しまねの水田園芸を伸ばすために
2019.03.29
~水田園芸推進研修会(出雲市)~
出雲市で開催された園芸の研修会に参加しました。
普段、畜産以外の作物研修会に出席することは少ないのですが、全国農業システム化研究会の運営委員の富山県の革新支援専門員、宮元史登氏が講師ということで、話が聞きたいと思いました。
演題は、「富山県における水田でのたまねぎ等野菜生産の取り組みについて」。たまねぎの産地化に向けて、機械化体系、排水対策、育苗方法など、さまざまな検討を重ねて改善して産地化できたこと、失敗談や新聞に「...タマネギ苦戦」と報じられたことなど、普及活動の生の声や生産振興のための普及活動方法など、非常に役立つ話を聞くことができました。
そのほか、(株)メディカル青果物研究所研究開発室長から「加工・業務用野菜をめぐる情勢~」の講演や、県央事務所大田支所からは、排水対策を中心とした水田園芸の事例報告などがありました。
島根県では、耕作地の大部分が水田なので、水田での園芸拡大に取り組むことが、農業産出額拡大の鍵となると思います。