埼玉県
九十九薫
九十九薫
埼玉県川越農林振興センター 新規就農・法人化担当の九十九(つくも)です。6次産業化担当です。埼玉県入間郡の農業情報をお伝えしたいと思います。
2016.10.19
2016.08.22
2016.08. 5
今年度、川越農林振興センターでは、所沢市特産のにんじん・さといもの若手生産者のなかで「良いものを安定して栽培したい」と考えている方に声がけをして、『土壌研究会』を組織しました。
今回この研究会を対象に、平成28年7月27日(火)にJAいるま野所沢共販センターで土壌研修会を開催しました。
研修会では、アグロカネショウの石本先生から『センチュウの生態と防除について』の講義をいただき、にんじん・さといもの主要害虫であるセンチュウについての理解を深めることができました。
この後、研究会では土壌サンプルを集めて、ほ場ごとのセンチュウの遺伝子診断と化学性の分析を行い、より良い野菜づくりに生かしていこうと意気込んでいます。
普及指導員もサンプリングから支援し、土壌研究会の活動を支えていく予定です。
2016.07.11
越生町・毛呂山町では県の農業技術研究センター等と連携し、ゆずのウィルス病対策として弱毒ウィルスを持った系統を選抜しようと試験を行っています。
昨年度、ゆず苗木を生産して展示ほを設置したのですが、山間部で栽培を行っているため、シカなどによる獣害が発生しています。
そこで今回は、ゆず苗木の周りにトリカルネットを張って獣害を防止するとともに、獣害(シカと、今後侵入が警戒されるサル)の実態を把握するため、カメラを設置しました。
左 :トリカルネットで苗木を保護 / 右 :獣害観察用カメラを設置
今後は、被害の様子を把握しつつ対策をとっていく予定です。また、ゆずのウィルス病に対する被害軽減効果も確認していきます。
2016.06.17
坂戸市では平成24年度から坂戸ブランド野菜の一つとして、葉を食べるさつまいも「すいおう」の栽培に取り組んでいます。
「すいおう」(平成16年8月18日種苗登録 第12184号)は、さつまいもの葉・茎・葉柄をおいしく食べられるように開発された品種です。葉酸などのビタミン類やミネラル類、食物繊維が豊富で、坂戸市では8月~10月に葉・茎を野菜として出荷していますが、いもは甘みが少ないため出荷はしていません。
このたび「坂戸市農産物生産組合」では、茨城県の酒造会社に委託し、「すいおう」のいもを使った「すいおうの芋焼酎」を企画・製造しました。減圧蒸留器で低温蒸留することで、すいおうの芋本来の風味と香りを引き出し、まじりっけなしのおいしさとなっています。
坂戸市・鶴ヶ島市内限定販売ですが、お近くにお立ち寄りの際は、ぜひご賞味ください。
▼問い合わせ先 :坂戸市農産物生産組合事務局(坂戸市農業振興課) ☎049-283-1419