普及指導員が現場で活躍する日々をレポート
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平野稔邦

平野稔邦

佐賀県佐城農業改良普及センターで果樹を担当しています。佐賀県ではテレワーク推進の一環で普及指導員は、一人一台のタブレット端末を持ち日々の普及活動に活かしています。タブレットを活用した普及活動を中心に、産地の動き等を紹介します。

佐賀県の普及センターにドローンが配備!

2018.09.13

 本年度、佐賀県の普及センターに初めて撮影用ドローンが備品として配備されました。
 昨年度までは、事前に申請して佐賀県農業試験研究センターのドローンを借用していましたが、必要に応じた空撮が可能になりました。
 今回、マルチの現地確認が予定される中、「みかん園地のマルチ被覆の現地確認に利用できないか」と生産部会に提案して、実際に現地圃場の撮影を行って現地確認を行ってみました。


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マルチ設置を確認するための空撮映像


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部会委員の意見を踏まえた撮影風景


 これまでは、地域の担当委員が実際に現地を見て確認するのが通常の確認作業でしたが、ドローンを活用した写真と圃場地図とでマルチの実施状況を判断できるので、大幅な労力カットにつながりました。
 撮影角度の問題で、詳細な設置状況は現地での再確認も必要ですが、担当する委員からは、かなり良い評価を得たところです。


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空撮映像と地番地図を利用した確認作業


 ドローンが普及センターに常備されたことで、生育状況の変化等の指導場面や、もしもの災害時も含めて機動力のある活用につなげていきたいと考えています。

本格貯蔵の温州みかんの管理状況を確認!!

2018.02. 5

 当普及センター管内の大和地区では、「あんみつ姫」ブランドで温州みかんを生産しています。その主力は年内に収穫し、年明けの2~3月まで貯蔵して出荷する青島温州です。収穫後に、みかん専用の貯蔵庫に入庫して、3~4か月間、貯蔵管理を行っています。


 先日、生産者がそれぞれ管理している貯蔵庫を巡回し、今年の貯蔵状況の確認会を実施しました。生産者ごとに貯蔵庫の状況(大きさ、入庫量、通気具合など)は違いますが、近年になく低温が続く今年は、着色の進みは遅いものの、貯蔵中の腐敗は少ない状況でした。


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左 :生産者の貯蔵状況を確認
右 :興味深く貯蔵庫の構造を視察する生産者


 巡回する中で、貯蔵出荷に向く栽培管理試験園の貯蔵果実を比較し、生産者に処理効果を確認してもらい、生産者自身の栽培状況や貯蔵庫の能力・機能に合わせ、自分の園に向く栽培管理方法を検討するよう指導しました。

 また、室内検討会では、貯蔵庫管理の効率化や適正化を図るため、貯蔵管理中の貯蔵庫内の温湿度データが、どこでも自分のスマートフォンで確認できる機器を紹介しました。これに興味を持つ方も多く、向上心のある若手の生産者などは、すぐに導入を決めていました。


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左 :貯蔵に向く栽培管理試験の状況を確認 
右 :室内検討会


 これからが貯蔵みかんの出荷期になります。今年は裏年傾向で生産量が少なくなっていることから、高単価での販売が期待されています。

インターンシップで大学生が普及指導員の仕事内容を体験!!

2017.09.12

 先日、佐賀県人事課が主催する「実務実践型・佐賀県インターンシップ」で、東京農工大、岡山大、佐賀大から3名の農学部の実習生が、普及センターの仕事の一日体験に来られました。

 今回は、私が担当する果樹で対応することになり、管内果樹の栽培状況や普及指導の内容について説明し、現地では温州みかんのマルチ園での生育調査や、調査圃場でのドローンでの空撮等の取り組み内容について、普及センターでの活動内容の一端を体験してもらいました。


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左 :みかんマルチ園での生育調査状況 / 右 :試験マルチ園の空撮写真


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左 :ドローンの操縦体験 / 右 :ドローンで記念撮影


 実習生からは「農政の業務の理解が深まり、現地機関での実際の作業の現場を見て、やりがいや大変さを学べ、働きたいという思いが深まりました」という感想をいただきました。

 インターンシップを受け入れてみて感じたことは、普及活動の内容を説明するのは大変で、ましてや一日体験の中で伝える事はさらに難しいことを再度実感したところです。次の機会では、普及活動のやりがいや面白さを更に上手く伝えたいと感じた日になりました。

みかん園地をドローンで撮影!

2016.11.21

 先日、佐賀県農業試験研究センター所有のドローンを使って、果樹園を空撮しました。
 天候も良く、ドローンを飛ばすには絶好な条件で、思った以上に安定した画像の撮影ができました。


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農試の担当者がオペレーター


 「大規模な基盤整備園」「隔年交互栽培園」「大規模な根域制限栽培園団地」「放牧による耕作放棄地対策園」等、さまざまな角度とスピードでドローンを飛ばし、写真と動画を撮影したところです。
 効率的に良い映像を撮るには、どの方向からどう撮影するか、ドローンを飛ばす以前にイメージできるかがポイントのようでした。


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大規模基盤整備園の撮影(左)と、上空からの撮影(右)


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左 :有明海をバックにした根域制限栽培団地
右 :隔年交互栽培園を上空から


 今回は、どんな感じで飛び、どんな映像が撮れるのかを体験するのが目的でしたが、普及指導上においても、マルチ被覆や改植の現地確認や細かい列植図の作成、耕作放棄地の確認と対策等、いろいろな活用方法が見込めることが分かりました。
 活用場面をきっちり整理して、今後積極的に導入を検討していきたいと考えています。

普及活動へのタブレット端末の活用法を講演!

2016.10.17

 9月29、30日に、普及活動の創意工夫・改善や独創性に富む優良事例を各県代表が発表する、「第4回農業普及活動高度化発表会」が開催されました。
 その中の記念講演として、タブレットを先駆的に導入した佐賀県を代表し、「タブレット情報端末の普及指導への活用法」と題した講演をしてきました。


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 普及活動の優秀な成果を発表する大会の中で、「普及活動にどのようにタブレットを活用しているか」という、あくまでも普及活動の手段を講演するのは若干気が引ける思いでしたが、テレワークの一環として導入された経緯から、実演を主体に、普及活動で利用しているアプリの説明まで、持ち時間いっぱいで、なんとか講演することができました。


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左 :モバイルワークの効果について説明
右 :地図情報が付与された圃場の画像を地図上にマッピング


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普及現場での具体的な活用方法を説明。現地研修会での活用状況(左)と圃場の調査内容の記録について(右)


 導入を検討されている県の方々から数多くの質問を受け、多くの方々に興味深く受け止められているのだと感じました。

 先進的に導入している佐賀県の普及員としては、さらにタブレットの利用価値を高めて、普及活動を効率化・高度化していく必要を感じた大会となりました。

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