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◆2019年9月

大分県
鹿島和之

水田の汎用化に向け「排水対策研修会」開催

2019.09.27

 大分県では水田農業の構造改革の一環として、平成29年度から水田畑地化に取り組んでいます。しかしながら、排水不良田に園芸品目を作付すると、生育の遅延や病害の発生などで栽培がうまくいかない事例が多々見受けられます。

 そこで、9月10~11日にかけて、管内の中津市・豊後高田市・宇佐市の農業関係機関を対象に、クボタアグリサービス(株)の協力のもとに「排水対策現地研修会」を開催。のべ約60名の参加がありました。


 室内研修では(株)クボタ アグリソリューション推進部の寺井顧問、泉顧問から排水対策に関する講演があり、排水口の設置位置確認、第1は表面排水、第2に地下排水、そして排水には土づくりも重要である点を学びました。


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宇佐会場での室内研修


 現地研修は、クボタアグリサービス(株)担い手推進部の協力のもと、9月10日の宇佐会場では、作土が浅い場合の排水対策として額縁排水の施工実演を、9月11日の中津会場では、作土が深い場合の排水対策として額縁排水+集水枡の施工実演を行いました。

 溝掘機の施工タイミングやロータリー式の利点、集水枡からのカットドレーンの設置本数、カットドレーンの設置後の効果寿命等について等の質疑が行われ、排水対策について深く学ぶことができる研修会となりました。


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左 :宇佐会場での溝掘機実演
右 :中津会場でのサブソイラ実演。ぬかるみほ場でのパワクロの牽引力にも参加者は驚愕


鹿島和之

大分県北部振興局で農業青年や農村女性などの担当をしている鹿島です。大分県国東市生まれ、愛媛大学卒。平成13年に大分県に採用されました。今は豊後高田市に住んでいます。

長崎県
内田早耶香

甘藷の掘取調査を行いました

2019.09.26

 五島地域は台風17号をなんとか乗り切りました。
 台風通過後、気温も下がり、すごしやすくなったように感じます。皆様いかがお過ごしでしょうか。

 さて、甘藷について、掘取調査を行いました。定植後120日での収量調査です。台風の風にもまれ、やや葉が巻いていますが、幸い収量に影響はありませんでした。掘り取った塊根も鮮やかな紅色で、収量も良好でした。


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 来月下旬に定植後150日調査を行い、今回の収量と比較する予定です。
 次回の調査が終わり次第、またご報告します。


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内田早耶香

長崎県五島振興局農業振興普及課の内田です。普及員5年目の農産担当(水稲、麦、大豆、かんしょ等)です。農家さんのお役に立てることを夢見て、日々現場に出ています。

大分県
塩崎洋一

時には、林業青年

2019.09.24

 普及活動のエリアと言いますか、管内の地域農業のとらえ方と言いますか、部門に対して地域と言うか、様々です。要は、農業で生活していく上では、時に山仕事もあると言うことです。

 当県の中山間地域の営農類型は「米+肉用牛+椎茸」が主でした。最近では「肉用牛または園芸品目+椎茸」などもあります。ご存じの通り、干し椎茸は全国的にも有名です。もちろん、農業と林業を切り離す必要はないので、私たちは林業のことは知らない、というよりは、知っていて損ではない、と思っています。


 よく解らない前振りとなってしまいました...


 この日は、農業青年組織のメンバーが家を建てる準備中とかで、丸太を成型しているところでした。


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①まずは丸太の皮むきです


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②墨を打ちます


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③線に添ってチェーンソーのエッジをまっすぐに切り込んでいきます。これにコツがあるのです


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④できあがり


 ちなみに、丸太の成型やチェーンソーによる加工なども手伝いました。彼は、農業経営の法人化も検討中なので、そういうアドバイスもしながらの、昼下がりでした。


次回へ続く。

塩崎洋一

大分県豊肥振興局で経営全般の普及活動を展開中です。大分県臼杵市生まれ、九州東海大学卒。昭和63年に畜産普及員で採用されました。実家は平成6年まで肥育農家でした。

長崎県
内田早耶香

早期水稲の収量調査をしています

2019.09.13

 五島地域では、以前ご紹介した早期水稲について、収量調査を始めたところです。
 現在、調査用に坪刈りした株の脱穀が終わったところで、これから収量構成要素等を調査し、今年産の早期水稲について成績を取りまとめていく予定です。

 今年度は登熟期の気温が平年よりも高かったので、白未熟粒を心配しています。高温耐性品種が特性を発揮し、背白粒等が少ないことを祈りながら、品質の確認も行いたいと思います。


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 秋は新米が食べられるので、好きな季節です。
 皆様も是非、おいしい長崎県の新米をお召し上がりください。


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内田早耶香

長崎県五島振興局農業振興普及課の内田です。普及員5年目の農産担当(水稲、麦、大豆、かんしょ等)です。農家さんのお役に立てることを夢見て、日々現場に出ています。

大分県
塩崎洋一

値頃感、はたして。。。。

2019.09.10

 ちょっとした日程調整でも、農家さんの畑や家で、直接顔を見ながら会話する。用件はメールかLINEか、電話でもこと足りるが、それを車で20~30分かけて出向く。このひと手間が、普及方法の基本中の基本。農家さんと普及員の間に信頼関係を築く、超大切な基礎、です。

 この日もそうでした。後継者組織の会長のところへ出向き、本人はともかく、調整作業中の奥様ともやりとりをした次第です。


 先般、私が後継者組織を2つ担当していることはお知らせしましたが、両方の会長の奥様方は、女性組織の活動を通じて仲良しこよしなのです。会長本人とだけLINEで用件を済ませたならば、奥様との会話はできません。

 今回は、2つの後継者組織の皆さんで交流会をする話です。ここ10数年以上、一緒に交流も活動もしていないので、実質は初めての試み。両者を仲良く結びつけたいこちらとしては、まずは会長役員だけで一度顔見せをやろうぜ、ということです。
 そこで「会長の奥様同士が仲良し」というのがものすごい付加価値であることは、普及員ならピンとくるところ。組織育成のポイントです。


 ところで、現在「かぼす」の出荷最盛期。この日会長宅では、調整作業中でした。大分県は全国一の産地ですが、流通面にいまひとつの感を持つのは、私だけでしょうか。
 作業場でおもむろに声をかけると、写真のコンテナは、なんとジュース用だとか。


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数年前にUターンした二人。今では文句なしに地域の中核です


 「うそやろー、こんなん直売所に持って行こうぜ。ジュースでキロ何十円か知らんけど、これなら一個100円でんいいやんか。直売所にもよるけど、大きいのが好きなお客さんもおるで。これで3個300円。これなら見栄えもするで。。。。。かぼすは売り方じゃあ。ついでにレシピもつけてだすとか、してみらんかな。小さいのが3個300円より、よっぽどいいでなあ。。。。」

 つまり、3Lサイズは規定の流通には向かないそうで、系統出荷でのジュース行きだとのこと。


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さすが、プロのできばえ。趣味でやっている私とは、全然違うのです・・・・ジュース用も不足してるとは聞きますが、かぼすの使われるシーンを思い浮かべれば、この子たちの活躍の場は、加工の場ではないと思うのは、私だけか・・・・


 普及員の仕事は農家さんに儲けてもらうこと。いかに手取りを増やすかだ、と心に決めて毎日を過ごす私としては、ひさびさに「なんとも言えない感」が心を支配した瞬間でした。

塩崎洋一

大分県豊肥振興局で経営全般の普及活動を展開中です。大分県臼杵市生まれ、九州東海大学卒。昭和63年に畜産普及員で採用されました。実家は平成6年まで肥育農家でした。

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