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◆2024年12月

blog_hukyu_kasahara2_f.jpg 青森県
笠原 均

三好鍋、ついにランチメニューに

2024.12.11

 令和5年2月に結成されて以来、試行錯誤を続けながらも地域活性化に取り組む三好をあじあう会(青森県五所川原市三好地区)。
 令和5年度に県の事業を使って開発した三好鍋が、ついに日曜日の定期メニューとなって三好地区内の農家レストラン「わらふぁーむ」で提供されることになりました。
 思えば、レシピが完成してから苦節12ヶ月・・・(短いじゃん)。これまでイベントでの不定期販売に留まっていましたが、ついにメニューとして定期的に販売されることになったのですよ。感動です。
 発表の狼煙をあげる12月6日は、青森テレビの人気夕方ワイド番組「わっち」の中継で取り上げられました。

 私が中継点のレストランに着くと、すでに皆さんリハーサル中です。


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すでに青森県は雪の中・・・


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綿密な打合せ中。表情が真面目・・・


 シナリオ上、「店主の明日香さ~ん、三好鍋はできましたかー?」「はーい、あともう少しでーす」というやりとりをしていますが、実はすでに完成しています。

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農家レストラン「わらふぁーむ」の店主、明日香さん。三好をあじあう会のメンバーです。すでに完成した三好鍋を手にしています。


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鍋が届きました。でもリハーサルなので、鍋の中身は入っていません。


 三好鍋の隠し味「三五八(さごはち)」の感想を話す小野寺アナ。その横で、さりげなく「三好をあじあう会」の活動(赤丸)をPRする会のメンバー。気が利きます。


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最後は、拍手で締めくくり。


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自宅で、録画をチェックする筆者。
・・・という画像だったが、家族から苦情が出たので仮想空間で録画をチェックする筆者。


笠原 均

青森県の農業改良普及指導員(普及員)です。普及員歴はすでに20数年となるのですが、お話し好きが高じて、農業の担い手育成を担当していることが多いです。 プライベートでは、「気分はプロフェッショナルカメラマン」、「YouTube再生回数が伸びないけど作曲家とウインドシンセサイザー奏者」です。 加えていうと、15年前から音楽の秘められた力をフル活用して地域おこしをやっています。そんな活動のお陰で町内会役員から目をつけられ(勧誘され)、町内会の理事なんかやっています。もちろん、町内の草刈りやしめ縄づくりも、町内会最年少として参加しています。

大分県
塩崎洋一

期待の新星

2024.12. 2

 この日は、管内の中山間地で、経営展開の相談でした。
 実は、私が新入りの頃(昭和63年)、お父さんはJAの畜産担当で、鍛えてもらった方です。JA退職後に、自家の肉用牛経営を規模拡大してきましたが、息子さん2人が帰ってきて一緒にやっているところで、今後のさらなる経営展開を計画中です。


 事務所の畜産班のH総括が担当していたので、先日、一緒に伺いました。
 その際に、「いろいろな経営状況がある中、今の牛舎で親牛が一杯なら、種のついたヤツ(妊娠牛)を、牛舎の下にある田に放せばいいのでは。それなら、施設に多額の投資をせずに行ける。屋根とスタンチョンと餌箱だけでもいい。この田の広さなら、20か30は出せる。そして、育成や分娩に今の牛舎を使って増やせばどうか」と提案。


 さらに数日後、市役所の担当も交えて伺うと「耕作条件の良い田ではなく、放牧には牛舎の上に荒廃地がある」とのことで、みんなで行ってみた次第です。


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左から次男さん、お父さん、H総括、市役所担当、長男さん。後ろの石垣の向こうに荒廃農地が広がっていました。放牧には十分使えます。ついでに獣害対策にもなります


 資材高騰、飼料高騰、何もかもがコスト高のこの頃、いかにコストを下げるか。ざっくり言えば「アイデア勝負」です。
 『牛を飼うには、こうしなければならない』という先入観が、コストアップを招いている感は拭えません。『牛を飼うには、これだけあれば良い』と考えれば、あとは「ここだけ気をつければ良い」で進んでいけます。先入観や固定観念は、やはり、いろいろな場面でリスクと言えそうです。

塩崎洋一

昭和63年に大分県で普及員として奉職。 令和4年3月に早期退職して農業に踏み込み始めたが、普及現場の要請により中部振興局を舞台に、普及活動の第二幕が上がった。そして第二幕を終えて、自社で色々やっていたところ、北部振興局の要請によって、普及活動の第三幕を上げることとなった。臼杵市在住。

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