普及指導員が現場で活躍する日々をレポート
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◆2011年3月

秋田県
高橋一子

農業の道を進む

2011.03.28

blog_hukyu_takahashii3_1.jpg今回は、管内の農家で研修している未来の担い手と受入農家を紹介します。

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研修生の中嶋さん(37歳)は、地元JAの職員として働いていました。
農業に関わるうちに、自分でも農業を始めたいと考えるようになりました。
中嶋さんの家は非農家で、資金も農地のあてもありませんでしたが、法人化を目指していた農家から声をかけられ、昨年6月から研修生として農業に従事することにしました。


中嶋さんに声を掛けたのは大館市比内町の渡辺さんです。


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水稲を中心に野菜、山菜、花きを生産する認定農業者として、地元の農業を牽引しています。
中嶋さんの農業に対して真剣に考える姿勢をみていて、声を掛けたそうです。


普及指導課では研修の相談をうけて、大館市で行っている雇用研修事業を紹介しました。
中嶋さんは1年間研修し、修了後は従業員として働いていく予定です。
将来的には独立をめざしますが、いまは渡辺さんの法人化を支えていきたいそうです。
若い担い手の成長が楽しみです。

高橋一子

秋田県の北秋田地域振興局農林部普及指導課兼務で花の担当をしています。主に「トルコギキョウ」を担当しています。 山本・鹿角地域振興局も兼務していますので、活動エリアは秋田県の県北地域全域になります。

沖縄県
照屋清仁

農業青年クラブの食育活動

2011.03.14

前回予告した保育園児の収穫体験&試食会が先日行われました。

畑に植えているものではなく、ポット栽培の葉野菜を6種類用意。
クラブ員がはさみの使い方や収穫方法を教えながら、収穫体験を行いました。


  


最初は恐る恐るでしたが、すぐに慣れて、袋に入りきれないくらい収穫する子ども達が続出しました。
収穫体験の後は、先生達と父母の協力により、葉野菜を利用した料理でのお昼ごはんです。


  


葉野菜はサラダ、豆腐との和え物、肉や魚を包んで食べるなど、みんな残さず食べました。おかわりをする子供もたくさんいました。
「工場見学などはあるが、直接農家と触れ合うことはなかった。いい機会だった」と園長先生からも喜ばれた取り組みでした。


このような農業青年とのふれあいを通して、「農家ってカッコイイ」と、農業をする子ども達が出てきてくれればうれしいです。
今後も定期的に続けていきたいです。

照屋清仁

沖縄県中部農業改良普及センターで新規就農、青年農業者を担当している照屋清仁です。新規就農者や青年農業者が安心して農業を続けられるように支援を行っていきたいです。

徳島県
吉原 均

スワルスキー、始動!

2011.03.10

 先日、促成きゅうりハウスで今シーズン初の天敵放飼が行われ、私も作業体験してきました。
 当管内では、ミナミキイロアザミウマやコナジラミ防除にスワルスキーカブリダニを利用する農家が少しずつ増えてきています。この日放飼作業された農家は、みなさん天敵利用は始めての方ばかり。


「こんな感じでいいの?」
「いやー私も初めてなんで(笑)」

とか言いつつ、思ったより短時間で作業終了。


  
左 :作業は簡単。ちょいちょいっと葉の上に落とすだけです。ちなみに作業者は私
右 :こちらは実施農家の奥様。茶道のお点前を見るかのような、丁寧なお仕事です!


「ご感想は?」
「最初は同じ量でできてたけど、最後はなんやらよう分からんようになったわ!(爆笑)」
「そーですか。まぁ、大丈夫でしょう!」←無責任


こんな感じでスタートした天敵利用。スワちゃんには大活躍していただきたいものです。

吉原 均

徳島県美波農業支援センターの吉原均です。野菜・作物担当で「きゅうり」、「いちご」、「水稲」、「藍」を担当しています。

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