就農準備研修会
2015.04.27
今年度、3年目の管内です。新しい後輩もやってきましたので、またまたがんばっていきます。
さて、新年度も早々の時期ですが、来年度に就農予定のみなさんへ、研修会を開催しております。毎月行って都合10回ほどですが、そのうち、5回は農業経営講座の枠があります。約1時間。自作のテキストで行いますが、テキストにはおおよそ併せた内容で、実戦論の講義です。みなさん、真剣なまなざしでした。
そしてこのテキストですが、数年前に農業大学校の経営講座を受け持った際に作ったものです。概略は以前『技術と普及』で紹介して頂きました。
経験則に基づいて、農業経営の現場ではこのようなことが起きる。そうした問題はこのように解決する。そんな場面で役立つような考え方やノウハウを集めたつもりですが・・・・。
学術的な見方をすれば、何ともつまらないモノかもしれませんが、普及活動の実戦論だと見れば、役立つところもあるかもしれない、と思いつつ、初日を終えました。
今回も、最初のつかみは、もちろん、テキストには書けない実戦論からです。
ところで、経営のなんぞやを話すたびに考えることがあります。農業の担い手確保という課題解決の出口です。果たして確保育成すべきは、①経営者なのか②生産者なのか、はたまた、③農場で必要な労働力なのか・・・・。この課題解決のめざすところが組織内であやふやに感じるのは、私だけなのでしょうか。
①②③の意味合いの違いが大切なんだと常々思っている次第です。