普及指導員が現場で活躍する日々をレポート
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◆2018年8月

大分県
塩崎洋一

どうせ見るなら、1番のところ

2018.08. 6

 昨年採用されたMくんは管内で花の担当をしています。いくつか受け持っていますが、その一つにホオズキがありました。
 管内に隣接する私の前任地は、県内屈指のホオズキ産地。大分県産ホオズキは全国的にも有名です。(2年前に掲載しています)


 そこでMくんに、
「Mくんよい、ホオズキなら、あそこには行ったことがあるんかな?」
「ないです」
「なら、一回、行って見るか。山超えてすぐじゃ、どうせ見るなら1番のところじゃ」と、去年からの話で、ようやく最近、都合がついた次第です。


 当然ですが、ホオズキを今の時期に見なくては、意味はありません。前任地の担当Uさんに連絡して、段取りしました。もちろん「農家さんは忙しいだろうから、担当者案内でいいよ」という具合です。


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懇切丁寧なUさんの説明に聞き入るMくん


 「この農家さんは、とにかく無駄がないんです」とUさん。果たしてMくん、「無駄がない」の一言で、どれだけ農場の流れをイメージできたやら。今後に期待するところです。

塩崎洋一

昭和63年に大分県で普及員として奉職。 令和4年3月に早期退職して農業に踏み込み始めたが、普及現場の要請により中部振興局を舞台に、普及活動の第二幕が上がった。臼杵市在住。

富山県
井上徹彦

交牧連北陸ブロック「DAIRY WORLD CAFÉ」

2018.08. 2

 地域交流牧場全国連絡会のクラブユース事業として、「DAIRY WORLD CAFÉ 第3弾in高岡」が6月29日、高岡市のClover farmをメイン会場として開催されました。
 Clover farmは2015年に第三者継承で新規就農した青沼光氏の牧場で、現在は経産牛40頭を、フリーバーンで飼育しています。


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いつも仲睦まじい青沼夫妻


 酪農家、畜産系大学の助教授と学生、製菓学校の講師、行政関係者と、県内外から幅広い参加があり、『話そう酪農の未来!』としてこれからの酪農をテーマに昼食をとりながら、
①酪農は地域に何ができるか?
②酪農業界は「今」何をすべきか  について話し合いました。


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高岡市にあるイタリアンレストラン「オステリアタイキ」の弁当。市内の契約農家から仕入れた野菜が使われています


 青沼氏は、『酪農が日本で100年後も続いていく』ことを常に考えて行動していると公言されています。
 このワールドカフェは今後も続くとのことですが、様々な経歴の参加者が集まって得られる『日本の酪農業界に良い影響を与えられるようなアイデアや知見』を少しでも早く実現できるよう、行政の立場からも協力していきたいと思います。


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ディスカッション形式のワールドカフェの様子

井上徹彦

富山県砺波農林振興センターで、花きと薬用作物の担当をしています。 担当地区は南砺市で、チューリップ球根と小ギク等切花生産者を中心に技術指導をしています。

大分県
塩崎洋一

地銀とのコラボ

2018.08. 1

 管内のとある経営再建事例で、メインバンクである地銀の支店と一緒に経営指導をしています。
 その縁で、今回ある企画に誘われました。当方からは野菜担当のYくん、花担当のSさんと3人で参加しました。


 銀行も農業分野で顧客開拓を進めていきたいようですが、なにぶん農業に関するノウハウがありません。そんなこともあり、まずは管内の農業法人に声をかけ、意見交換できる場を作った、というわけです。


 私たちは、アドバイザー的な役割で招かれました。何をアドバイスできるかは、その場で飛び交う意見次第です。初めての取り組みなので、「まずはやってみよう」ということでの参加となりました。
 銀行へ励ましや叱咤激励等々、社長業をされている皆さんからは、遠慮のない意見が出されていました。


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グループ別に検討した結果を発表。壇上で意見集約結果を持ってYくんが立っています

塩崎洋一

昭和63年に大分県で普及員として奉職。 令和4年3月に早期退職して農業に踏み込み始めたが、普及現場の要請により中部振興局を舞台に、普及活動の第二幕が上がった。臼杵市在住。

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