普及指導員が現場で活躍する日々をレポート
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大分県
塩崎洋一

塩崎洋一

大分県豊肥振興局で経営全般の普及活動を展開中です。大分県臼杵市生まれ、九州東海大学卒。昭和63年に畜産普及員で採用されました。実家は平成6年まで肥育農家でした。

経営指導力自己研鑽

2019.08.15

 農業経営の普及指導に関しては、私自身かれこれ四半世紀を超える普及員家業において、これまでいつの頃も、もちろん今でも、同じ様な議論、同じ様な内容での検討がされているように感じます(もちろん、私だけかもしれませんが・・・・)。
 同じような議論や検討というのは、経営指導の手法やそれに関わる普及員のスキルアップについて、事務所の体制などなどです。

 今回、そうした農業経営に関する普及指導活動に一石を投じるべく、普及職員協議会の自主研究グループで、自己研鑽を図る研修会を始めました。募集に応じた若手は8人。各所属から1名以上が応募したことになりますが、これはすばらしいと感じた次第です。


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みんな経験値はバラバラで、広域普及員のリードで研修開始したけれど、内容はほとんど自分たちで作っていきます


 どこかで紹介したかもしれませんが、四千年前の遺跡の石版に「最近の若い者は・・・・」という記述があったそうです。落ちは、いつの時代でも・・・・ということでした。
 が、今回の場面は、意味が違うようです。みんな前向きな姿勢。仕事に対してだけでなく、自己のスキルとも向き合って、向上させようとする気配が感じられます。この気配は、顔つきや話の聞き方に出てきます。つまり、そうした気配の積み重ねが、自己の発するオーラへと変わり、普及方法での農家さんとのコミュニケーション能力向上にも、きっと、つながるのです。

農業青年の熱意・・・・

2019.08. 9

 管内の後継者グループから、今年度の三役があいさつに来ました。
 今年は会員でそろいの名刺を作成して、こんなことをやるから、協力してください、のスタンスです。毎度のことですが行政に対して、「補助金くれ」「予算ないですか」だけは言うなと、事前にうるさく言っています。


(会長)
「今度、新規会員の募集もかねて、勉強会と交流会をやります。普段、担当の方以外知らない方も多いので、ぜひ、多くの普及員さんに参加してもらいたいのです」

(部長)
「それはよいことだ、ぜひ協力する」

※こんなきれいな共通語ではないこと、ご想像におまかせします。。。。


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後継者活動のポイントは、そこに関わる人間の熱量だと、最近とくに感じています


 後日、あらためて所内会議で協力依頼をしたところ、庶務担当総括からも「研修会の時間帯は、遠慮なく超勤扱いしてください」と援護射撃。
 農業青年とは言わず、普及組織と農業者組織との関係性、とくにこうした担い手育成面では、昔に比べて希薄になってきていると感じるのは、私だけでしょうか。

いまどき・・・・

2019.08. 5

 普及活動の効率化と言えば、活動対象の重点化や指導方法の検討が主なところかと思います。が、私の管内のように中山間地域では、巡回ルートを開拓することが、意外と時間的効率化になるのです。


 この日、ひとしきり続いた大雨のあと、被害は出てないか数件を巡回したところでぶつかりました。幹線道路から入り込んだ台地を下るところ、方角だけを頼りに、きっと近道があるはずだと進んだら、出てきた風景です。


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たしか、沈み橋、ですよね。ここまでの道も、車一台がやっとだったのに・・・・


 川の向こうには、ガードレールのある道路が見えるのですが、さすがに引き返しました。
 新入りの頃の自分だったら間違いなく突き進んでいる絵です。が、もしものことがあっては、今さらながら「すいません」ではすみません。そんな年齢になったのです。次回、天気を見て、行ってみようと思います。

「チームK」始動

2019.07.12

 以前『絆物語』に登場したKさん。昨年は、前半はとても順調だったのですが、猛暑の影響もあって育苗を失敗してしまいました。つまり、今年にかけての生産がほとんどだめでしたので、当然資金繰りが厳しくなりました。


 昨年末頃から担当普及員にサインが来ていましたが、今年に入り、私にもヘルプが来た次第。JAからの追加融資はできないし、どうしたものかと考えた末、地銀に協力を求めたところ、運転資金を用意することができました(詳しくは、また、どこかで)。


 ですが、年間の作業の流れを立て直すことが最重要課題となってきたので、現地検討を定例的にやらねばならない。しかし、私は異動で出て行った立場。そこで、広域普及員に相談したところ、普及指導員の調査研究をグループで取り組もう、となったのです。
 現地の担当も今年が最後かもしれないし、次につなげる良いチャンスと思い、「チームK」を発足させました。


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右から「チームK」の品目担当、経営担当、広域普及員。私が支えながら、経営再建のOJTにもなっています

典型的な中山間地域ですが・・・・

2019.05.27

 ご案内のとおり、当管内は大分県南部で、熊本・宮崎に隣接する典型的な中山間地域です。しかも九州の真ん中、主な幹線道路にも「中九州道」という名称があるほどです。

 一方で私の育った実家は、同じ県内でも豊後水道沿岸部。海があるし、自分勝手ですが、狭いながらも平野部のイメージがあるのです。そんな両者を思いながらですが、やっぱり広大な平野、しかも農地となれば、何度か行った北海道や、人生で最初で最後、一回だけ行ったアメリカ北西部の小麦畑を連想します。


 ですが、中山間地域にもそんな風景があったのです。
 ある時に気がついたのですが、管内の大野川という河川流域。ジオパークの認定を受けたところでもありますが、この周辺地形にミソがありました。

 通常車で移動する幹線道路、それも昔からの県道や旧国道は、河川の流域や谷間に沿っているのが多いのです。人の住んでいるエリアが河川流域に集まっているので当然かもしれませんが、逆に広大な畑作地帯が様々な農業施策の流れの中で、周辺の台地、高台に作られてきたのです。
 つまり、普及員という仕事をしてなければ、私はたぶん、こんな風景には出会っていない、普段の生活ではこんな場所に来ることはないからです。


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麦とスイートコーン。一瞬「北海道!!」と感じるのですが、背景の山々と高圧線の鉄塔が、九州だと思わせるところです。実は、隣り合わせの畑なのです

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