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大分県
塩崎洋一

県産品利用状況調査

2017.11.29

 全国の普及現場で行っているかどうか分かりませんが、大分県では、県産の農産物を加工品原料に使っている状況を調査しています。
 先日はM普及員と、管内で酒米を生産している酒造会社に伺いました。
 前任地でも一緒に仕事をしましたが、実は彼女、わが県では数少ない農産加工のプロです。


 酒米生産は、始めて5年ほどになるそうですが、当初5haで始めたのが、今では10haを超える様子。しかも、まだまだ「うちの田を作ってくれないか」との話が来ているそうです。
 水田担当者からは、「あの町の、あの条件の良いところでも、あれだけのスピード感で土地が集まっていること自体が問題なんです。周辺部で遊休化するのはもっと早いです」とのこと。仕込みの全量を自社生産でカバーできる日は遠くないかもしれませんが、喜ぶべきか憂うべきか・・・・。


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醸造場の横には販売店舗、その横にはお茶できるギャラリーが併設されています


 この社長さん、先代が蔵を閉じたところにUターンして帰り、復活させたとか。
 杜氏もおらず、自分で勉強しての復活劇。その味は、言うまでもありません。

塩崎洋一

昭和63年に大分県で普及員として奉職。 令和4年3月に早期退職して農業に踏み込み始めたが、普及現場の要請により中部振興局を舞台に、普及活動の第二幕が上がった。臼杵市在住。

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