普及指導員が現場で活躍する日々をレポート
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◆2018年2月

島根県
長妻武宏

平成29年度第2回島根県肉牛枝肉共進会

2018.02.19

 島根県では、夏と年末の年2回共進会が行われます。
 先日、今年度第2回島根県肉牛枝肉共進会が開催され、19農場から去勢牛30頭、雌牛2頭合計32頭が出品されました。
 最優秀賞となる島根県知事賞は、やすぎ肥育センター(JAしまね)が受賞しました。安来市生まれ安来市育ちの出品牛で、3代祖(血統)は、美津百合-安茂勝-勝忠平でした。


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左 :島根県知事賞を受賞した「やすぎ肥育センター」/ 右 :枝肉観覧の様子


 32頭の内訳は、5等級10頭、4等級18頭、3等級4頭で、上物率(4・5等級率)は、87.5%でした。
 当課は、各農場への出品牛希望調査に基づいて、各農場で肥育牛の外貌や体測値を確認したうえで出品牛を割り当てていくこと、いわゆる「選抜」がおもな活動となるので、上物率は気になります。目標を85%以上にしていたので、なんとかクリアすることができました。

 選抜に関わっていると、共進会に選んだ牛よりも、一般出荷に回した牛の方が良かったりすることがあります。精進、精進・・・

長妻武宏

島根県の長妻です。畜産が専門の普及員ですが、過去には、イノシシの研究などもしていました。島根農業の応援団員になりたいと思っています。

島根県
長妻武宏

しまね和牛の種牛展示会

2018.02.13

 しまね和牛の種雄牛展示会が、雲南市の島根県畜産技術センター育種改良部で開催されました。
 畜産の普及員をしていると、農家から「この牛に何付けたらいい?」と尋ねられることが多いわけですが、バシっと! 直球で受け答えできる普及員は少ないと思います。

 血統や肉質、体型などさまざまな要因があって、決めづらいというのが本音です。しかし、島根の(畜産)普及員が島根の種雄牛を知らないでは、ちょっと恥ずかしい。そこで、この展示会を普及員の研修会に位置づけして「種雄牛をみて、説明を聞く」勉強会としました。一度で覚えることは無理ですが、覚えるきっかけになって欲しいと思います。


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左 :観覧の様子 / 右 :久茂福号の展示


 10年ほど前に、育種改良部の職員として雄牛の選抜に関わっていましたが、当時選抜した牛はすべていなくなっていました。名牛を発掘できなかったということです。それにしても、最近、種雄牛の名前を忘れることが多くなりました。
 現在県内では、優秀な種雄牛として「久茂福」号の利用が増加中ですが、県外へも、事業団から販売されています。

長妻武宏

島根県の長妻です。畜産が専門の普及員ですが、過去には、イノシシの研究などもしていました。島根農業の応援団員になりたいと思っています。

青森県
田島聖一

ながいもの収穫が始まりました!

2018.02. 9

 青森県の特産品である、ながいもの収穫が始まりました。
 今年の収穫は11月中旬から始まり、生産者は管内各地でトラクター・油圧シャベルを使いながら掘取り作業に励んでいます。

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ながいも収穫機(左)と 収穫作業(右)


 ながいもは、茎葉が黄色くなり完全に枯れ上がってからが収穫適期です。掘取りが早いと、調理した際に、ながいもにえぐみが出たり、褐変しやすくなります。農協指導員と普及が連携し、掘取調査を行いながら、収穫開始日を決めています。


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大きさ・品質共に、すばらしいながいもが収穫できました


 今年は夏場の不順天候等、不安はありましたが、長さ・太さともに申し分なく、品質の高いながいもが収穫できました。

田島聖一

青森県上北地域県民局地域農林水産部農業普及振興室に配属となり3年目。前職は農協職員として販売業務を中心に産地形成に携わる。野菜・果樹・花きの基本を先輩から教えていただき、現場を通じて日々勉強中。

島根県
長妻武宏

「中間検討会」でキャベツの排水対策を検討

2018.02. 8

 私が所属する技術普及部で、中間検討会が開催されました。
 普及計画について、年度の中間に検討する会なので「中間」と銘打っていますが、県内9カ所の地域普及部(支所)の検討会が10月に開催されるため、当部の検討会は例年11月になります。


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栽培状況を説明する宮崎専門普及員


 検討会では、全国農業システム化研究会で取り組んでいる「水田でのキャベツ生産における排水対策」も、課題として取り上げられました。
 昨年度は湿害で、商品としては、ほとんど収穫ができなかったキャベツですが、今年度はなんとか売り物になるキャベツができそうだという内容でした。


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穿孔暗渠機カットドレーン(左)と 排水対策をしたキャベツほ場(右)


 年明けにほ場に行ってみると、キャベツが順調に生育していました。
 島根県では、排水の問題が解消すれば、野菜作りがうまくいく農地が多くあるため、この技術に期待が寄せられています。
 そして、もうひとつの問題として、労働力不足があげられます。労働力が年々弱体化しているため、さまざまな農産物生産において、機械化が望まれています。

長妻武宏

島根県の長妻です。畜産が専門の普及員ですが、過去には、イノシシの研究などもしていました。島根農業の応援団員になりたいと思っています。

青森県
田島聖一

自動操舵トラクターによるごぼう収穫作業

2018.02. 7

 10月26日、JA十和田おいらせ農業技術センターにおいて、自動操舵トラクターによるごぼう収穫作業を行いました。


 こちらでは、以前紹介した全国農業システム化研究会の事業を活用し、複数の排水対策技術の組み合わせにより、ごぼうの生育、収量に及ぼす効果を検討しています。

 今回のごぼうの収穫作業は、トレンチャー耕起作業で使用した、自動操舵トラクターで収穫作業を行います。前回、作業を行ったGPSのデータを活用し、収穫・旋回作業を自動で行う事ができます。

 実証区と対照区は手掘りで収穫し、後日発表用に調査を行います。排水対策技術により、生育にどのような差が出るのか、結果が楽しみです。


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左 :ごぼう収穫作業中 / 右 :実証区と対照区は手掘りで収穫

田島聖一

青森県上北地域県民局地域農林水産部農業普及振興室に配属となり3年目。前職は農協職員として販売業務を中心に産地形成に携わる。野菜・果樹・花きの基本を先輩から教えていただき、現場を通じて日々勉強中。

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