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大分県
塩崎洋一

この景色に癒やされる

2025.05.15

 この日は、第三幕でも伺った海の見える農場で牛さんの体側です。道中の景色、特に天気が良いと癒やされます。後で気づくのですが、こういう景色、特に海を眺めるのは、心の健康に良いのだとか・・・・。


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青い海・青い空 海辺の普及活動がやっぱり気持ちよい・・・・


 体側が終わった後で、Oくんが何か聞き取り調査をしていました。
 自分から積極的に動けるようになる感触、こうした農家さんとのやりとり、会話、対話のなかからも育まれます。


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聞き取り調査中のOくん、漏れ聞こえる単語に思わず「それ、酪農家さんでのことじゃ、肉用牛には違うで」と言ってしまった。頑張れルーキー!


 普及方法の研修で習うかどうかは分かりませんが、対人関係の中で、相手の方とのコミュニケーション、言葉そのもので伝わるのは1割か2割。あとは表情や雰囲気などで伝わっていくとのこと。


 では、私たち普及員は、農家さんに何をどう伝えるのか。
 色々な問題・課題があるとして、「ここをこのように改善すれば良くなる。だからこうやってみませんか」「こうやってみましょう」というところです。


 このように伝えるとして、伝わったかどうかは、どのようにわかるのでしょうか。
 後日、農家さんが「それを実行してくれた」「その結果が変わった」となって初めて「伝わった」と実感することになるのです。もちろん、こちらが「何とかしてあげたい」と思わなければ、この体験も得られません。

塩崎洋一

昭和63年に大分県で普及員として奉職。 令和4年3月に早期退職して農業に踏み込み始めたが、普及現場の要請により中部振興で普及活動の第二幕、北部振興局で普及活動第三幕を終えた矢先、北部からさらなる要請があって第4幕が上がった。なかなか自分のやりたいことに集中できない、でも断れないジレンマを抱えながら、それでも全力で普及員をやる気持ちです。

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