サトイモ「ちば丸」の生産・販売支援活動
2010.11.18
サトイモ「ちば丸」は、日本一のサトイモの産地、千葉県が10年の歳月をかけて育成した新品種です。
県内の主要産地を担当する印旛農林振興センターと香取農林振興センターが連携し、「ちば丸」の生産振興を図っています。
今回は、サトイモ「ちば丸」の生産・販売支援活動について、ご紹介します。
平成22年10月6日、JAかとり園芸部連絡協議会ちば丸部会による「ちば丸」の作柄検討会が行われ、部会員、関係機関合わせて34名が参加しました。
今回の検討会では、「ちば丸」の品質向上を目的に設置した試験ほ場から株を収穫し、慣行栽培との有意性について比較するとともに、12月の販売に向けた生育状況について検討しました。
右 :展示された「ちば丸」を見ながら栽培方法を確認する生産者
夏場の記録的な高温少雨により、かん水できなかったほ場では、生育不良となっているものもありましたが、形状や品質は良好で、昨年多かった「芽つぶれ症」も少ない傾向でした。
また、早期出荷に向けた課題についても活発な意見交換が行われ、作型や食味の検討などさまざまな取り組みについて、挑戦することを確認しました。
平成22年11月13日、香取市において、農産物の宅配事業会社主催による消費者交流会が開催され、47家族、150名のお客様が参加しました。
左 :参加したお客様とスタッフで記念撮影 / 右 :「ちば丸」を食材とした豚汁のサービス
農林振興センターでは、旬を迎えたサトイモ「ちば丸」の消費宣伝を目的に、掘り取った株を展示し、その特徴を説明しました。
さらに、「ちば丸」を食材とした豚汁も振る舞われ、「みて」、「たべて」新品種を堪能していただくとともに、さつまいもの掘り取り体験や大根のお土産もあり、参加したみなさんに喜んでいただきました。