書店で有機農業マルシェを開催
2015.10.14
北海道はその冷涼な気候の特徴を活かして、クリーン農業や有機農業を推進しています。
特に、有機農業者は各地でネットワークによる研さんや情報交換を進めています。
渡島と檜山の有機農業者で構成される「道南有機農業ネットワーク」は、今年初の取組として、『有機農業マルシェ』を函館市内の大型書店で実施しました。
左 :書店の一角に現れた「有機農業コーナー」
右 :コーナーの右手に有機農産物の販売、左手奥には有機農業を体験するコーナーを設置
書店内の一角に設けられた有機農業コーナーには、有機農産物のマルシェと、有機農業に関する農産物や土壌・肥料等の展示物、DVD、書籍等が展示されました。
会場を訪れた人達は、農産物を購入するだけではなく、有機農業を見て、触れて、香って・・・と、有機農業を体験し、学ぶことができました。
左 :親子で熱心に顕微を除く姿も見られました。
右 :有機農産物の販売コーナーにもたくさんのお客様が...
そして、店内のレストランでは、これ!
有機農産物を使った「オーガニックプレート」です。お米、豚肉、各種の野菜・・・ほとんどが有機農産物で調理されたこのランチメニューは、1日30食限定で提供されました。
"素材の味を感じられ、とてもおいしい"と好評の、このランチメニューは短時間で完売しました。
この書店でのマルシェは2日間開催され、有機農業ネットワークとしても、私達関係者としても、新しい発想での活動展開となり、当日出展した農業者も手応えを感じた2日間になったようでした。また、書店としても、この取組への評価は高く、これからの発展を期待される活動となりました。
最後に、少し余談ですが・・・
レストランやカフェのある"都会のおしゃれな本屋さん"に、"農家のイカツイ親父"は何とも言えず似合わなく(^^;)、「われわれ農業者側にもTPOに応じた顧客対応(?)が必要!」との話で盛り上がりました。今後、農業者側が学ばなければならないことは、農業以外の各方面に渡り、幅広くありそうです・・・(^^;)