普及指導員が現場で活躍する日々をレポート
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◆2016年10月

埼玉県
九十九薫

越生町の農業女性がゆずの勉強会実施

2016.10.19

 川越農林振興センターでは、越生町のゆずを栽培する農業女性に対して、平成28年10月11日(火)に施肥の勉強会を開催しました。


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勉強会のようす


 勉強会では振興センターの職員から、土壌診断の項目についての講義を行った後、診断結果に基づいて、個々のほ場の施肥管理について個別面談を行いました。参加者の皆さんには土壌診断の必要性について理解を深めていただけました。

 この会はまだ栽培経験の浅い農業女性に対して、ゆずの栽培についての知識を深めていこうと開催されました。
 農林振興センターでは今後、せん定勉強会を企画しており、やる気のある農業女性を支援していく予定です。

九十九薫

埼玉県川越農林振興センター 新規就農・法人化担当の九十九(つくも)です。6次産業化担当です。埼玉県入間郡の農業情報をお伝えしたいと思います。

佐賀県
平野稔邦

普及活動へのタブレット端末の活用法を講演!

2016.10.17

 9月29、30日に、普及活動の創意工夫・改善や独創性に富む優良事例を各県代表が発表する、「第4回農業普及活動高度化発表会」が開催されました。
 その中の記念講演として、タブレットを先駆的に導入した佐賀県を代表し、「タブレット情報端末の普及指導への活用法」と題した講演をしてきました。


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 普及活動の優秀な成果を発表する大会の中で、「普及活動にどのようにタブレットを活用しているか」という、あくまでも普及活動の手段を講演するのは若干気が引ける思いでしたが、テレワークの一環として導入された経緯から、実演を主体に、普及活動で利用しているアプリの説明まで、持ち時間いっぱいで、なんとか講演することができました。


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左 :モバイルワークの効果について説明
右 :地図情報が付与された圃場の画像を地図上にマッピング


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普及現場での具体的な活用方法を説明。現地研修会での活用状況(左)と圃場の調査内容の記録について(右)


 導入を検討されている県の方々から数多くの質問を受け、多くの方々に興味深く受け止められているのだと感じました。

 先進的に導入している佐賀県の普及員としては、さらにタブレットの利用価値を高めて、普及活動を効率化・高度化していく必要を感じた大会となりました。

平野稔邦

佐賀県佐城農業改良普及センターで果樹を担当しています。佐賀県ではテレワーク推進の一環で普及指導員は、一人一台のタブレット端末を持ち日々の普及活動に活かしています。タブレットを活用した普及活動を中心に、産地の動き等を紹介します。

青森県
伊藤和彦

岩手県のピーマン生産を学ぶ

2016.10.11

 十和田おいらせ農協のピーマン生産者が、栽培技術の向上と産地振興を図るため、東北でも有数の大産地である岩手ふるさと農協(奥州市)で視察研修を行いました。


 視察先では、まず選果施設で、産地づくりの経緯について説明を受けました。
 現在の生産者数は約300名、出荷額約5億円で、選果施設はピーマン生産を始めた昭和53年から、わずか2年後の昭和55年に導入されました。袋詰めの労力負担がなくなり、その労力を活用して規模拡大を図ったため、急速に産地の栽培面積が拡大したとのことで、自分で選別して段ボール詰めを行っている十和田おいらせ農協の生産者は、共同選果の必要性を強く感じていたようです。


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左 :選果場で説明を受ける部会員 / 右 :熱心に質問する生産者


 ほ場研修では、露地栽培でありながら、かん水設備を設置し、通路にはマットを敷いて非常に綺麗な管理を行っていました。栽培のポイントとして、①枝を上に立たせて樹勢を弱くしないことと、②花を落とさないように葉面散布を時期別に使い分けることが重要であるとの説明を受けました。


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通路マットを敷いて綺麗に管理されたほ場


 参加した生産者からは、「今後の産地の方向性について考えさせられた、有意義な研修であった」との感想が得られ、高品質生産と生産拡大に向けた意欲の高まりを感じることができました。

伊藤和彦

青森県上北地域県民局農業普及振興室で野菜の産地育成を担当しております。仕事のストレスを家の家庭菜園で癒し、家庭菜園の疲れを忘れて普及活動を行っております。

大分県
塩崎洋一

加工研修交流会

2016.10. 7

 管内の女性組織で加工施設の視察と、これにあわせて訪問先の女性組織の皆さんとの交流会も行いました。
 加工施設は「エムナイン」というところ。トマト農家の女性達がグループで始め、今では法人経営になっています。
 これまでに、いくつかのテレビ番組でも紹介されたトマトケチャップが主力商品。最初に全国版で紹介された時は、電話対応でとんでもないことになったそうです。


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施設の中には入れませんので、外からの説明になります


 ケチャップの始まりは、出荷できずに廃棄していたトマトを利用したこと。今では年間を通じて、ケチャップだけで40t使っているとか。生産農家さんは助かることでしょう。
 当初はトマト農家さんだけでやっていましたが、最近は製造作業でパートさん、販売対応と事務方で事務員さんを雇っているとか。トマトの生産もさることながら、加工部門でも地域貢献をされています。


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真ん中の「焼き肉のたれ」が超おすすめ、です。時々箱買いしています


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午後は経営研修会。「学生の時以来、メモとりまくった~」との感想も・・・・

塩崎洋一

昭和63年に大分県で普及員として奉職。 令和4年3月に早期退職して農業に踏み込み始めたが、普及現場の要請により中部振興局を舞台に、普及活動の第二幕が上がった。臼杵市在住。

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