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◆2023年7月

島根県
長妻武宏

「石見高原ハーブ米 きぬむすめ」のご紹介

2023.07.25

 「ハーブ米」と聞くと、ご飯にハーブを混ぜたものが思い浮かびますが、島根県邑智郡及び江津市桜江町の「特別栽培米 石見高原ハーブ米」は、イチゴのような形の花が咲くハーブの一種、レッドクローバーなどを田植え前まで栽培するところから始まり、その後ハーブを耕して(すき込み)、肥料として土に戻すという、特徴のある栽培方法で米を生産しています。


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 江津市桜江町では今年5月、新嘗祭の献穀田として、地元の小学生たちも参加して「石見高原ハーブ米 きぬむすめ」の御田植式が執り行われました。


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 9月には「御抜穂式」、10月末には皇居へ献納が予定されています。
 これまでのところ、水害もなく、順調に生育しています。

長妻武宏

島根県の長妻です。畜産が専門の普及員ですが、過去には、イノシシの研究などもしていました。島根農業の応援団員になりたいと思っています。

blog_hukyu_katano_f.jpg 秋田県
片野英樹

自然の脅威

2023.07.20

 秋田県由利地域振興局農業振興普及課の片野です。
 7月15日からの大雨により秋田県をはじめ近隣県で甚大な被害が発生しました。被害に遭われた皆様にお見舞いを申し上げるとともに、一日も早い復旧を祈念します。


 当管内でも、大雨になるとよく氾濫する河川があり、今回の大雨でも水稲ほ場を中心に冠水被害が発生しました。
 現在の水稲は幼穂形成期を過ぎたあたりで、被害算定基準によれば大きな減収はないと言われています。ただ、降雨続きでいもち病の発生が懸念されていることから、冠水・浸水したほ場については注意深く見守っていなければなりません。


 当課の普及職員も被害の実態把握や事後の対応指導を行っており、少しでも生産者の力になれるよう活動しています。
 7月15日は自宅で防災ポータルで河川状況をチェックしていたのですが、氾濫はなさそうに見えても現場では被害が発生していました。大雨の時は河川等に近寄らないことが大原則ですが心配でたまりません。
 こんなときはリモートカメラがあれば状況を把握できると思い、管内2か所に設置しているカメラで状況を確認しましたが、幸い被害のない地区でしたので安心しました。今後、よく被害が発生するほ場にカメラを設置する必要があるなぁと感じました。
 毎年のように全国各地で水害が発生しており、改めて自然の脅威を感じたところです。

 今回は写真を掲載いたしませんので御容赦ください。

片野英樹

秋田県で平成4年度採用から普及指導員ほぼ一筋で30年経ちました。主に水稲・大豆担当でしたが、一時期集落営農や法人育成にも携わりました。現在は裏方として、水稲新品種「サキホコレ」の普及に取り組んでいます。

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