普及指導員が現場で活躍する日々をレポート
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◆2012年6月

富山県
柳瀬美智代

大豆栽培の効率アップ!

2012.06.25

 大豆の播種作業実演会を開催しました。
 富山県の大豆の単収は、1987年の270kg/10aをピークに近年では140kg/10a(農林省作物統計)と減少傾向にありますが、その原因のひとつとして、播種時の排水不良による苗立ちや生育量の不足が上げられます。
 そこで、改良型アップカットロータリーを用いた大麦跡大豆の耕うん同時畝たて播種作業について、実演会を開催しました。


  
実演会
北陸農研センターの職員が講師です。この日は、農家17名、JA職員18名と、関係者も含めて約50名が参加しました。 



砕土率87%、すごい!
前日の降雨で、圃場に水がたまっている状態でした。それでも、87%の砕土率は驚異的です。


 新聞3社が取材にきました。新聞を見て、問い合わせが8件。あらためて、マスコミの影響力を実感しました。普及活動を効率的にすすめるための強い見方です。

 改良型アップカットロータリー耕うん同時畝たて播種技術は、全国的には普及が進んでいるようです。隣県の新潟県では3割とのこと。富山県では、まだ数%程度。安定生産に向けて、このような新技術の普及を進めていきたいです。

柳瀬美智代

富山県高岡農林振興センターで、地域担当しています。地域担当の役割は主穀作(水稲、大麦、大豆)の技術改善や集落営農等の組織化など、地域全体のコーディネートです。

長野県
平谷敏彦

トルコギキョウの巡回指導会

2012.06.19

 トルコギキョウは長野県を代表する切り花品目ですが、6月18日、塩尻市の農家の皆さんを対象に巡回指導会が開催されました。
 今回のテーマは側枝の整理。現在長野県では、全農長野さんを中心に、県下JA統一した規格で出荷する動きがありますが、今回はその規格に沿った側枝整理の方法をみんなで検討しました。


 日ごろ、普及指導員の資料は字が多くて難しい、との指摘を受けることがあります。
私もどちらかというと、手っ取り早く字で埋めた資料を用意しがちですが、今回はちょっとがんばって、農家の皆さんにわかりやすい図を用意して、指導会にのぞみました。



労作? 


  
左 :みんなで芽整理の実習中 / 右 :順調な生育です


 暑いハウスの中でしたが、私の説明を聞いた農家の皆さんは熱心に実習に取り組んでいました。
今日側枝整理をしたトルコギキョウは、7月中旬から出荷が始まります。

平谷敏彦

25年4月から諏訪農業改良普及センター勤務、20年ぶりに戻ってきた職場です。慣れない次長職で事務に追われる毎日ですが、花の現場に出ると元気をもらえます。

富山県
柳瀬美智代

大麦の刈り取り時期を迎えました

2012.06.13

 富山県では、大麦の刈り取り時期を迎えています。
 今年は積雪期間が長く、成熟期が平年より2日程度遅くなりました。
 刈り取り作業の出役計画を組むために、いつ、刈れるの? と相談が多くきます。
 県では、刈り取り時期を「子実水分が30%を切ってから」と指導しています。子実水分が30%以下とはどんな状態? を目でわかりやすく説明するために、資料を作成しました。



「大麦子実水分変化と黄化状況」 わかりやすいと評判です



現場での刈り取り時期指導。このほ場は、あと4日程度で刈れますよ!


  
左 :カラスノエンドウの抜き取り。種が混ざらないように、刈り取り前に抜き取りします
右 :コンバイン刈り取り。今年は結構とれそうですね


 大麦の刈り取り、水稲の溝掘り、大豆の播種と、忙しい時期です。雨が降らないように(適当に降ってくれるとうれしい)願っています。農作業事故に気をつけて、がんばりましょう。

柳瀬美智代

富山県高岡農林振興センターで、地域担当しています。地域担当の役割は主穀作(水稲、大麦、大豆)の技術改善や集落営農等の組織化など、地域全体のコーディネートです。

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