普及指導員が現場で活躍する日々をレポート
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◆2009年4月

北海道
田所由理恵

季節でクルマも衣替え!

2009.04.21

 4月も中旬になり、春の日差しが日に日に強くなって来ました。

 そんなある日、一台を残して、普及活動と私達の命を守る(?)公用車のタイヤ交換を一斉に行いました。我が普及センターには8台の公用車があります。職員一同(所長も!)で、冬用から夏用へ、タイヤとワイパーを交換。交換したタイヤは洗って保管します。
 農業機械の整備点検&コスト低減を進める普及センターですから、公用車の整備点検&安全使用によるコスト低減にはぬかりはありません!(…疑ってますか??)。


  
    

 安全運転はもちろんですが、燃費の差を考慮した班への配車、こまめな点検、表技&裏技(?)を駆使して、普及センターを上げての安全運行とコスト低減に取り組んでいます。


 ところで、このタイヤ交換、実は自動車運行のOJT研修にもなっています。エンジンルームを開けて、点検の「いろは」や、公用車ごとの特徴や注意点と、車に関する予備知識まで、以前から勤務する職員から転入者へと引き継がれていきます。

 たかがタイヤ交換、されどタイヤ交換・・・。私達の活動には色々な面からも、欠かせない一つの行事です。これから、夏の装いになった公用車で、事故なく普及活動を進めていきたいと思います。



 タイヤ交換が終わった日の夜、気温はマイナスとなり、札幌市では雪が降るという空模様となりました。残した一台の交換はもう少し先になりそうです。

(文中の画像をクリックすると大きく表示されます)

田所由理恵

平成24年から檜山農業改良普及センター所属。25年度に高付加価値に係わる仕事に変わりました。北海道に新幹線が来るのも間近!北海道の入り口で地域農畜産物の付加価値向上に邁進します。

徳島県
吉原 均

れんこん新品種育成への取り組み

2009.04. 9

 今回は「れんこん」の話題です。ちょっと数字は古いですが、平成18年産の徳島県栽培面積は559haで、茨城県の1,590haに次いで全国第2位。出荷量においても、この2県で全国の約6割を占めています。


 みなさんはこの2大産地のれんこんの違い、ご存じでしょうか。
 それは形。関東では団子がつながったような形が好まれるのに対し、関西では細長い形が好まれるため、作っている品種が全く違うのです。

 徳島でメジャーな品種は「備中」。収量が多く、れんこんの形状も美しい品種です。しかし晩生種であるため、れんこんが太る頃に台風の被害を受けやすく、また、腐敗病という病気にあまり強くないという欠点もあります。

 そこで徳島県では、備中に代わる新品種の育成に取り組んでいます。私は研究部門にいた頃、れんこんの育種にも携わっていたので、今でも時折検討会などに出席しています。今回は生産者の方やJA等が参加する選抜作業に加わりました。


選抜作業前の打ち合わせ  交配した種子から育てて1年目のれんこんがズラリ。こちらは後日選抜するそうです
左 :選抜作業前の打ち合わせ / 右 :交配した種子から育てて1年目のれんこんがズラリ。こちらは後日選抜するそうです


今回は2年目のれんこんについての選抜です  今回一番評価が高かったれんこん。今後さらに規模を広げて選抜が行われます
左 :今回は2年目のれんこんについての選抜です/ 右 :今回一番評価が高かったれんこん。今後さらに規模を広げて選抜が行われます


 選抜とは、交配して出来たものの中から、優良なものを選び出すことを言います。
 経験がモノを言う作業ですが、研究所には、れんこんの善し悪しが分かるだけの経験を持った研究者がいないため、生産者の方達にご協力いただいています。とはいえ、畑で育ったものと小さな容器で育ったものでは、だいぶ様子が異なります。みなさん苦戦されていました。
 が、その甲斐あって、無事に次の段階に進むれんこんを選抜することができました。

 このように、れんこんの新品種育成には現場と普及、研究機関が一体となって取り組んでます。いつの日か必ず、新しい品種がみなさんの食卓に上ることでしょう。ご期待下さい!


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吉原 均

徳島県美波農業支援センターの吉原均です。野菜・作物担当で「きゅうり」、「いちご」、「水稲」、「藍」を担当しています。

北海道
田所由理恵

北海道にも春が来た

2009.04. 3

 みなさん、はじめまして!北国北海道にも春の香りを感じる季節になりました。
 私が勤務する日高農業改良普及センターは北海道の南西部、日高支庁のほぼ中央「新ひだか町」にあります。
 日高地方は、南北に連なる日高山脈を背に、雄大な太平洋を望む風光明媚な地域で、国内生産頭数の約80%を占める軽種馬を始め、稲作、園芸、畑作、酪農、肉牛など、様々な農業が行われています。

 ここから楽しい北国情報(?)をお伝えできれば…と思いますので、どうぞよろしくお願いします。

新ひだか町HPより
新ひだか町HPより



この季節はかわいい「とねっこ(仔馬)」が牧場にたくさん!保温のため馬服を着ています

 さて、雪解けもすっかり進んで、農家の皆さんは春の農作業が、普及センターは新年度が始まっています。
 人事異動により慣れ親しんだ普及員が転勤してしまうことを惜しんで下さる農家の方も少なくないですが、新しく着任した普及員が地域農業にも、普及センター所内にも新しい風を吹き込んでくれます。

 今年はどんな風が吹き込まれ、どんな活動ができるのか…ご期待下さい!!

田所由理恵

平成24年から檜山農業改良普及センター所属。25年度に高付加価値に係わる仕事に変わりました。北海道に新幹線が来るのも間近!北海道の入り口で地域農畜産物の付加価値向上に邁進します。

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