普及指導員が現場で活躍する日々をレポート
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◆2019年8月

長崎県
内田早耶香

甘藷も大きくなってきています

2019.08.27

 五島は雨が続いています。長雨や日照不足の農作物への影響が気になる今日この頃です。皆様いかがお過ごしでしょうか。


 さて、五島地域は甘藷の生産地でもあります。焼き芋としてはもちろん、五島の特産品「かんころ餅」の原料としても重宝されています。
 「かんころ餅」とは、ゆで干しした甘藷と餅米等を混ぜてついたもので、五島地域で昔から食べられていました。そのまま食べても、焼いて食べてもおいしいです。


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 5月~6月頃に定植した甘藷は、青々と葉を茂らせ、収穫に向けて成長を続けています。順調に生育すれば、9月下旬頃から収穫を開始できます。

 青果用・加工用ともに、おいしく生育しますように。


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内田早耶香

長崎県五島振興局農業振興普及課の内田です。普及員5年目の農産担当(水稲、麦、大豆、かんしょ等)です。農家さんのお役に立てることを夢見て、日々現場に出ています。

大分県
鹿島和之

農業青年向け「話し方講座」を開催

2019.08.21

 豊後高田市の35歳以下の農業青年で構成する「高田地区営農青年同志会」は、プロジェクト活動や先進地視察研修などを通じて資質向上に取り組んでいます。


 今回は新たな視点で、元ラジオパーソナリティをされていた講師を招き、「話し方講座」の研修会を開催しました。
 今までの研修は農業経営など農業に関することが中心でしたが、社会人として、人間としての基礎である話し方を学ぶ研修は新鮮で、いつも以上に講師の話を真剣に聞いている農業青年たちがいました。

 座学の後は全員で自己紹介をする実践編です。話す姿勢や印象に残る内容になっているか? 滑舌は? など、いつも気にせず話していることがこれだけ指摘を受けるものだとは誰も思っておらず、自分を振り返る良い機会になったようです。


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話し方講座の実践編で話す姿勢を指摘されています


 研修の最後には一人一人「明日からやることの決意表明」を参加者の前で行い、笑顔の実践や姿勢を良くする、妻の話をよく聞くなど研修を振り返り、自らの行動を変えていくきっかけになったようです。


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一人一人が明日からやることの決意表明。全員の前で言うことで、次に会ったときに実践しているかみんなで確認できます


 品目が違う農業者が集まっての研修は共通項が少なく、講師選定や研修内容が難しいという話がよく出ますが、話し方やマナー、接遇など社会人として一般的な教養を学ぶことは、農業経営者の第一歩として必要な研修だと思います。

 私は県職員として採用1~2年目に接遇研修を受けているのに、農業者は接遇研修を受ける機会がないのでは? と考えて開催した今回の話し方講座は、普及指導員が農業者に対して行う研修の幅を広げるものにもなりました。

鹿島和之

大分県北部振興局で農業青年や農村女性などの担当をしている鹿島です。大分県国東市生まれ、愛媛大学卒。平成13年に大分県に採用されました。今は豊後高田市に住んでいます。

大分県
塩崎洋一

経営指導力自己研鑽

2019.08.15

 農業経営の普及指導に関しては、私自身かれこれ四半世紀を超える普及員家業において、これまでいつの頃も、もちろん今でも、同じ様な議論、同じ様な内容での検討がされているように感じます(もちろん、私だけかもしれませんが・・・・)。
 同じような議論や検討というのは、経営指導の手法やそれに関わる普及員のスキルアップについて、事務所の体制などなどです。

 今回、そうした農業経営に関する普及指導活動に一石を投じるべく、普及職員協議会の自主研究グループで、自己研鑽を図る研修会を始めました。募集に応じた若手は8人。各所属から1名以上が応募したことになりますが、これはすばらしいと感じた次第です。


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みんな経験値はバラバラで、広域普及員のリードで研修開始したけれど、内容はほとんど自分たちで作っていきます


 どこかで紹介したかもしれませんが、四千年前の遺跡の石版に「最近の若い者は・・・・」という記述があったそうです。落ちは、いつの時代でも・・・・ということでした。
 が、今回の場面は、意味が違うようです。みんな前向きな姿勢。仕事に対してだけでなく、自己のスキルとも向き合って、向上させようとする気配が感じられます。この気配は、顔つきや話の聞き方に出てきます。つまり、そうした気配の積み重ねが、自己の発するオーラへと変わり、普及方法での農家さんとのコミュニケーション能力向上にも、きっと、つながるのです。

塩崎洋一

昭和63年に大分県で普及員として奉職。 令和4年3月に早期退職して農業に踏み込み始めたが、普及現場の要請により中部振興局を舞台に、普及活動の第二幕が上がった。臼杵市在住。

長崎県
内田早耶香

収穫が近づいてきました

2019.08.14

 台風が近づいていますが、いかがお過ごしでしょうか。五島は強風域に入る予報となっており、農産物に被害が出ないか心配しています。

 さて、以前お伝えした早期水稲について、そろそろ収穫の時期が近づいてきました。今年の五島の日平均気温は平年と比較して、6月下旬から7月にかけて低く、7月下旬の梅雨明けから高くなりました。結果として、平年よりも1週間程度、成熟期が遅くなっています。


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 適期管理が行われ、子実はしっかり充実しています。農家さんの愛情たっぷりの美味しい「五島の米」です。普通期水稲も美味しいお米ができますように。


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内田早耶香

長崎県五島振興局農業振興普及課の内田です。普及員5年目の農産担当(水稲、麦、大豆、かんしょ等)です。農家さんのお役に立てることを夢見て、日々現場に出ています。

徳島県
清水昇

「海部きゅうり塾生」を紹介します

2019.08.13

 「海部きゅうり塾4期生」の満尾匡記さん・美香さんを紹介します。
 満尾匡記さんは大阪府出身、前職はシステムエンジニアとして会社勤めしていましたが、「いつか農業をしたい」と考えていたそうです。そんな折、移住就農フェアにおいて、当地域が進める「きゅうりタウン構想」を知り、次世代園芸施設での養液栽培に関心を持ち、「今までの仕事で得られたことが、農業で活かせるかもしれない」と思い、移住就農を決断したそうです。


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満尾匡記さんと美香さん


 「きゅうり塾」は美香さんとともに入塾し、平成30年8月から、JAが建設したレンタルハウスで、経営をスタートしています。 
 また、経営開始を機に、事情であげられてなかった結婚式を挙げ、魅力ある「農業」と「暮らし」への実現に更に決意をしたところです。


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「きゅうりタウン」結婚式!!


 匡記さんは、ITの経験を活かし、日射量など環境をモニタリングするシステムを独自に作成するなど、魅力あるきゅうり経営に向け、意欲的に栽培に取り組んでいます。


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家族経営協定式(左)と経営するレンタルハウス(右)

清水昇

徳島県南部総合県民局美波農業支援センターで、特産品キュウリを核とした担い手育成を中心としたプロジェクト活動を展開中です。キュウリを担当していますが本当の専門は花きです。実家は徳島県特産のスダチや全国的に有名な「木頭ゆず」を栽培しています。

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