普及指導員が現場で活躍する日々をレポート
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大分県
塩崎洋一

塩崎洋一

大分県豊肥振興局で経営全般の普及活動を展開中です。大分県臼杵市生まれ、九州東海大学卒。昭和63年に畜産普及員で採用されました。実家は平成6年まで肥育農家でした。

女性の農業経営管理能力向上

2018.11.19

 全国どこでも、農業に従事する女性組織の育成が図られているかと思います。
 当管内でも様々な活動がされていますが、その中のひとつに、経営管理能力向上をめざしたコースがあります。
 これは、継続して2年間、一定以上の研修を受け、最終段階では自家経営の状況や将来ビジョンを発表します。本県では「女性農業経営士養成講座」と称していますが、この日はその最後の発表に向けた、まとめの打ち合わせでした。


 作業を進める中で、正面右手のトマト農家Sさん。昨年度法人化して規模拡大もされたので、私も同席して状況を伺っていました。そして、「そうだ、ブログ用に写真を撮ろう」と、携帯を探しに退席して戻ると、担当のMさん(背中左側)が「息子さんが就農するので、給付金の話を聞きたいとのことです」となって、急きょ担当のAさん(背中右側)が加わりました。

 まさに普及の組織活動というところですが、こういう普及組織を活かすというか活用するスキル、これが農業経営では、意外なコスト削減につながると思うのです。


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普及所に来ればワンストップできる、です。ところがこうした点については、遠慮しがちな農家さんが多いようです


 今回は研修のためもあり、自家経営のまとめを作っていますが、私が経営計画作成の手伝いをしている、ある農業法人の奥さんは、「これだけの計画書を民間に頼むと、何十万円か要るだろうねぇ」と話していました。また、その奥さんは他の農家さんに、「普及所に頼むといいよ。パソコンですぐに作ってくれる。その代わり、決算書も何もかも全部見せることだよ」と話しているそうです。

 ポイントは、「決算書も何もかも、経営に関する数字をすべて見せることができるか」です。「生活費の中身は出さなくていい、経営に関して全部出せるか」ですが、この意識は、なかなか研修で培われるモノではないようです。

久しぶりに農業祭で後継者対応

2018.11. 9

 先日、毎年恒例の県農業祭が開催されました。
 管内からも農業青年グループが出店。今年は新しいアイテムが登場しました。
 看板は「もも焼き」だけですが、その横では「もも揚げ」もやっています。ハーブ塩で下味して米粉をまぶして揚げていましたが、ぱりっとして美味い・・・・。色々と試して、米粉になったそうです。


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2日間の出店でした。新しい顔ぶれが少しでも増えると、うれしいところです・・・・

 
 今から10数年前、県の農業後継者組織の事務局をしていましたが、その時に役員をしていたメンバーが、県内各地でがんばっています。管内にも何人かいますが、皆さん、私の普及活動の空気感を知っているので、ある意味で助かります。

 先日の定例会でも、「来年は、こんなことやってみろうや、予算はなんとかするで」の一言で、産地の全体的な課題解決に向けたテストをやることになりました。
 普及活動の肝心は、農家さんと現場課題の共有をすることと、その課題解決に向けた動機づけにあることを再認識した場面でした。

若手普及指導能力向上研修会

2018.11. 2

 農業経営担当をしていると、普及方法の話で盛り上がる場面が、多々発生します。その時の話の終わりは、おおよそが「最近の若手は・・・・」になります。


 いつのテレビ番組かは忘れましたが、数千年前のメソポタミアの遺跡でしたか、その石板には「最近の若い者は・・・・」というボヤキが刻まれていたそうです。
 そうです、つまり私たち普及指導員の業界では、きっと、この普及方法に関する議論は、未来永劫続くことなのかもしれません。時代が変われば変わったなりに、議論が続くのでしょう。


 ということで、この日は県下全域の若手から中堅までが集まって、普及方法研修会が開催されました。
 今回は、若手が中堅に質問をバンバン投げかける、中堅はそれにしっかりと答える、ということが柱でした。
 投げかける、というよりは、投げつける、になっている元気者もいたようです。中には一緒にいる中堅が聞き手に回っている様子もありました・・・・。


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鍛えられるのは、若手だけでしょうか・・・・


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笑いの絶えない楽しい時間でした。そうでなくては、身につきません

どうせ見るなら、1番のところ

2018.08. 6

 昨年採用されたMくんは管内で花の担当をしています。いくつか受け持っていますが、その一つにホオズキがありました。
 管内に隣接する私の前任地は、県内屈指のホオズキ産地。大分県産ホオズキは全国的にも有名です。(2年前に掲載しています)


 そこでMくんに、
「Mくんよい、ホオズキなら、あそこには行ったことがあるんかな?」
「ないです」
「なら、一回、行って見るか。山超えてすぐじゃ、どうせ見るなら1番のところじゃ」と、去年からの話で、ようやく最近、都合がついた次第です。


 当然ですが、ホオズキを今の時期に見なくては、意味はありません。前任地の担当Uさんに連絡して、段取りしました。もちろん「農家さんは忙しいだろうから、担当者案内でいいよ」という具合です。


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懇切丁寧なUさんの説明に聞き入るMくん


 「この農家さんは、とにかく無駄がないんです」とUさん。果たしてMくん、「無駄がない」の一言で、どれだけ農場の流れをイメージできたやら。今後に期待するところです。

地銀とのコラボ

2018.08. 1

 管内のとある経営再建事例で、メインバンクである地銀の支店と一緒に経営指導をしています。
 その縁で、今回ある企画に誘われました。当方からは野菜担当のYくん、花担当のSさんと3人で参加しました。


 銀行も農業分野で顧客開拓を進めていきたいようですが、なにぶん農業に関するノウハウがありません。そんなこともあり、まずは管内の農業法人に声をかけ、意見交換できる場を作った、というわけです。


 私たちは、アドバイザー的な役割で招かれました。何をアドバイスできるかは、その場で飛び交う意見次第です。初めての取り組みなので、「まずはやってみよう」ということでの参加となりました。
 銀行へ励ましや叱咤激励等々、社長業をされている皆さんからは、遠慮のない意見が出されていました。


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グループ別に検討した結果を発表。壇上で意見集約結果を持ってYくんが立っています

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