やまのいもの先進地視察研修を行いました
2016.09.29
やまのいもの生産振興を図るため、9月7日(水)にJAゆうき青森の生産者と先進地視察研修を行いました。
やまのいもは、つくねいも群に属する丸い形状のいもで、管内では十和田市や七戸町で栽培されています。しかし、近年生産者の高齢化が進んでおり、産地維持のための作業の効率化が大きな課題となっています。
そこで、昨年から農協と農業普及振興室が協力して実証展示ほを設置し、省力技術の普及・拡大に取り組んでいます。
展示ほでは、畦にマルチを被覆し、種子用の切片を直接定植する「直接定植栽培」を実践しています。一般に行われている芽出し作業(※)と除草作業を省略するとともに、土壌の乾燥防止による生育の安定化の実証を進めているところです。
※ 種子用の切片を床土に伏せ込む
今回の先進地視察研修では、すでに「直接定植栽培」が普及しているJA八戸に出向きました。生産者からは、管理作業や使用資材について多くの質問が出されるなど、作業の省力化に向けた意欲の高まりを感じることができました。
左 :葉の色や、茂り、厚みを確認する。申し分のない状況
右 :次年度への意欲が高まる生産者
今後は、管内に設置した直接定植栽培の実証展示ほを活用しながら、よりよい栽培技術の導入による高品質のやまのいも生産に向け、農業普及振興室がリーダーシップを発揮し、生産者や農協を支援していきたいと考えています。