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秋田県
高橋一子

高橋一子

秋田県の北秋田地域振興局農林部普及指導課兼務で花の担当をしています。主に「トルコギキョウ」を担当しています。 山本・鹿角地域振興局も兼務していますので、活動エリアは秋田県の県北地域全域になります。

平成23年度秋田県改良普及職員大会

2011.12.21

 12月に入り、一気に寒さが増しました。私のいる秋田県北部では、ここ数日たくさんの雪が降り、モノクロームの世界が広がっています。


 秋田県改良普及職員協会のメインイベントとなる「普及職員大会」が12月13日に開催されました。
 大会では、はじめに会長が中央情勢報告をし、その後普及活動紹介や、徳安記念普及功労賞受賞の報告をして、今年一年の活動について締めくくりました。

 また、交流会では、今年入会した会員からこれからの抱負を発表してもらったり、日ごろの活動についての情報交換をしたりと、全県普及指導員が交流を深めました。


農産物品評会の審査

2011.10.31

 実りの秋です。
 10月下旬は各地で産業祭が行われます。催し物のひとつに農産物の品評会があり、毎年、普及指導員が審査員の依頼を受け、産業祭前日に審査をします。

 出荷規格等を基準に、見た目や揃いを考慮して1等、2等…とつけていき、表彰式で課長が代表で審査講評を報告します。
 作目やその年の出来具合によって順位をつけるのが難しく、僅差で賞がつかなかった物があると、「この農家さんがっかりしないかなあ」なんて、少し辛い気持ちになります。
 それから、審査後に出展札に書いている農家さんの名前を見て、「ああこの農家さん、今年はがんばったなあ」「水やりに苦労してたよなあ」なんて、作業している姿を思い出したりします。

 毎年3市村から依頼があり、今年は10月28日が最終の審査でした。
 この品評会で、結果が良かった人も惜しかった人も、来年の栽培の楽しみや励みになってくれればいいなと願っています。


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常連さんや、日頃お世話になっている農家さんがいないとちょっと不安になりますね(汗)

普及指導計画中間検討会

2011.10.11

 平成23年度が半分終わりました。
 農業振興普及課では、管内の農業振興を進めるために「産地の目標」を設定し、その目標の達成に向けて年間活動計画を作ります。これを「普及指導計画」といい、普及指導員は、この計画に沿って活動を行っています。


 年度の中間地点である9月下旬~10月上旬には、計画の進捗状況を確認するとともに、今後の方向を検討する「中間検討会」を行います。
 検討会では進捗状況報告よりも、日々の普及活動で発生した問題や活動の悩み、今後の活動方法などについて意見交換を行います。
 課員の他に普及指導員の助言者である主管課のスーパーバイザーも参加するため、鋭い質問や、暖かい助言などが飛び交います。


 北秋田地域では、9月29日に中間検討会を行い、室内検討会のあとに、花き栽培農家の視察をしました。
 いよいよ年度後半戦、事務所一丸となって気合いを入れてがんばっています。



キュウリ病害虫調査

2011.08.31

 8月ももうすぐ終わりになります。
 秋田県ではメジャー野菜3品目、ブランド野菜6品目(※)の栽培を推進しています。

(※)
メジャー野菜3品目 :ホウレンソウ、ネギ、アスパラガス
ブランド野菜6品目 :エダマメ、キャベツ、トマト、メロン、キュウリ、スイカ


 北秋田地域では、キュウリが重要な作目になっていて、病害虫調査の指定産地として6月下旬から9月上旬の間、6回調査します。
 この他に県内各地で行っており、データは病害虫防除所へ送られ、発生予察情報として県内に発信されます。

 今年は暑かったため、アブラムシなど虫が多くみられました。
さらに8月中下旬の雨により病気が増加しており、生産者のみなさんへ、注意を呼びかけています。



北秋田管内では、かなりの確率で調査日に天候が荒れます。日頃の行いが悪いのは誰でしょう 



調査に同行してスイカをゲットした班長

水稲定点調査 -今年の秋田米はいかに!?-

2011.08. 5

 8月になりました。秋田も暑さ真っ盛りで、稲の穂が毎日少しずつ顔を出してきました。

 秋田県では「水稲生育定点調査」という独自の生育調査を行い、水稲の生育情報を提供しています。この調査の歴史は古く、『あきたこまち』がデビューした昭和59年に始まりました。

 ほ場調査は田植え後から始まり、稲の生育ステージにあわせて、成熟期まで7回。
 作物担当の普及指導員が中心になって行いますが、調査当日は他の職員もかり出されます。調査項目は草丈、茎数、葉数、葉色の4つですが、茎数の調査が一番大変のようです。

 こうして集めたデータを『作況ニュース』として取りまとめ、県のHPやテレビを通じて、県内の農家に生育情報として提供しています。

 今年は豊作なのか不作なのか、稲刈りは早くなるのか遅いのか、農家のみならず、関係機関のみんなが出穂期の稲を注目しています。


●秋田県 作況ニュースは>>こちらでご覧になれます。


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