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◆2024年8月

blog_hukyu_kasahara2_f.jpg 青森県
笠原 均

意外と使えるかも知れないテクニック

2024.08. 9

 前回のブログに書いたとおり、モデル集落の運営指導は県が委託した中間支援組織に任せて、普及指導員は「一歩引いて」モデル集落の活動を見守っています(私的には、ちょっと寂しい)。

 それでもモデル集落「三好をあじあう会」のグループLINEを見ると、せっせと廃材等を利用して、住民らが農産物等の販売拠点を作っているのがわかります。
 なんと畳を剥がして、基礎から直しているのですね。スゴイ。


kasahara_26_1.jpg
販売拠点の床を直す様子


 普及活動をしている私が、「中間支援組織が期待するような活動をしない」「地域住民が少しも動かない」等々の悩みを抱えるのではなく、中間支援組織の協力のもと、モデル集落住民が自ら地域づくりを進めている・・・、そう考えれば、まさに普及が狙ったように動いているのかも知れません。
 ・・・私の気持ちが、少しだけ、さっぱりしました。


 さて、話は変わりますが、先日、私が職場の同僚に「思いがけないところから、協力者を連れてくる方法」という話題を披露したところ、意外とウケました。
 せっかくですので、この場でも紹介したいと思います。


<個人経営のお店に商機あり>
 ただならぬ「地域おこし力」を持った中間支援組織、NPOジャズネットワークを見つけた時もインターネットだけで探した訳ではありません。
 私の知っている限りの人物に隈無く「○○のような人を探しています! 紹介してもらえませんか!?」と、連絡をとっております。
 もちろん単にメールや電話だけでは色好い返事は期待できないので、週末には個人経営のレストランや、喫茶店も転々と回っておりました。というのは、個人経営のレストラン、喫茶店では、愚痴も含めて常連客がマスターに色んな情報を伝えていることが多く、知らぬ間にお店は情報のたまり場になっているのです。

 今回のNPOジャズネットワークを紹介してくれたのは、弘前市にあるレストランのマスターで、マスターを介して連絡を取ったので、相手に警戒されることもなく容易に会うことができました。


kasahara_26_2.jpg


 今回に限らず、鮮度の良い情報を得るために、私は普段から彼方此方(あちこち)のお店に顔を出しております。特に個人経営のお店のマスターと懇意になることは、100T(テラバイト)のWebサーバーを手に入れることに匹敵します。
 だから、週末に私が喫茶店で何杯もコーヒーを飲んでいるのは、暇だからという訳ではありません。そんなお店ではNPOだけでなく、切り絵職人、作家、大学の先生、売れないミュージシャン等々、色々な人に出会えるのです。


 今回は、いつもとはちょっと違った感じに書いてみましたが、多少でもお役に立てたでしょうか。

 今回のブログの評判が良かったら、他にも使えそうなテクニックを紹介したいと思います。全国農業改良普及支援協会を通して、御連絡くださいね。ネタはたくさんありますよ。m(_"_)m

笠原 均

青森県の農業改良普及指導員(普及員)です。普及員歴はすでに20数年となるのですが、お話し好きが高じて、農業の担い手育成を担当していることが多いです。 プライベートでは、「気分はプロフェッショナルカメラマン」、「YouTube再生回数が伸びないけど作曲家とウインドシンセサイザー奏者」です。 加えていうと、15年前から音楽の秘められた力をフル活用して地域おこしをやっています。そんな活動のお陰で町内会役員から目をつけられ(勧誘され)、町内会の理事なんかやっています。もちろん、町内の草刈りやしめ縄づくりも、町内会最年少として参加しています。

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