難局を乗り越えて
2020.03.27
管内には二つの農業青年組織があります。そのうち、今年度、プロジェクト活動に取り組んだZ会ですが、なんと、先日の県の発表大会で総合優勝を果たしたのです。これは、ポイント制ですが、プロジェクト発表の部で2位、意見発表の部で1位を受賞してのこと。
左端がプロジェクト2位のA君。右から2番目が意見発表で優勝したO君。O君は、先般紹介した、林業の彼です
一昨年の秋、所内事情で私が担当になった際には、県の組織からは脱退、会の存続も危ういところでした。もちろん理由があってのことですが、後継者組織育成を進める普及員の立場としては、黙って見過ごすわけにはいかない状況でした。
このZ会のメンバーの半数は、十数年前に私が県の組織を担当していた頃の顔ぶれでした。つまり、塩崎ワールドを知っているメンバーです。年が明けて昨年の春先、総会前の決算処理と総会資料作成をやっていたところ、その時は来ました。総会を行って新年度に臨むにあたり、組織内の様々な問題が浮き彫りになってきたので、私がダイレクトに指導、指示、アドバイスを行い、その問題を自分たちで解決、並行して今年度のプロジェクト活動に向けて団結を図ったのでした。
また、プロジェクト活動だけでなく、通常の定例会や県の組織活動に絡んだ打ち合わせの中で、意見発表の部にも挑戦することとなりました。これには私はあまりタッチせず、練習の時に何度か意見を言った程度でしたが、なんと県で1位をとったのです。
一時は解散、とまで落ち込んでいた状況を、彼ら自身が問題意識を持って乗り越え、その上、今年度は対前年比150%の会員数へと、自分たちで組織作りにも動いたのでした。
また、令和2年度、3年度までプロジェクト課題を設定するところまで目標設定できたことは、所内の連携も合わせての結果でもあります。主役の彼らが羽ばたけるように、頑張ろうと思ったところです。