、電気柵の電圧の状況をスマートフォン等で確認できる機材を設置しました。
また、クマの農地侵入低減を目指して、研修会も実施しました。
この地域には、ニホンザルは、ほぼいないという状況です。