きゅうり栽培講習会
2012.05.28
現在、ひびきの南部選果機利用組合胡瓜部会では、春きゅうりの出荷のピークを迎えるところです。
秋冬きゅうりの栽培に向けて、5月15日に、選果機組合の指定品種の販売元の種苗会社3社を招いて、栽培講習会を開催しました。
種苗会社から、それぞれ指定品種並びに有望品種の栽培ポイント等について、各社約30分ずつ説明がありました。
当振興センターからは、きゅうり生産ほ場における耕種的防除の現状と、昨年多発した「黄化えそ病」、「退緑黄化病」の防除対策について、説明を行いました。
「黄化えそ病」、「退緑黄化病」は、ミナミキイロアザミウマ、タバココナジラミが媒介するウイルス病です。
①春きゅうりを片付ける前に薬剤散布する。
②きゅうりを枯死させ、媒介虫をハウス内で完全に死滅させる。
③防虫ネットを張り、ハウス外からの媒介虫の侵入を防ぐ。
④地域ぐるみで継続した取組を行い、地域のウイルス密度を下げることが一番重要です。
今年度、当振興センターでは、きゅうり農家の協力を得て、防虫ネットと粘着性資材や反射性資材を併用し、ウイルス媒介昆虫とウイルス症状発現株率の低減効果の検討を行っていきます。
また、ハウス内のウイルス媒介昆虫の発生消長を把握し、防除適期の目安を検討する予定です。