普及指導員が現場で活躍する日々をレポート
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島根県
長妻武宏

長妻武宏

島根県農業技術センター技術普及部畜産技術普及課の長妻です。課の名前のとおり畜産が専門の普及員ですが、過去には、イノシシの研究などもしていました。島根農業の応援団員として力になりたいと思っています。

隠岐の7月家畜市場へ行ってきました

2018.07.31

 隠岐の島では、今回の7月市場から、町内で移転して新たに整備された市場(西郷市場と浦郷市場)2カ所での開催となりました。


①西郷市場
 旧隠岐空港ターミナルビルをセリ場に改装し、セリ前のつなぎ場及びセリ後に購買者ごとにわけてつなぐ建物が新たに作られていました。はじめての市場利用でしたが、スムーズにセリが実施されました。


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西郷市場の外観


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西郷市場の外入口


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西郷市場セリのようす


②浦郷市場
 以前よりも別府港に近い場所に市場ができました。
 セリ前のつなぎ場やセリ後の購買者ごとに分けてつなぐ建物、そして、他市場でセリが終わった牛を10日程度飼うことができる牛舎が併設されています。また、セリ場に子牛を誘導するレールがつけられて、安全性の向上が図られました。
 市況としては、浦郷市場の雌子牛がやや値段が下がりましたが、子牛のサイズから考えると、大きな値下がりではなかったように思います。


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浦郷市場の入口


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浦郷市場のセリのようす


 これまでも普及員が中心となって体高や胸囲を測尺してきましたが、今後も続けていく予定です。

若い普及員向けに除角の研修会を開催

2018.07. 5

 普及業務の一つとして普及員に対する研修会の開催があり、各担当作物に分かれて行います。当課は、畜産を専門とする普及員研修を担っています。
 今回は、採用2年目までの技師3名に、肥育研修の一環として除角の実習を行いました。

 実習に使用した牛は、畜産技術センターの肥育用子牛(後代検定牛)です。
 まずは、牛房に群飼されている牛に面型(おもがた)を取り付けます。


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(参考)面型を付けた子牛


 本来は、取り付けた後牛を引くロープが鼻の上になるように取り付けるのですが、あごの方に来るようにするなど、思わず笑ってしまいそうな場面もありましたが、全員が上手に除角することができました。


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除角の研修


 今回、除角のほか鼻環の装着なども行いました。
 普及員が実際の現場で、鼻環の装着や除角をすることは少ないと思いますが、牛を保定することはよくあることなので、牛をきちんとつなぐことの重要性などもわかってもらえたと思います。

学校農業クラブ連盟家畜審査競技会

2018.06.26

~今年度の島根県学校農業クラブ連盟家畜審査競技会の審査員をしました~


 県内の農業高等学校及び農業関連の総合学科4校による「家畜審査競技会」が、島根県畜産技術センターで開催されました。


 家畜審査競技は牛を展示し、家畜審査を通して競い合うものです。
 「この牛の最大の美点は?」との出題に対し、回答者が「体積」や「資質」と答え、正解が「体積」であれば10点獲得という具合になります。

 今年度は175人の参加があり(乳牛個人戦64名、和牛個人戦111名)、和牛個人戦の優勝・準優勝者は、秋に鹿児島県で開催される全国大会への切符を手にしました。今年優勝した生徒は昨年(2年生時)も優勝しており、2連覇という快挙でした。

 (協議会には審査員として参加しているわけですが、生徒に交じって参加した場合に「優勝できるか?」と言われると、正直自信はありません...)


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乳牛個人戦(左)と和牛個人戦(右)


 島根県では団体戦も行われ、柔道のように先鋒・次鋒・大将で競い合いました。今年度は16チームが編成され、出雲農林高校のチームが優勝しました。


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和牛団体戦


 個人戦は一人一人が競い合うため、シーンとした会場での静かな競技となりますが、団体戦はチーム対抗ということで応援も多く、かなり盛り上がります。全国大会や全国和牛能力共進会は個人戦だけなので、ぜひ全国段階の競技会でも団体戦を採用して欲しいと思います。


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表彰式


 今回の各優勝者には、畜産技術センター所長賞の副賞として「島根和牛」が贈られ、優勝した生徒は大喜びでした。

島根県枝肉共進会出品牛の農家巡回選抜

2018.06.18

 7月下旬に開催される「平成30年度第1回島根県枝肉共進会」への出品牛を選抜するため、大田市の農家へ行ってきました。


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 当課の役割として毎年2回、夏と年末に開催される県枝肉共進会の選抜を実施しています。
 県内東部から西部までの出品希望畜産農家の牛を見せてもらい、その中から選びます。選抜する牛が農家の一押しと一致するときは良いのですが、違う場合、農家が推した牛の枝肉の方が良かったこともあるため、肥育牛の選抜は慎重になります。


 今回は三瓶山の麓の農家へ行きましたが、牛舎からすぐのところにワイナリーができたということで、見学してきました。
 以前は栗園だった場所にぶどうが植えられており、ワイナリーは、数年前まで営業していたスキー場のゲストハウスを改装した建物とのことでした。


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 当日は、梅雨の晴れ間で天気が良く、国立公園三瓶山がきれいに見えましたが、道路は4月に起きた地震の影響であちこち陥没したままでした。


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雨は降っても青空講習会

2018.06.12

 出雲市佐田町で、WCS用稲現地講習会が開催されました。
 今回は畜産農家への講習会ではなく、稲を栽培する耕種側の集落営農への栽培講習です。梅雨入りして、青空は見られませんでしたが、建物の軒先での講習会となりました。


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 島根県内のWCS用稲の品種は当初、県の品種「ミホヒカリ」や「コシヒカリ」といった米品種が多かったのですが、WCS向け品種も増えてきました。
 近年、畜産農家が要望する、茎葉多収で穂長の短い「たちすずか」の栽培が増えてきています。米を栽培してきた集落営農にとっては勝手の違う栽培であり、質問も多くありました。
 現在、稲WCSの品質向上指導に取り組んでおり、早めの落水で、稲の水分をサイレージ向けに落としてもらうようにしています。とくに早生品種「夢あおば」は水分が落ちづらいので、徹底が必要です。


 この地区は、平成25年度の全国農業システム化研究会で鉄コーティングで稲WCS用品種「夢あおば」の実証に取り組みました。その後、収穫調製機械を購入して、稲WCS生産に取り組んでいます。

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