普及指導員が現場で活躍する日々をレポート
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大分県
塩崎洋一

塩崎洋一

大分県豊肥振興局で経営全般の普及活動を展開中です。大分県臼杵市生まれ、九州東海大学卒。昭和63年に畜産普及員で採用されました。実家は平成6年まで肥育農家でした。

成長した!!!

2020.02.21

 先日、農業青年担当者の研修会が開催され、各窓口担当者に加え、それぞれの所属でプロジェクト活動などに関わっている部門担当者が集まりました。


 最初に、全国農業青年クラブ連絡協議会のプロジェクト発表大会で全国優勝を果たした、現ドリームファーマーズJAPAN副社長の安部元昭氏が、自分自身の取り組みと、実際に発表したプロジェクトの内容を紹介しました。

 彼は、私が県の農業青年組織を担当していた頃、県組織の50周年記念式典実行委員長を引き受けてくれていました。それから10数年、今では社長業で全国区に出て行くようになっています。


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会社運営の実際の事例からの人材育成、また、自分自身がプロジェクト活動をおこなっていた頃の普及指導員の対応について話してくれました。中には「そこまでやるか!」みたいな場面もありました


 この後、私が後継者対応の普及活動事例の発表をおこないましたが、冒頭、彼の成長に感動して、言葉が詰まりました。
 「普及活動の後継者対応について、普及手法的な話は、安部君が話してくれたとおりです。私は何も言うことはない。いま、こういう話を彼が話せていることが、うれしい・・・・。そこで、急きょ、今現在の後継者対応実事例を紹介します」という具合に話を進めました。

独立に向けて

2020.02.14

 昨今は「新規就農者を一人でも多く」と、各都道府県でひたむきな努力が続けられていると思います。色々な地域の状況があり、「これが正解」というやり方や普及手法があるわけでもなさそうです。
 そんな中でも共通するのは、「農業で生活できるのか」というところです。


 この日は、移住して、1年後には本格的に営農開始したいというご夫婦が相談に来ました。
 ライフプランや自分で考えられる限りのさまざまな条件・できごとをまとめて、時系列で将来設計をしてくるよう、事前にお願いしておきました。

 10年後までのプランを考えて来てくれましたが、肝心要の初期投資のめどがどうなるか、いまからそれを詰めていかねばなりません。
 普及としては、何とか実現させてあげたいと思い協力していきますが、現実はなかなか厳しいようです。


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希望する営農プランは、肉用牛の繁殖経営。昨今の情勢では、思い通りの経営規模の確立には、先立つものの確保が悩ましいところです

かせぎ時!

2019.11.14

 どこの農業青年たちも、プロジェクト活動や研修会など年間の活動があり、また、そうした活動を通じて活動費を捻出することがあると思います。
 管内の青年組織の一つでも、今年も活動費を稼ぎ出すイベントに参加し、1年分の兵糧稼ぎをやりました。


 今年は天候に恵まれ、10月に2日間は県のイベント、11月には地元でのイベントと、ガッチリやりました。
 3日間の稼働で数十万円の売上は、なんとか目標通りです。

 関わる普及員も、彼らとの、より高度な信頼関係構築のため、県のイベントではフル回転です。出店のプラニングや収支予測、来年に向けた出店ブースのレイアウトやマーケティングもアドバイスしました。


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県のイベントでは、昨年から「もも焼き」に加えて「もも揚げ」が登場


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今年も千数百ピースを完売


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地元のイベントでは、もも焼きだけでしたが、お昼頃から一気に人が動き、数百ピースを完売

時には、林業青年

2019.09.24

 普及活動のエリアと言いますか、管内の地域農業のとらえ方と言いますか、部門に対して地域と言うか、様々です。要は、農業で生活していく上では、時に山仕事もあると言うことです。

 当県の中山間地域の営農類型は「米+肉用牛+椎茸」が主でした。最近では「肉用牛または園芸品目+椎茸」などもあります。ご存じの通り、干し椎茸は全国的にも有名です。もちろん、農業と林業を切り離す必要はないので、私たちは林業のことは知らない、というよりは、知っていて損ではない、と思っています。


 よく解らない前振りとなってしまいました...


 この日は、農業青年組織のメンバーが家を建てる準備中とかで、丸太を成型しているところでした。


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①まずは丸太の皮むきです


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②墨を打ちます


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③線に添ってチェーンソーのエッジをまっすぐに切り込んでいきます。これにコツがあるのです


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④できあがり


 ちなみに、丸太の成型やチェーンソーによる加工なども手伝いました。彼は、農業経営の法人化も検討中なので、そういうアドバイスもしながらの、昼下がりでした。


次回へ続く。

値頃感、はたして。。。。

2019.09.10

 ちょっとした日程調整でも、農家さんの畑や家で、直接顔を見ながら会話する。用件はメールかLINEか、電話でもこと足りるが、それを車で20~30分かけて出向く。このひと手間が、普及方法の基本中の基本。農家さんと普及員の間に信頼関係を築く、超大切な基礎、です。

 この日もそうでした。後継者組織の会長のところへ出向き、本人はともかく、調整作業中の奥様ともやりとりをした次第です。


 先般、私が後継者組織を2つ担当していることはお知らせしましたが、両方の会長の奥様方は、女性組織の活動を通じて仲良しこよしなのです。会長本人とだけLINEで用件を済ませたならば、奥様との会話はできません。

 今回は、2つの後継者組織の皆さんで交流会をする話です。ここ10数年以上、一緒に交流も活動もしていないので、実質は初めての試み。両者を仲良く結びつけたいこちらとしては、まずは会長役員だけで一度顔見せをやろうぜ、ということです。
 そこで「会長の奥様同士が仲良し」というのがものすごい付加価値であることは、普及員ならピンとくるところ。組織育成のポイントです。


 ところで、現在「かぼす」の出荷最盛期。この日会長宅では、調整作業中でした。大分県は全国一の産地ですが、流通面にいまひとつの感を持つのは、私だけでしょうか。
 作業場でおもむろに声をかけると、写真のコンテナは、なんとジュース用だとか。


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数年前にUターンした二人。今では文句なしに地域の中核です


 「うそやろー、こんなん直売所に持って行こうぜ。ジュースでキロ何十円か知らんけど、これなら一個100円でんいいやんか。直売所にもよるけど、大きいのが好きなお客さんもおるで。これで3個300円。これなら見栄えもするで。。。。。かぼすは売り方じゃあ。ついでにレシピもつけてだすとか、してみらんかな。小さいのが3個300円より、よっぽどいいでなあ。。。。」

 つまり、3Lサイズは規定の流通には向かないそうで、系統出荷でのジュース行きだとのこと。


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さすが、プロのできばえ。趣味でやっている私とは、全然違うのです・・・・ジュース用も不足してるとは聞きますが、かぼすの使われるシーンを思い浮かべれば、この子たちの活躍の場は、加工の場ではないと思うのは、私だけか・・・・


 普及員の仕事は農家さんに儲けてもらうこと。いかに手取りを増やすかだ、と心に決めて毎日を過ごす私としては、ひさびさに「なんとも言えない感」が心を支配した瞬間でした。

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