大分県
塩崎洋一
塩崎洋一
昭和63年に大分県で普及員として奉職。 令和4年3月に早期退職して農業に踏み込み始めたが、普及現場の要請により中部振興で普及活動の第二幕、北部振興局で普及活動第三幕を終えた矢先、北部からさらなる要請があって第4幕が上がった。なかなか自分のやりたいことに集中できない、でも断れないジレンマを抱えながら、それでも全力で普及員をやる気持ちです。
2022.09.26
和牛全共もあるけれど、地元県での共進会もあるわけで、これに向けた予選会が地区で開催されるということです。
この日は、わが地元、臼杵市の地区予選を通過した牛さんを手入れする巡回。
K副主幹とともに伺うと、「おう、洋ちゃん。いま、どげえしよるんか、こんどここか」と、子供の頃からかわいがってくれていた農家さん。「実はなあ・・・・」と、近況報告しながら牛を引いている私でした。
新入りの頃、ある町で地区予選が終わった日の出来事です。私の普及員人生の進路を決定づけた大先輩が、みんなの前でこう言いました。
「塩崎、明日から毎朝、こん牛を引き運動しち、わらずりするんぞ」
もちろん私に拒否権などあるはずがありません。翌朝6時30分からの引き運動と、わらで牛の体を乾布摩擦、本番当日まで一か月ほど続きました。
そして今がある、と言えるのですが、K副主幹に言いました。
「いまどき、牛ん毛刈りしよる普及員は、あんたぐらいかえ、俺どうはしよったけど」と言うと、すかさず「塩崎さんも私も、化石かもしれんですね」
普及員のスキルとは何か、永遠のテーマかもしれません。。。
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背中がK副主幹。「こげえすりゃ農家のためになるんじゃけどなあ」が口癖です。なんだか、自分を見ているような・・・
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農協Y課長さん。南部振興局時代に、一緒に牛の削蹄をした話を思い出しながら・・・
2022.09.16
2022.09.13
第二幕の舞台は、中部振興局管内。
この日はO主査に同行して肉用牛農家さんにお邪魔しました。
繁殖管理についてO主査が農家さんとやりとりをしている横で、1頭のはぐれ子牛が歩いていました。
「この子はどうしたんで?」と聞くと、「そりゃあ、親が育児放棄したんじゃ」と農家さん。
親牛が乳を飲ませない、という場面はありましたが、子牛そのものに対して育児放棄か、人間だけじゃないんか。
そのせいか、普通ではないくらいにヒトになついています。

農家さんと話しているO主査。
彼女が南部振興局のころ広域普及員だった私は、一緒に飼養環境改善で牛舎を改装したことがある・・・・
2022.09. 2
今年の3月末、普及員としての第一幕を閉じた私です。
自分でやらねばならぬことがある、との決意と覚悟でしたので、まったくもって普及現場に復帰する予定はありませんでしたが・・・・。
昨年度末の任務終了の前日、別れの挨拶に来た同期が帰り際、「すまんが、うちに来てくれんか」とのこと。
困っていて来てくれ、ということなら、手伝わないこともないけれど、まあ、むげに断る理由もないので、自分のやろうとしていることに支障が無い条件なら、と引き受けた次第。
管轄は、住んでいる豊後水道沿岸部、臼杵市と津久見市から大分市、山間部では有名な湯布院まで。仕事は畜産の普及活動です。
実は在職中の34年間、この地域で勤務はないけれど、「やっと地元で仕事ができる」みたいなうれしさというか、子どものころに祖父母の家に遊びに帰るようなワクワク感があります。
そんなことで、事務手続きの関係から8月、第二幕が上がりました。
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生まれ育った臼杵市の風景。
臼杵湾に浮かぶ津久見島、臼杵なのになぜか津久見。
本来は湾内の臼杵七島(7つの島があった)の一つで、竹島という名前でしたが。手前は母校の臼杵高校、その向こうは造船所。
臼杵は造船と醸造の町、かな。(「臼杵七島」で検索してみてください)
2021.03.29
前回この農家さんを訪問した時は、雨で霧深い日でした。天気の良い日に訪れたいと思っていたところ、部門担当が「今日なら、行きますよ」とのこと。是が非でもと思いながらやって来ました。
大分県南部、祖母傾山系の麓。この山並みの向こう側は、前任地の佐伯市と宮崎県ですが、たしか傾山の向こう側からの風景、数年前に紹介したと思います。
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現任地、確か着任の風景は北側の久住山系。南側は祖母傾山系です。この絵に祖母山は入ってないですけど・・・・
この日は、気持ちどおりの風景だったのですが、時節柄「これも見納めかなあ」と、異動の気配に少し気持ちを落としている自分がいました。
このブログとも、かれこれ8年のつきあい。普及員として自分の活動記録としてつづってきましたが・・・・・。もし、何かの地殻変動があって、4月からも普及現場だったら、続けるかもしれません。
と、そう思っていたのですが、地殻変動も横風も吹かず、宮仕えの悲しさどおり、普及を離れます・・・。
ありがとうございました。