普及指導員が現場で活躍する日々をレポート
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大分県
塩崎洋一

塩崎洋一

大分県豊肥振興局で経営全般の普及活動を展開中です。大分県臼杵市生まれ、九州東海大学卒。昭和63年に畜産普及員で採用されました。実家は平成6年まで肥育農家でした。

どうせ見るなら、1番のところ

2018.08. 6

 昨年採用されたMくんは管内で花の担当をしています。いくつか受け持っていますが、その一つにホオズキがありました。
 管内に隣接する私の前任地は、県内屈指のホオズキ産地。大分県産ホオズキは全国的にも有名です。(2年前に掲載しています)


 そこでMくんに、
「Mくんよい、ホオズキなら、あそこには行ったことがあるんかな?」
「ないです」
「なら、一回、行って見るか。山超えてすぐじゃ、どうせ見るなら1番のところじゃ」と、去年からの話で、ようやく最近、都合がついた次第です。


 当然ですが、ホオズキを今の時期に見なくては、意味はありません。前任地の担当Uさんに連絡して、段取りしました。もちろん「農家さんは忙しいだろうから、担当者案内でいいよ」という具合です。


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懇切丁寧なUさんの説明に聞き入るMくん


 「この農家さんは、とにかく無駄がないんです」とUさん。果たしてMくん、「無駄がない」の一言で、どれだけ農場の流れをイメージできたやら。今後に期待するところです。

地銀とのコラボ

2018.08. 1

 管内のとある経営再建事例で、メインバンクである地銀の支店と一緒に経営指導をしています。
 その縁で、今回ある企画に誘われました。当方からは野菜担当のYくん、花担当のSさんと3人で参加しました。


 銀行も農業分野で顧客開拓を進めていきたいようですが、なにぶん農業に関するノウハウがありません。そんなこともあり、まずは管内の農業法人に声をかけ、意見交換できる場を作った、というわけです。


 私たちは、アドバイザー的な役割で招かれました。何をアドバイスできるかは、その場で飛び交う意見次第です。初めての取り組みなので、「まずはやってみよう」ということでの参加となりました。
 銀行へ励ましや叱咤激励等々、社長業をされている皆さんからは、遠慮のない意見が出されていました。


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グループ別に検討した結果を発表。壇上で意見集約結果を持ってYくんが立っています

仕訳名人会発足

2018.07.27

 今から20年以上前に作られた『パソコン簿記の仕訳名人』なる冊子がありました。
 倉庫から十数冊出てきたので、希望者で分けたところです。20数年前のモノですが、今に十分使えます。


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普及活動の玉手箱。良いモノは何年経っても使えます


 簿記関係の問い合わせのほとんどが仕訳と言って過言ではないので、今回、ある提案をしました。
 「若手中心に、この冊子を最新のバージョンで復刊させよう」という企画です。経営担当広域普及指導員さんにお願いして、県下全域で希望するメンバーを集め、作業にかかりました。


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県下から集まった若手。各部門で最近の現場事例も盛り込みますが、どれだけ拾えるか・・・・。


 基本は、同じ内容を打ち替えながら、最近の内容を盛り込んでいく、というモノです。数回にわたって集まりながら作業しますが、集まった場では、経営研修会も行います。現場経験を主軸にした、今どきの若者には信じられないような、体験物語研修などです。

今年もスタート

2018.07.19

 所内の若手を中心に、経営研修が今年も始まりました。

 経営の普及活動は、普及方法そのものの感があります。
 なぜ経営が悪化するのか、その兆候、サインを見逃さない観察力、普段の農家さんとのやりとり、こちらのスキルアップ、などなど。これまでの経験則からを話します。

 時には「メモを取るな」と冒頭に言います。「真剣に聞いて、一晩二晩経っても覚えていること、それしか身にはつかないぞ」と。
 すると、筆記用具までしまい込む人がいたり、本当に全くメモを取らなかったり・・・・。
 そういう意味で言っているのではないのですけど・・・・。


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毎回約1時間、みんな真剣に聞いています。要は実戦です。経営の普及活動は「実践」ではなく「実戦」だと思っています

新規就農からのステップアップ

2018.05.24

 5年ほど前に新規就農で経営開始したHさん、訳あって経営相談がありました。
 「親元就農だったけど、別経営のこのままでは厳しいので、なんとかしたいです」とのこと。


 両親と本人の経営状況をそれぞれ伺うと、若手が子育てをしながら生活するには不利な経営内容ですが、新規就農の際に活用した制度上、これまでは変更もできなかった、という過去の経過も伺いました。
 「妻が他で仕事をしているので生活は何とかやってこれました。でも、自分自身の農業経営として考えると、このままでは全然納得がいかないし、なんとかしたいんです・・・・」と、本人はとても前向きに農業に取り組んでいます。


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両親と一緒に来たHさん。地域の農業後継者グループの会長です。他業種からの就農ですから、経営に関する感覚も違うようです


 今回の具体的な相談内容は、
①就農時点で活用した制度上、新たな経営展開をしても問題ないか、
②追加する経営内容をどのように進めるか、
③あわせて、経営継承など両親の意向はどうか、
 というところです。


 経営を一本化すれば売上も倍近くなるし、その方が金融機関に対しても有利でしょう。現状の施設や土地をうまく使えば、いいのでは。近いうちに部門担当者と現地を見ながら検討しましょう。
 ということになりました。

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