群馬県
川島正俊
川島正俊
群馬県中部農業事務所普及指導課で野菜を担当しており、施設キュウリの環境制御や露地ナスのV字仕立ての普及などに取り組んでいます。担当地域は、雄大な赤城山の麓の前橋地域です。
2016.11.29
こんにちは。
群馬県の前橋市粕川地区では、冬の換金作物として「ちぢみほうれんそう」の作付けが増えています。現在、生産者は80名で、面積は25haと、県内では有数の産地です。
「ちぢみほうれんそう」は12月からの出荷で、糖度基準は12月が8度、1月からは10度となっています。
普及指導課ではJA前橋市と連携し、生産の安定と出荷物の高品質化に向け、栽培講習会や現地研修会、および出荷前の全戸糖度チェックを行っています。
今回の現地研修会では活発な質疑や意見交換が行われました。出荷に向け、産地は盛り上がっています。
左 :現地研修会のようす。出荷に向け、草姿の最終チェック!
右 :「ちぢみほうれんそう」の草姿。本年の生育は順調です
冬を迎え、ますます甘くなる「群馬のちぢみほうれんそう」、店頭で見かけたら、手に取ってみてください。
2016.06.10
こんにちは。
今回は、「前橋市の赤シソ」のようすをお知らせします。
群馬の赤シソは、東京都中央卸売市場で入荷量がトップクラスです。私の勤務する前橋管内では、生産者が170人以上で、県内では太田市に並び、有数の産地となっています。
作型は露地栽培で、3月は種、5月下旬頃からの出荷となっています。
普及指導課ではJA前橋市と連携し、2月に栽培講習会、4月に現地研修会、5月下旬に目揃え会を開催するとともに、適宜現地巡回を行っており、質・量ともに充実した出荷をめざしています。
左 :現地研修会のようす。生育状況のチェックに、余念がありません
右 :赤シソの生育状況。本年の生育・出荷は順調です
消費方法を市場担当者や農家に聞くと、「梅干しに使う」、「赤シソジュース」が主ですが、私は、赤シソエキスの焼酎割りがお気に入りです。
マイナーな作物ですが、「名脇役の赤シソ」、店頭で見かけたら、ぜひ手に取ってみてください。
2016.04.15
こんにちは。
今回は、前橋市粕川町のハウスナスの現地巡回指導会の様子をお知らせします。
前橋市粕川地区のハウスナスは、1月下旬~3月上旬に定植する半促成作型で、栽培は昭和50年頃から始まり、現在では18戸、約4haの規模となっています。また、Uターンなどで後継者が少しずつ増えており、現在8戸で後継者が就農しています。
この研修会は、毎年4月上旬に、JA前橋市と連携して開催しており、多数の生産者が参加します。内容は「初期の草姿管理や訪花昆虫の使い方の注意点」などです。
後継者も多数参加し、栽培状況を見ながら、お互いに熱心に意見交換していました。
現在、生育・出荷は順調に推移しています。7月上旬まで、品質のよいナスの出荷が続きます。
2016.03. 8
はじめまして。そして、こんにちは。
私の勤務している群馬県の前橋地域は、施設キュウリの栽培が盛んです。近年、Uターンなどで後継者が少しづつ増えており、徐々に世代交代も始まっています。
そこで、普及指導課では、本年度、関係機関と連携し、栽培経験の少ない後継者などを対象に、栽培技術の習得と仲間づくりを目的とした「キュウリ基礎技術研修会」を4回開催しました。
内容は、キュウリの基礎知識と、篤農家のほ場視察です。講義だけではなく、フリートーキングの時間も設けたところ、参加者同士で自由な話ができ、交流も始まりました。
この研修会をきっかけとして、参加者の早期の経営安定に取り組んでいきます。
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