恒例となっている「食べる・たいせつフェスティバル」(主催:コープさっぽろ)が、去る10月中旬に函館市で開催されました。このイベントに道南有機農業ネットワークが参加し、有機農業のPRと農産物の販売、消費者との交流を行いました。
道南有機農業ネットワークと言えば、「書店で有機農業マルシェを開催」の活動が記憶に新しいのですが、函館市の消費者の方々も覚えていて下さった方がいらっしゃいました。
当日、道南有機農業ネットワークからは、4戸1グループが有機農産物の販売と有機農業をPR。このブースを訪れた消費者の方から、9月の大型書店でのマルシェの話題が自然に出て、思っていなかった展開に出店者も関係者も「あぁ~!! あの時に来て頂いていたのですね~」と、妙な盛り上がりをみせました。
左 :昨年を上回る3千人以上の来場者で、会場も有機農業のブースも終日にぎわいました
右 :有機栽培の新米やかぼちゃの試食の提供も、消費者との会話を盛り上げました
このイベントに参加するようになって4年目。回を重ねるたびに、その都度「点」として足跡は残っており、それが線につながっていく...と思っています。
しかし、今回のように期日が近くて場所(会場)が違う活動の「点」は、消費者の記憶に色あせずに残っており、その記憶の中に次の「点」を落とすことによって、確かな記憶として保存されるものと感じました。
ただ、この色あせていない記憶が、確かな記憶として保存されるか、消去されてしまうかは、「次の点」の落とし方次第...の怖さもあります。今回は、農産物の味という助っ人もあり、確かな記憶として保存された...と信じたいと思います。
次は、この「線」を「面」に発展させることを考えなければなりません。
「点から線へ、線から面へ」...。言うのはカンタンですが、実行は難しく、でも、少しでも実感があると"こんな楽しい活動はない!""普及事業バンザイ!!"とまで思ってしまいました(^^;)
平成24年から檜山農業改良普及センター所属。25年度に高付加価値に係わる仕事に変わりました。北海道に新幹線が来るのも間近!北海道の入り口で地域農畜産物の付加価値向上に邁進します。