牛舎改造
2014.08. 5
わが管内の和牛の肥育農家さん、実は1戸です。
その農家さんは共励会などで上位入賞をされたこともあるのですが、その性格ゆえか、飼養管理方法が昔ながらのままなのです。
以前、広域普及指導班肥育担当の頃、この農家さんの牛舎を改造して、飼養管理しやすい、牛のストレスを軽減できるようにしたことがあります。そんないきさつもあって、今回、「塩崎さん、この牛舎を何とかできないかなあ」との相談を受けました。
もちろん、条件付きです。工務店ではないので、いつもいつもはできません。時間のある時に、基本自分でやるのをお手伝いするのなら、ということで始めました。
1頭ずつ、つないで管理しているのをつながずに、牛さんが牛房内で自由に動けるようにしてあげたい、とのことです。すべての牛房ではとてもできません。廃材の鉄枠を利用して、牛舎の中の1列、10頭分をやることにしました。
鉄枠を立てて、番線で縛りつけます。筋交いの入れ直しもしました
手前の柱の横から向こう側の柱に向けて、カンヌキを差し込むようにします
農家さん自身、年も年です。後継者もいません。本人がこれで少しでもやる気が出て、そろそろ経営を止めようかという話が、あと5年でも10年でも延ばしてもらえるなら・・、という気持ちです。
普及活動とはいえ、基本は行政施策の下で活動しています。本県でも、粗生産額の向上や担い手の確保など、いろいろな施策や目標が打ち出されています。ですから年間数千万円の粗生産額が、一人役の普及活動で確実に維持確保できるならしめたものだと思っています。
完了したら、またお知らせします・・・・。